著者
市川 尚 宮澤 芳光 川村 和也 佐々木 研弥 福岡 寛之 大信田 康統 阿部 昭博
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.3, pp.1-6, 2009-09-07
参考文献数
7
被引用文献数
2

本稿では,筆者らが 2007 年度までに平泉町毛越寺をフィールドとして開発してきた Bluetooth 携帯電話による UD (ユニバーサルデザイン) 観光情報システムを,異なる観光地である歴史公園えさし藤原の郷に適用した結果について報告する.なお,UD 観光情報システムとは,UD に配慮し,ユーザ特性に応じて観光情報を提供するシステムである.適用に際し,システムに行った拡張は,ゾーンやエリアという概念の導入,ルート案内機能の追加,コンテンツ管理部の試作であった.社会実験の結果は概ね好評であったが,操作性を中心に課題も残った.This paper reported the result of applying the UD (Universal Design) tourist information system using a bluetooth mobile phone which we developed it at Hiraizumi Motsuji temple by 2007 to other different tourist site, Fujiwara Heritage Park. This system presents a tourist information corresponding to user's characteristic in the consideration of UD. The expansions of this system were the addition to the concept of zone and area, the route guidance function, the contents management part. Satisfactory results in the social experiment were obtained, but there still remains some problems about an operability.
著者
宮本 真由子 福田 綾 福田 裕償 福岡 寛子 横井 恵理子 大八木 知史 坪内 弘明 筒井 建紀
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.388-393, 2015

症例は32歳,3経妊未経産.稽留流産,人工妊娠中絶術による2回の子宮内容除去術後,異所性妊娠による片側卵管摘除術を経て,今回凍結胚移植により妊娠成立した.妊娠8週に性器出血にて来院し,超音波検査にて巨大絨毛膜下血腫と診断されたが,巨大絨毛膜下血腫は縮小せず,持続する性器出血により高度な貧血を呈したため入院となる.鉄剤投与により保存的に経過観察されていたが,妊娠20週にコントロール不可能な多量の出血が持続したため,妊娠継続は困難と判断,ゲメプロスト腟剤による人工妊娠中絶術を行うに至った.頸管拡張術中に再び多量出血し母体が一時ショック状態になった.児娩出後にも胎盤遺残を伴った性器出血が続いたため子宮内容除去術も行い,誘発分娩開始から胎盤娩出までの出血量は約3000ml,濃厚赤血球12単位,新鮮凍結血漿4単位を輸血した.近年,絨毛膜下血腫はIVF妊娠で血腫発症率が上昇するとの報告もあり,今回の巨大絨毛膜下血腫と大量出血の原因としてIVF妊娠が関与している可能性が考えられた.〔産婦の進歩67(4):388-393,2015(平成27年10月)〕
著者
岡崎 平美 福岡 寛
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.175-176, 1993-09-27

従来、メインフレームで実現していたDB/DCシステムの機能を踏襲し、安価で、スケラビリテイの高いシステムをUNIX上で実現する分散TPモニタ"BeTRAN"を開発した。BeTRANの通信サーバ機能の実現においては既存システムとの接続性を重視し、かつ、クライアント/サーバシステムとのメッセージ送受信を容易にしている。また、プロトコル支援のためのツールキットとして各種通信ライブラリを提供し、多種多様なプロトコルへの対応を容易にした。本稿ではその通信サーバ機能の実現方式について報告する。