著者
植月 悠記 渥美 友喜 倉鋪 圭太 菅原 宏 大場 優人 前田 元気 福水 洋平 深尾 隆則
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.1155-1160, 2021 (Released:2021-10-07)
参考文献数
10

オフロード環境下では,白線などは存在せず,道路の境界はセンサにより検出される.その境界は滑らかではなく検出された境界に基づく自動操舵制御には問題がある.本論文では,非線形重み付きのPath Followingを提案する.提案手法により車両は走行可能領域内で滑らかにかつ安全に走行できることを確認した.
著者
菅原 宏祐
出版者
公益財団法人 腸内細菌学会
雑誌
腸内細菌学雑誌 (ISSN:13430882)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.179-185, 2017 (Released:2017-11-03)
参考文献数
24

近年の研究からヒトの腸内には固有の腸内細菌種が生息しており,腸内菌叢として様々な疾病と関連することが示されている.Bifidobacterium属細菌は,ヒト腸内菌叢の主要構成菌属であり,有益な生理機能が多数報告されている.一方,Bifidobacterium属細菌には多くの菌種が知られており,ヒト常在性ビフィズス菌(Human-Residential Bifidobacteria, HRB)とそれ以外のビフィズス菌(non-HRB)に分けることができる.筆者らは HRBの特徴とその生理機能の機序解析に焦点を当てた研究を行った.HRBとnon-HRBの本質的な差異として葉酸産生能を比較した結果,HRBはnon-HRBと比較して葉酸産生能が高いことを見出した.さらに,HRBに属するBifidobacterium longum subsp. longum BB536における生理機能の分子機構をメタボローム, メタトランスクリプトーム,メタゲノム解析からなるマルチオミクス解析を用いて解析した.その結果,B. longum BB536は腸内細菌との相互作用により腸内代謝産物へ影響を及ぼすことが示された.これらの結果から,ヒト常在性ビフィズス菌は直接的に代謝産物を産生するだけではなく,腸内細菌種の構成および活性に作用することで腸内環境を変化させ,宿主の健康状態に影響を与える可能性が考えられた.
著者
福岡 健吾 佐藤 中 長瀬 勇人 菅原 宏文 成田 知宏 水野 豊
出版者
南江堂
雑誌
臨床雑誌外科 (ISSN:0016593X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.8, pp.876-879, 2019-07-01

直腸異物はしばしば救急外来で遭遇するが,異物の種類や形状,異物の位置などにより状況は多岐にわたる.したがって,定型的な対処法というものはなく,症例ごとの対処が必要となる.摘出困難例では開腹手術を余儀なくされることがあるが,工夫により経肛門的な摘出が可能となる場合がある.今回われわれは,経肛門的に挿入された異物の2例に対し児頭吸引器を用いた.本法に関して文献的考察を加えて報告する.
著者
菅原 宏道
出版者
東北大学文学会
雑誌
文化 (ISSN:03854841)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.368-354, 2012