著者
藤井 千春
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2008

制度:新 ; 報告番号:乙2185号 ; 学位の種類:博士(教育学) ; 授与年月日:2008/11/25 ; 早大学位記番号:新4891
著者
藤井 千春
出版者
岩手県立博物館
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2011

アオメエソ属(Chlorophthalmus)魚類のマルアオメエソ(C.borealis、通称メヒカリ)の発光の研究は、肛門周辺の発光器に発光バクテリアを共生させていること以外殆ど行われていない。本研究では、発光器がありながら発光が確認されていないマルアオメエソの発光を、ふくしま海洋科学館で飼育されている個体を用いて高感度CCDにより微弱な発光点として世界で初めて撮影した。また、摂餌等で運動が活発になる午前0時頃にやや強い発光を確認した。平成23年度学術研究調査船淡青丸の研究航海で、高速仔稚魚定量採集ネット(MOHTネット)及びビームトロールを用いた黒潮流域の採集調査を実施した。マルアオメエソの着底期稚魚と親魚を採集することはできなかったが、船上での高感度CCDを用いた暗視野での撮影方法を確立した。静岡県沼津市戸田沖で採集されたマルアオメエソ成魚の発光器切片標本をミクロトームで作製し、顕微鏡で観察・記録写真の撮影を行った。その結果、この魚の原始的な発光器には発光バクテリアをほとんど確認することはできなかった。進化の過程で微弱な発光に意義があるとすれば、成熟の度合いと発光バクテリア量に何らかの相関関係がある可能性が示唆された。さらに、東京大学大気海洋研究所(猿渡敏郎)、ふくしま海洋科学館(山内信弥)と協力し学際的な共同研究を行い、マルアオメエソに対する社会認識を向上させるために、インターネット上の日本魚類学会ホームページでの研究紹介を介して、研究成果を発信した。本研究は、従来の固定標本を用いた発光器構造研究だけではわからないマルアオメエソの発光を伴う行動生態を、飼育下での高感度CCDを用いた暗視野での撮影記録により解明に一歩近づいたことに意義がある。平成22・23年に日本魚類学会例会で口頭発表した成果は、岩手県立博物館平成25年度企画展においてパネル・標本展示のみならず動画による情報公開することが決定している。
著者
藤井 千春
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.84, pp.131-136, 2001-11-10 (Released:2009-09-04)

この著は、著者・田端健人氏が、一九九八年九月に、東京大学大学院教育学研究科に提出した学位請求論文「ハイデッガーの詩作的思索による詩の授業の解明」を補筆・修正したものである、本著では、田端氏の研究テーマ、すなわち、詩や文学作品を教材とした国語の授業において、子どもは語句の意味調べや要約や印象的な鑑賞の次元を超えて、どのようにして作品と出会うのか、作品の世界を「共感的」に生きるとはどのようなことかという問題について、教育実践に基づき、個々の授業での子どもや教師の言葉や活動に即して具体的に究明することがめざされている。
著者
藤井 千春
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.60, pp.16-28, 1989-11-10 (Released:2009-09-04)
参考文献数
10

The problem discussed in this paper is, how does the child's mind work and how does he re-organize his experience through a 'Course of Problem Solving' in Social Studies. The following points will be taken up in connection with an analysis of a 'Nishijin-Ori' lesson in Social Studies by T. Nagata : 1) What is a (problem'?and how does a problem arise? 2) How does 'knowing something' affect the condition of the mind? 3) In what condition is the mind when the 'problem' has been solved? The following points were clarified by this investigation 1) Experiences are organized by a certain way of 'knowing' determined by a certain context.2) Whenever the context changes through the process of 'Problem Solving', the way of organizing experiences also changes.3) By changing the organization of social experience, the child can make decisions based on his position as a member of a certain social group.
著者
藤井 千春
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
2008

制度:新 ; 報告番号:乙2185号 ; 学位の種類:博士(教育学) ; 授与年月日:2008/11/25 ; 早大学位記番号:新4891
著者
藤井 千春
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.84, pp.131-136, 2001

この著は、著者・田端健人氏が、一九九八年九月に、東京大学大学院教育学研究科に提出した学位請求論文「ハイデッガーの詩作的思索による詩の授業の解明」を補筆・修正したものである、本著では、田端氏の研究テーマ、すなわち、詩や文学作品を教材とした国語の授業において、子どもは語句の意味調べや要約や印象的な鑑賞の次元を超えて、どのようにして作品と出会うのか、作品の世界を「共感的」に生きるとはどのようなことかという問題について、教育実践に基づき、個々の授業での子どもや教師の言葉や活動に即して具体的に究明することがめざされている。
著者
猿渡 敏郎 山内 信弥 藤井 千春
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

近年、小型底魚類が未利用水産資源として注目されている。メヒカリ(アオメエソ属魚類)モデル分類群とし、小型底魚類の生活史の解明を図った。マルアオメエソがアオメエソの異名であることが判明した。世界で初めてアオメエソの発光観察と撮影に成功した。アオメエソは、仔稚魚が黒潮に乗り?方海域から輸送され、10-11月ごろ駿河湾内に加入・着底し、翌年湾外へと移動する。本種が、大回遊を行う小型底魚であることが判明した。