著者
小川 直茂 藤田 篤 奥村 和則
出版者
岐阜市立女子短期大学
雑誌
岐阜市立女子短期大学研究紀要 = Bulletin of Gifu City Women's College (ISSN:09163174)
巻号頁・発行日
vol.68, pp.43-52, 2018

We focused on the similarity between “Abstract Approach” in design work and “Comparing Play” in early childhood. Both of them use imagination, and train imagination. So we thought that it would be possible to utilize the “Comparing Play” as an eective method of design education. To verify this hypothesis, we conducted an experiment study using a toy called “LaQ”. As a result of the investigation, it was found that the type of “Abstract Approach” of subjects can be judged by analyzing the process of “Comparing Play” and the deliverables.
著者
五木 宏 竹内 飛鳥 藤田 篤 松原 仁
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.12, pp.1-6, 2010-08-16

我々は,安全なオンラインゲームを確立するための技術開発の一環として,多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム (MMORPG) における現実世界の貨幣による取引 (RMT) の問題の解決に取り組んでいる.本稿では,RMT 実施者の検出の効率の向上を目的として,MMORPG のプレイログデータおよびチャットログデータに基づく統計的な属性情報について述べる.我々は実際の商用 MMORPG のログデータおよび,ゲーム運営者によって発見済みの RMT 実施者のリストに基づいて,実際の RMT 実施者の行動の特徴を同定した.そして,ユーザ集合から,RMT 被疑者を抽出するクローズドテストによって,各特徴の有効性を確認した.今回の調査により,RMT 実施者の役割ごとに,行動やチャットの量に大きな違いがあることが明らかになった.Toward making the virtual worlds of online games reliable, we have been addressing the issues of Real-Money Trading (RMT) carried out in Massively Multi-player Online Role Playing Games (MMORPGs). In this paper, we describe a method for detecting RMT dealers using a set of features extracted from log data of MMORPG. Through the manual analysis of log data of a commercial MMORPG, we identified several numeric features that characterize RMT dealers. We also revealed the significant differences of the volumes of actions and utterances between the roles of RMT dealers. A closed test confirmed the effectiveness of these features on detecting RMT dealers.
著者
佐々木 敏弘 崎山 一幸 弘田 泉生 藤田 篤志 山下 秀和 大森 英樹
出版者
パワーエレクトロニクス学会
雑誌
パワーエレクトロニクス研究会論文誌 (ISSN:09167269)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.27-34, 1998-10-01 (Released:2010-03-16)
参考文献数
2

Simulation technique is quite effective for the most optimized design of an induction-heated(IH) cooking appliance in which both electromagnetic field and thermal flow require to be controled. We developed the system of nonliner analysis for electromagnetic field and thermalfluid by finite element method. By this system it is possible to simulate the behavior of electromagnetic field which causes induced currents and the behavior of thermal fluid simultaneously. This paper presents the results of performance evaluation for the new IH rice cooker as one of the applications of this system.
著者
五木 宏 竹内 飛鳥 藤田 篤 松原 仁
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2010-EC-17, no.12, pp.1-6, 2010-08-16

我々は,安全なオンラインゲームを確立するための技術開発の一環として,多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム (MMORPG) における現実世界の貨幣による取引 (RMT) の問題の解決に取り組んでいる.本稿では,RMT 実施者の検出の効率の向上を目的として,MMORPG のプレイログデータおよびチャットログデータに基づく統計的な属性情報について述べる.我々は実際の商用 MMORPG のログデータおよび,ゲーム運営者によって発見済みの RMT 実施者のリストに基づいて,実際の RMT 実施者の行動の特徴を同定した.そして,ユーザ集合から,RMT 被疑者を抽出するクローズドテストによって,各特徴の有効性を確認した.今回の調査により,RMT 実施者の役割ごとに,行動やチャットの量に大きな違いがあることが明らかになった.
著者
玉川 えり 松岡 有子 角谷 佳城 山田 正一 藤田 篤代 三家 登喜夫
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.247-253, 2023-04-30 (Released:2023-04-30)
参考文献数
23

近年,インスリンアナログ製剤が広く用いられているが,これら使用者の抗インスリン抗体を測定し,その有無と臨床像を検討した.初めてのインスリン治療に際し,同一製剤(ヒト:22名,アスパルト:31名,リスプロ:23名,グラルギン:23名)を1年間以上使用している2型糖尿病患者を対象に,抗インスリン抗体を放射免疫測定法(抗原:ヒトインスリン)で測定した.その結果,抗体陽性者はヒト:0 %,アスパルト:58.1 %,リスプロ:39.1 %,グラルギン:34.8 %であった.アナログ使用者で,体格指数,HbA1c,インスリン治療期間,併用糖尿病薬の有無で補正した検討で,1日インスリン投与量は,抗体陽性群で有意に(p=0.009)多かった.その増加分は陰性群の34.3 %であった.以上より,アナログ使用患者では,かなりの高頻度で抗インスリン抗体が認められ,治療に際しより多くのインスリンを必要としていた.
著者
乾 健太郎 藤田 篤
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5, pp.151-198, 2004-10-10 (Released:2011-03-01)
参考文献数
183
被引用文献数
4 7

意味が近似的に等価な言語表現の異形を言い換えと言う. 言い換え技術とは, 所与の言語表現からその言い換えを生成する言い換え生成技術, および所与の言語表現対が言い換え関係にあるか否かを判定する言い換え認識技術の総称である. これらの技術は, 機械翻訳の前編集や読解支援のための文章簡単化, 質問応答や複数文書要約など, 様々な応用に貢献する応用横断的なミドルウェア技術になると期待されており, 近年研究者の関心を集めてきた.本論文では, こうした言い換え技術について, 工学的研究を中心に近年の動向を紹介する. 具体的には, 言い換えの定義や言い換え技術の応用可能性について論じた後, 構造変換による言い換え生成, 質問応答・複数文書要約のための言い換え認識に関する研究を概観し, 最後に言い換え知識の自動獲得に関する最新の研究動向を紹介する.
著者
藤田 篤
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.18-19, 2015-12-15

自然言語には,同じ意味内容を表わす(同じ言語)の異なる言語表現が多数存在する.このような関係にある表現を『言い換え』と言う.本稿では,Web の検索や質問応答などに必要な言い換え認識技術,テキスト簡単化や要約などで有用な言い換え生成技術の概要を紹介し,最近の研究動向と解くべき課題について述べる.
著者
立石 健二 福島 俊一 小林 のぞみ 高橋 哲朗 藤田 篤 乾 健太郎 松本 裕治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.93, pp.1-8, 2004-09-16
被引用文献数
14

本稿では、Web文書から意見を抽出し、それらをレーダーチャートの形式で要約/視覚化する意見抽出分類システムを提案する。Webの意見は、商品購入の際の情報収集、市場調査等のマーケティング、企業のリスク管理等、さまざまな目的での利用が考えられる。Webの意見の収集/分析に関する研究には2つの課題がある、対象とするWeb文書から意見に該当する箇所を抽出すること、抽出した意見を要約/視覚化することである。本システムは、この2つの課題を3つ組{対象物 属性 評価}のモデルと情報抽出の手法を用いて解決する。本システムを車に関するレビューサイトの100記事を対象として評価したところ抽出精度が適合率82% 再現率52%であり、システムが出力したレーダーチャートと人手で作成したレーダーチャートが類似することを確認した。This paper proposes an opinion extraction and classification system, which extracts people's opinions from Web documents and summarize/visualizes them in the form of "radar charts". People's opinions on the Internet are available for many purposes such as surveys before purchasing products, market research and risk management for enterprises. There are two issues on this area. One is to locate opinion sentences from Web documents, and the other is to summarize/visualize the extracted opinions. The proposed system solves them by employing an opinion model {object name, attribute expression, evaluative expression} and information extraction techniques. The experimental result conducted with 100 articles on the car domain showed that the system performed 82% on precision and 52% on recall, and that both radar charts created by the system and by the hand are similar to each other.