- 著者
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都築 泉
- 出版者
- 一般社団法人 情報科学技術協会
- 雑誌
- 情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
- 巻号頁・発行日
- vol.60, no.8, pp.326-332, 2010-08-01 (Released:2017-04-25)
- 参考文献数
- 4
- 被引用文献数
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1
有料で提供されている特許分析ツールについて,その主な機能により,統計処理型,テキストマイニング型,データベース付随型,独自指標型に分け,それぞれ3〜4種類,合計13種類を取り上げ,(1)提供機関・連絡先,(2)分析対象データ,(3)概要・特徴,(4)処理件数(処理データ量)の上限,(5)利用料金,を紹介する。特許情報分析を行う際には,分析の目的と情報源となるデータの質・信頼性が重要である。対象となる特許データの収集に利用するデータベースに分析機能が付随している場合には,利用条件等が許せば適宜利用し,また,それとは別個に,CSVデータや複数種類のデータベースの検索結果を扱える,汎用性のあるツールも備えておくと大いに有用である。