著者
横山 宏美 金本 勇
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.165-167, 1997-03-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
3

離乳時から嚥下困難を呈した雄のパピヨン種5ヵ月齢, 体重1.1kgに対して, X線透視像ビデオ撮影検査を行った. 輪状咽頭筋の弛緩が悪く, 咽頭の収縮と輪状咽頭筋の弛緩に協調性が認められなかったことから, 輪状咽頭筋の機能障害と診断した. この症例に対し, 輪状咽頭筋切開術を実施したところ, 良好な経過をたどった.
著者
金本 勇 千村 収一
出版者
Japanese Society of Veterinary Cardiology
雑誌
家畜の心電図 (ISSN:02870762)
巻号頁・発行日
vol.16, no.16, pp.52-56, 1983 (Released:2009-09-17)
参考文献数
7

A diagnosis of ventricular septal defect (VSD) was made tentatively in a male rabbit 18 months of age of the Japanese White mixed breed weighing 1. 3 kg. It was based on the results of physical and hematological examinations, radiography, electrocardiography, and phonocardiography. Unfortunately, the animal died after suffering from a defect in left heart angiocardiography. Necropsy revealed that the animal had the membraneous type of VSD.
著者
古澤 賢彦 金本 勇 若尾 義人 高橋 貢 宇根 有美 野村 靖夫
出版者
Japan Veterinary Medical Association
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.48, no.7, pp.501-504, 1995-07-20
参考文献数
16

チャウチャウ系雑種雄犬 (1歳4ヵ月齢) が腹水と徐脈を主徴として来院した. 高度の心拡大をともなう特発性心房停止を認め, 利尿剤投与と腹水の穿刺除去を継続したが, 11ヵ月の経過で死亡した. 剖検では高度の右房拡張が, 病理組織学的検査では心房の脂肪線維化が認められ, 基礎疾患として特発性右房拡張症が考えられた.