著者
岡田 浩 鈴木 渉太
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.93-99, 2020-12-10 (Released:2020-12-30)
参考文献数
11

During the COVID-19 pandemic, community pharmacies provided reliable information to the public as well as masks, disinfectants and drug supplies. This review article first describes the information and support provided to pharmacists and pharmacies by the U.S. CDC, FIP, and Pharmaceutical associations in USA, UK, Canada, and Australia. Lastly, the activities of Kyoto University SPH, which provided information on infection control to community pharmacies in Japan during the COVID-19 pandemic.
著者
山川 紘希 鈴木 渉太 建山 和代 諏訪 由利香 垂井 由季
雑誌
日本薬学会第140年会(京都)
巻号頁・発行日
2020-02-01

目的:近年、日本に住む在留外国人や日本を訪れる訪日外国人が増加傾向にある。さくら薬局京都駅前店(当薬局)には、立地的に多数の訪日外国人が訪れているが、外国語対応の可能なスタッフは常駐していない。そのため、薬剤師と外国人患者間で問題が生じている。外国人患者が安心して薬を使用できるように、昨年に引き続き、より円滑なコミュニケーションを行うための方法を検討し、評価を得た。方法:2019/5/1-9/30までの期間、研究者:鈴木渉太氏が考案したOMOTENASHI (英語、中国語、韓国語、スペイン語、日本語+イラストを併記したツール) アプリ版を導入したタブレット端末を、受付及び投薬窓口において使用した。担当した店舗スタッフに、アプリ使用の有無での患者対応の違いについてアンケート調査を実施した。結果:OMOTENASHIアプリを導入したタブレットの使用により、視覚的に外国人患者に説明内容を伝えることが可能となった。また、対応可能な言語を5ヵ国語に拡張したことで、以前よりも様々な言語の患者に対応することができた。そして、紙媒体からアプリに改良したことで、印刷物の管理に関する手間を軽減することができた。しかし、複数の医薬品が処方された場合には該当する資料を探すのに時間を要し、店舗スタッフへアプリの操作方法を説明するのに時間を要したことから、まだ改善の余地は残されている。考察:薬局において日本語に不慣れな外国人患者へ服薬指導することは、健康被害のリスクを上昇させる危険性が伴う。OMOTENASHIアプリを使用することで、紙で説明を行っていた時よりもより円滑な対応が可能となった。また、使用した店舗スタッフの不安を訴える意見が軽減していたことから、業務負担軽減に繋がる可能性が示唆された。今後は、コミュニケーション力をより向上させる説明ツールの作成が課題である。
著者
鈴木 渉太 岡田 浩 中山 健夫
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.158-160, 2020-12-20 (Released:2020-12-29)
参考文献数
9
被引用文献数
2

著者らは,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関連して,薬剤師から外国人患者への情報提供を支援するために,都道府県のWebサイトから多言語で相談可能な連絡先情報を収集してまとめ,薬剤師向けのWebサイトで紹介した.COVID-19対策を機に,薬局には各施設での外国人対応を見直し,災害時だけでなく日常的にも外国人が安心して利用できる場となるように,受け入れ体制の整備が求められる.
著者
西村 亜佐子 眞田 法子 鈴木 渉太 岡田 浩 芝田 信人
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.117-120, 2023-09-20 (Released:2023-09-22)
参考文献数
14

日本では女性が健康に働き続けるための施策が十分ではない.また,女性自身のヘルスリテラシーが低く,女性特有の心身不調に関する情報へアクセスしづらい問題がある.この現状の中,地域の身近な医療者として薬局薬剤師が,体調に不安を感じる女性のファーストアクセスの場となることが期待される.そこで今回は薬学生を対象に,女性の健康について学ぶ機会を提供するため,女性ヘルスケアカフェを開催したので,これを報告する.
著者
鈴木 渉太 岡田 浩 蓮 行 末長 英里子 大山 渓花 岡崎 研太郎
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.62-65, 2022-06-20 (Released:2022-06-21)
参考文献数
9

糖尿病領域では,患者の自己管理能力を引き出す診療・服薬指導が望まれており,医療者のコミュニケーションスキル向上,多職種連携によるチーム医療が重要視されている.COVID-19パンデミックを機に,遠隔診療・服薬指導の実臨床への普及が喫緊の課題とされたが,糖尿病領域に必要なスキルの研修機会は乏しい.そこで今回,遠隔診療・服薬指導スキル向上のために,多職種対象オンライン研修会を開催した.
著者
岡田 浩 鈴木 渉太 西村 亜佐子 池田 裕美枝 阿部 圭子 中山 健夫
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.141, no.11, pp.1275-1279, 2021-11-01 (Released:2021-11-01)
参考文献数
13
被引用文献数
1

Emergency contraceptive (EC) pills are used to prevent pregnancy after unprotected sexual intercourse. Levonorgestrel is an EC pill, which has been only approved in Japan; it is more effective the sooner it is used after intercourse and safe without serious side effects. EC pills are already available at accessible community pharmacies in more than 90 countries around the world. In Japan, citizens have signed a petition calling for the sale of emergency contraceptives at community pharmacies. However, little is known about the thoughts of pharmacists who engage with patients and sell medicines at pharmacies. Therefore, we conducted a web-based cross-sectional survey to determine the level of preparation in community pharmacies and the awareness of pharmacists regarding the sale of EC pills. A total of 1338 pharmacists responded to the survey from November 7, 2020, to December 16, 2020. In terms of the level of preparation for selling EC pills at pharmacies, 1067 (83.9%) respondents cited “lack of preparation of medical questionnaires and explanatory materials”, and 975 (76.7%) respondents cited “lack of knowledge of pharmacists” as the most common reasons that were “barriers to EC pill sales at pharmacies”. In terms of confidence level, only 289 (22.7%) respondents were confident about conducting the necessary checks while administering medicine. On the other hand, 944 (74.3%) respondents agreed to be able to sell EC pills at their pharmacies. The survey revealed that most of the pharmacists who participated in the survey believe that it is possible to sell EC pills in pharmacies.