著者
高橋 秀雄 桐山 武
出版者
流通経済大学
雑誌
流通經濟論集
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.21-37, 1970-05
著者
西原 利夫 郡 利矩 山形 榮次郎 高橋 秀雄
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集 (ISSN:00290270)
巻号頁・発行日
vol.17, no.57, pp.118-121, 1951-01

粉体の力学的性質についての研究はクーロン, ランキンの古典土圧論より発達して来, また一方金属の塑性理論を用いても若干の試があるが, 一貫する法則を発見し, 普通的な粉体力学を建設するには至っていない.これは粉体の性質が弾性体のごとく単純ではなく, また, 試験方法も困難なためである.凝集力の小なる粉体はそれ自体では成形しないから, 必ずある容器中に入れて材料試験を行わねばならない.また, 粉体は一度応力を生ぜしめると一般にその等方性, 等質性を失なう.さらに, 応力はこれを生ぜしめた荷重の荷重時間により変化する.そのほか, 種々複雑な因子がはいって来るので, 粉体の性質を究め, 一般的法則を樹立することは極めて困難と言わねばならない.われわれの研究はその第1歩であって, 容器中に一様に詰めた粉体が次第にその内部応心を増大する場合の応力とひずみの関係を求めるためにまず, 主応力と主ひずみとの関係を応力中に引張応力をふくまないで主応力と主ひずみの方向が一致する場合について求めた.実験に用いた粉体は電解銅粉およびアルミニウムの搗碎粉であり, いずれも不定形の微粉で実験前には全体として等質等方と考えてさしつかえないものである.この両者を円筒状容器中に詰め, 圧縮試験および, せん断試験を行った所本文中に示すがごとき結果を得た.これにランキンの土圧論における共約応力の関係を導入し, 主応力と主ひずみの関係式を導いたのである.
著者
高橋 秀雄 江藤 盛治 芦沢 玖美 江藤 盛治 高橋 秀雄
出版者
独協医科大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1990

1969年から1984年の間に,10年以上にわたって毎年1回左手および手根部をX線撮影することのできた東京都内の5歳から18歳までの女子65名について,TW2骨成熟と成長を調べた.1.骨成熟(1)イギリス基準との比較:RUS成熟は全般により速く進行し,1年早い15歳で完熟する.Carpal成熟はイギリス基準とかなりよく一致して進行し,13歳で完熟する.(2)日本人標準との比較:RUS成熟は全般により速く進行するが、完熟に達するのは同じ15歳である.Carpal成熟の完熟は1年早く,13歳である.20-Bone成熟は同じ15歳で完熟する.2.思春期成長42名の初経年月日,身長,体重,胸囲が毎年記録されている者の成長と骨成熟のスプライン平滑化速度を解析した.(1)成長速度の解析:平均して,身長増加のピークは11.1歳に出現し,その8か月後に体重と胸囲のピークが現われた.初経年齢は身長ピークの1年4か月後,12.4歳である.初経時は身長150.3cm,体重41.8kg,胸囲73.6cmであった.また最終身長は157.9cmであった.(2)骨成熟速度の解析:Carpal成熟のピークの出現は最も早く,9歳である.RUS成熟のピークは初経年齢に最も近く,11歳10-11か月に出現する.(3)成長と骨成熟の関連:1)平均初経年齢は12歳3,4か月,身長のピークは初経の1年3か月前,RUS成熟のピークは初経の4,5か月前である.2)初経の早い少女では,身長とRUS成熟のピーク年齢が低く,ピークの強さ(量)が大きい.そして初経時の身長とRUSスコアは低い.3)最終身長が高い少女はピーク時の身長と初経時の身長も高い.また最終身長は思春期の身長成長およびTUS成熟とは無相関である.