著者
Yoshiyuki TATSUMI Keiko SUZUKI-KAMATA
出版者
日本学士院
雑誌
Proceedings of the Japan Academy, Series B (ISSN:03862208)
巻号頁・発行日
vol.90, no.9, pp.347-352, 2014-11-11 (Released:2014-11-11)
参考文献数
21
被引用文献数
1 15

The Japanese Archipelago is characterized by active volcanism with variable eruption styles. The magnitude (M)-frequency relationships of catastrophic caldera-forming eruptions (M ≥ 7) are statistically different from those of smaller eruptions (M ≤ 5.7), suggesting that different mechanisms control these eruptions. We also find that volcanoes prone to catastrophic eruptions are located in regions of low crustal strain rate (<0.5 × 108/y) and propose, as one possible mechanism, that the viscous silicic melts that cause such eruptions can be readily segregated from the partially molten lower crust and form a large magma reservoir in such a tectonic regime. Finally we show that there is a ∼1% probability of a catastrophic eruption in the next 100 years based on the eruption records for the last 120 ky. More than 110 million people live in an area at risk of being covered by tephra >20 cm thick, which would severely disrupt every day life, from such an eruption on Kyushu Island, SW Japan.
著者
Osamu FUKUTOMI Satomi SAKURAI Kunitoshi NADA Hideyuki MORITA Takahiro ARAI Keiko SUZUKI Yusuke AOKI Toshiyuki FUKAO Hiroko IWAKOSHI Yumiko CHIKAMATSU Tadao ORII
出版者
Medical and Pharmaceutical Society for WAKAN-YAKU
雑誌
Journal of Traditional Medicines (ISSN:18801447)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.151-152, 2006 (Released:2007-06-21)
参考文献数
6

小児の急性胃腸炎による嘔吐に対し,五苓散の注腸を行い有効性について検討した。症例は 6ヶ月から11歳までの336例で,平均年齢は3.7±2.3歳であった。方法は五苓散エキス顆粒2.5gを温生理食塩水20mlに溶解し注腸した。その後の症状の経過で有効性を評価した。症例全体の有効率は79%であった。この有効率は年齢による差は認めなかったが, 受診までの嘔吐回数とは有意な相関関係を認めた(p<0.01)。五苓散の注腸の有効率は他の報告でも高く評価されている。今回の結果でも有効率が高く副作用もないことから,小児の嘔吐を伴う急性胃腸炎の,点滴を行う前に行う治療としての有用性が示唆された。
著者
宮堀 真澄 澤井 セイ子 佐藤 怜 鈴木 圭子 三浦 正樹 Masumi MIYAHORI Seiko SAWAI Satoru SATO Keiko SUZUKI Masaki MIURA 介護福祉学科 秋田大学教育文化学部 秋田大学 介護福祉学科 介護福祉学科
出版者
日本赤十字秋田短期大学紀要編集委員会
雑誌
日本赤十字秋田短期大学紀要 (ISSN:13430033)
巻号頁・発行日
no.8, pp.31-39, 2003

本研究は、特別養護老人ホームに働く介護職員を対象に行った社会的スキルの結果から、今後の介護福祉士現任教育のあり方を考察したものである。調査の結果、(1)介護職員は総体的に利用者の表出行動などから、感情や態度を判断するスキルを高く評価していた。しかし、自分から表現をすることは総体的にできていないといえる。(2)若い世代の介護職員は比較的、社会的スキルの評価は低い結果であった。(3)資格では、訪問介護員が「感情コントロール」において介護福祉士より高く評価していた。(4)介護職員の社会的スキルの構造を明らかにするため因子分析をした結果、『伝達因子』・『解読因子』・『表出因子』・『感情統制因子』の4因子が抽出された。これらのことから、人間関係の学習は、継続して教育され、実践の場において活用されてこそ意義があると考える。したがって、介護福祉士の専門性を高める意味でも社会的スキル・アップの研修の場が必要であると考える。