著者
田淵 利明
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.221-227, 1979-06-01 (Released:2017-10-20)

富士写真フイルムの科学技術情報処理システムは,主として三つの検索システムからなる。第一は,画像工学とその周辺技術分野の学術論文や特許文献を抄録し,国際十進分類法で分類するシステムで,洩れの少ない,かつ網羅的調査に適している。第二は,画像工学分野の特許文献をディスクリプタ(descriptor)により索引化するシステムで,狭い範囲の概念について,ノイズの少ない効率的検索をすることができる。第三は,二次資料利用システムで,抄録誌を利用目的に合わせて加工・編集したものである。これは画像工学以外の広範な科学技術分野の調査に利用価値が高い。これら三つのシステムを,研究者・技術者と情報処理担当者が一体となった調査システムによって利用し,効率的な検索を行っている。

1 0 0 0 OA 分担目録作業

著者
上田 修一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.36, no.12, pp.636-638, 1986-12-01 (Released:2017-09-08)
被引用文献数
1
著者
伊庭 淳一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.25, no.12, pp.507-511, 1975-12-01 (Released:2017-10-20)
被引用文献数
1

企業内で情報処理のシステム化を推進し,情報の有効活用をはかるためには,社内の情報処理体制の整備拡充が必要である。つぎに情報量の増加に対処して迅速に情報を処理し活用するために,コンピュータとマイクロ写真による検索手法が有効である。また技術の蓄積と重複研究をなくすために自社開発の技術を資料化し,これを相互に活用する技術資料管理のシステム化が必要である。本報は,これらの点を中心にやや抽象的であるが,当社の情報処理システムの概要について説明した。
著者
江里口 将夫
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.28, no.10, pp.480-489, 1978

JOIS-Iシステムは情報を最終的に必要とする企業,研究所,大学の研究員,開発担当者,情報担当者を対象として開発されたため,利用法は非常に簡単になっている。サービスしているデータベースの種類,ファイルの構成,検索機能,使用料,利用状況およびJOISの今後の課題について述べる。
著者
田中 実
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.2-7, 1969-01-15

一つの業界で,統一商品コードを設定することは,大層困難なことである。特に生産者が群立し,しかも極端に多品種多様にわたる場合はなおさらである。 しかしながら,設定された場合の利用価値は,その業界および関連する社会において計り知れないものがある。出版産業では業界各界の長年にわたる協力によって,この困難を克服し,書籍の統一コード設定,実施を目前にしている。

1 0 0 0 OA 広瀬さん

著者
大塚 明郎
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.19, no.11, 1969-11-01
著者
喜多村 政美
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.26, no.7, pp.269-274, 1976

統計数値の所在(統計表)を示すキィワードインデクス「日本統計索引」の作成方法について述べた。見出しの細目化を効率よく行なうなどのために電算機処理(漢字処理)を援用した。電算機処理の中心は「反転処理」にある。これは索引の骨格的な記入中に潜在する用語を,見出し語として立てて新たなエントリを創出するもので,相関索引の考え方に基づくものである。統計表のインデクシングから索引本文の版下作製に至る各工程を,人手作業と計算機処理の両面から解説した。
著者
板橋 慶造 石川 正
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.33-39, 1984-01-01 (Released:2017-10-05)

日本原子力研究所技術情報部では,那珂地区核融合研究センター内に「研究情報センター」を設置するにあたり,その業務を効率的に処理するため,オフィスコンピュータによる図書館システムを導入した。このシステムは会計処理を除く窓口業務中心のトータルシステムであり,図書,レポート,雑誌,パンフレットを対象としている。その結果,OCRハンドスキャナーの導入により蔵書点検作業が大幅に軽減されただけでなく,窓口業務も利用者の手書き作業が不要になるなど省力化され,図書館のイメージアップにもつながる等の効果が見られた。