著者
松岡 武史 佐々木 大輔 藤岡 潤 泉野 浩嗣 加藤 亨
出版者
公益社団法人 日本工学教育協会
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.4_45-4_51, 2018 (Released:2018-07-27)
参考文献数
19

Recently, the industrial accidents rate of young unskilled workers is increasing in our country. Therefore, in national institute of technology which produces young engineers, an effective safety and health education for these workers is also desired strongly. Action to collect near-miss incident information is important position in such education. However, the near-miss reporting is not functioning effectively at the majority of national institute of technology because of negative consciousness and lack of understandings about this activity. In this research, we proposed the teaching method about the near-miss reporting using minority influence in order to solve these issues and carried out this method for three years from 2015 at our school. In this paper, we showed that injury accidents and tool breakages decrease as student near-miss reports increase, and safety culture maturity level in the mechanical workshop rises.
著者
佐々木 大輔 片山 裕貴 塩崎 友也 岡本 正人
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会論文集 (ISSN:13446460)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.24-30, 2020 (Released:2020-02-06)
参考文献数
7

A wing of a human-powered airplane is generally constructed with foam, balsa wood, plastic film and CFRP to achieve light-weight structure. Thus, the structure can be bent and deformed easily. The change of the wing shape may cause the performance degradation. In this study, we physically built the deformed wing model to measure the deformation by using 3D scanner. CFD was used to investigate the influence of the deformation of airfoil on aerodynamic performance in cruise condition through the comparison with original shape. As a result, the deformation causes the fluctuation of pressure distribution, and it also deteriorates the aerodynamic coefficient.
著者
浅野 祐一 佐々木 大輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.841, pp.31-36, 2007-02-12

京都市内のアパホテル2件で新たな偽造疑惑が表面化した。調査を手がけた京都市は耐震強度不足を発表。確認申請時の構造計算書の修正や図面の不整合などを指摘した。構造設計者は、疑惑を否定。本誌の取材に対し、構造計算の考え方を明らかにした。(浅野 祐一、佐々木 大輔) 「全力で信頼回復に努めたい。申し訳ありませんでした」。
著者
佐々木 大輔 則次 俊郎 高岩 昌弘 中西 克文 丸田 紘史
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.208-214, 2010 (Released:2012-01-25)
参考文献数
13
被引用文献数
3

In this study, a bilateral type pneumatic wearable master-slave device has been developed in order to feed back a force information to the trainer. Developed device is constructed with a master and a slave device using pneumatic rubber muscles. By feeding back the reaction torque to a torque control system of the master device, a master device user can feel the reaction torque from the slave. In this paper, the structure of the developed device, the fundamental characteristics of device are discussed, and then the validity of the developed device is evaluated from the fundamental experiments.
著者
松山 新吾 竹田 裕貴 上野 和之 高木 亮治 佐々木 大輔 高橋 俊 菅谷 圭祐 今村 太郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
計算力学講演会講演論文集 2021.34 (ISSN:24242799)
巻号頁・発行日
pp.208, 2021 (Released:2022-03-25)

The Cartesian grid-based CFD is very easy to generate a grid and can be easily applied to the analysis of complex geometries. These requirements are essential for CFD to become a general-purpose tool that can be used by beginners, and the Cartesian grid-based CFD is one of the most promising candidates. On the other hand, it is recognized that the Cartesian grid method still has some problems in reproducing object shapes and handling solid wall boundaries compared to CFD with boundary-fitted grids because the cell interfaces do not fit to the object surface. In this paper, we introduce the “Workshop on Cartesian Grid-based CFD” held at the Fluid Dynamics Conference / Aerospace Numerical Simulation Symposium (held at the end of June or the beginning of July every year). In this workshop, we set up benchmark problems to solve the aforementioned problems, and asked participants to bring the results to the workshop for discussion to improve Cartesian grid-based CFD. We introduce the results of the last workshop and would like to invite new participants to the workshop.
著者
佐々木 大輔
出版者
市立札幌大通高等学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2017

【研究目的】本研究では、テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム(以下、「TRPG」)というコミュニケーションゲームを利用して社会的スキルトレーニングをおこなうことの展望を確認する。本研究では、定時制高校の生徒がTRPGに参加した際、ゲーム中にどのように意識して普段とは異なるコミュニケーションをおこなっているかを確認した。また、TRPGがキャリア教育の一環として授業に組み込むことができるかどうかを確認するため、教員が一緒にゲーム参加した場合、それらの意識がどのように変化するのかも確認した。【研究方法】計4回のTRPG体験会において、終了後に質問紙調査をおこなった。参加者は合計64名。また、そのうち14名が教員と同じ卓でゲームに参加した。ゲームに対する面白さ、および、社会的スキルの4側面(反応読解、反応決定、感情統制、反応実行)について、普段と比較してどの程度実践できたかを5件法で質問した。また、これらを教員が参加した場合としなかった場合の両方を想定させて質問した。【研究成果】面白さは教員卓のとき教員不在想定時に低く、教員と一緒だと面白さを教員に帰属してしまうことが明らかになった。対人目標決定は教員卓のとき教員同席想定時に高く、教員と一緒だと、何をすればいいかは教員が一緒の方がわかりやすいと考えることが明らかになった。対人反応実行では教員卓のとき教員同席想定時に高くなることから、教員と一緒だと伝えようという努力を教員が一緒の方がしやすいと考えることが明らかになった。以上のことから教員の同席による否定的な効果は確認されず、促進する効果が確認されたため、キャリア教育の一環として授業に組み込むことが可能であることが示された。
著者
佐々木 大輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.880, pp.52-55, 2008-08-11

7月24日未明に発生した岩手県沿岸北部を震源とする地震。最大震度6強の揺れだったが、建物が全半壊する被害はなかった。一方、公共ホールや学校など公共施設では、天井材の落下や窓ガラスの損傷といった被害が多発した。非構造部材を含めた耐震性の確保が、喫緊の課題として突き付けられている。
著者
田名場 美雪 佐藤 清子 佐々木 大輔 田名場 忍
出版者
弘前大学保健管理センター
雑誌
弘前大学保健管理概要 (ISSN:02865890)
巻号頁・発行日
no.25, pp.5-11, 2004

自己のパーソナリティ認知について,「私」(私がみる私)および「私の第一印象」(初対面の人がいだくであろう印象)におけるパーソナリティ認知構造を比較,自分自身のパーソナリティヘの満足度との関連性を検討した。結果,「私」の認知構造として「快活な親しみやすさ」「力本性」「社会的望ましさ」「おだやかさ」の4因子,「私の第一印象」の認知構造として「親しみやすさ」「力本性」「社会的望ましさ」の3因子が抽出された。「私」の場合,「快活な親しみやすさ」「力本性」「社会的望ましさ」の高さは高い満足度につながり,「おだやかさ」の高さは低い満足度とつながる。「私の第一印象」では「親しみやすさ」「力本性」の高さが満足度の高さにつながる。このことから自己認知における視点の違いが認知構造および自己への満足度の違いをもたらすことが示唆された。
著者
佐々木 大輔
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1196, pp.20-25, 2021-07-22

コロナ禍で1年延期された東京五輪が2021年7月23日、幕を開ける。57年ぶりの巨大イベントは、東京に緊急事態宣言が発令される中、大半の会場で無観客に。巨額を投じて整備された五輪施設はレガシー(遺産)として、街に何を残すのか。
著者
八瀬 快人 佐々木 大輔 門脇 惇 安原 拓海
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
pp.20-00173, (Released:2021-05-14)
参考文献数
20
被引用文献数
2

Kyphosis causes decline in respiratory and circulatory functions owing to compresses of internal organs. The purpose of this study is to develop a posture keep assist device. The device is constructed with multiple resin components and McKibben type artificial rubber muscle. This device at initial state has a flexibility because the resin components are separated. On the other hand, the resin component can be connected by pressurized artificial muscle. The shape of device in which all resin components are connected imitates spine-curve to fit human back. So, the proposed device can retain entire range of trunk. Target pressure to correct posture is determined from the mathematical model of artificial muscle. In this paper, the structure of device is described, and control method to retain posture based on artificial muscle model is discussed. Finally, effectiveness of the device is verified from experiments in which subject wears this device actually. We reveal correcting trunk posture by using the device from the results.
著者
平野 均 坂元 薫 北村 俊則 苗村 育郎 湊 博昭 岡野 禎治 佐々木 大輔 田名場 美雪
出版者
山口大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2003

【目的】(1)青年期の季節性感情障害(SAD)有病率と罹患者の特徴、ならびに(2)Global Seasonality Score(GSS)規定因子を解明し、治療法の確立を目指す。【対象と方法】(1)平成16〜17年度全国7大学新入生を対象とし、SAD有病率と罹患学生に認められる特徴を調査した。GSS得点13点以上(高GSS群)は全員を、12点以下(低GSS群)は40名から高GSS群数を引いた人数を無作為に抽出して構造化面接を実施した。(2)平成16年度全国8大学新入生を対象とし、GSS・TCI・出身高校所在地平年値日照環境との関係を調査した。【結果】(1)対象学生12,916名中、8,596名が回答に応じた。高GSS群202名中151名と低GSS群118名中110名がSCID-Iを用いた構造化面接に応じ、それぞれ7名と1名がSADと診断された。SAD有病率は0.96%で、罹患率に性差は無かった。また14名が社会恐怖(social phobia ; SP)と診断され、GSSは高得点であった。SAD罹患学生は、高率にSPを合併していた。(2)対象学生10,871名中、GSS・TCI・日照環境情報に不備が無かったのは61443名であった。GSS総点・平均日照時間・同日射量・TCI 7項目を変数として、パス解析を行った。その結果高GSS得点を規定したのは、低い自己指向性と協調性、高い自己超越・新奇追求・損傷回避で、分裂病型人格に該当した。日照環境とには関連は見出されなかった。【考察】構造化面接による今回の大規模調査から、SAD有病率は凡そ1%で性差が無いことが示された。罹患学生にSPが高率に併存すること、GSS得点が特定の人格傾向を反映することは、SAD・SPに共通する生物学的基盤が存在する可能性を示唆している。このことは両疾患の病態と成因を解明する上で、また治療法を確立する上で貴重な所見と考えられる。
著者
佐々木 大輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1876, pp.64-67, 2017-01-30

例えば当社のオフィスには、固定電話は1台もありません。営業部隊にとって電話は不可欠な道具ですが、全てパソコンのウェブブラウザーから発信するからです。クラウド上にある顧客管理システムと連動し、誰がいつ、どんな電話をかけたかが見える化できる。
著者
佐々木 大輔 松谷 宏紀 竹 康宏 小野 友己 西山 幸徳 黒田 忠広 天野 英晴
雑誌
先進的計算基盤システムシンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.399-406, 2011-05-18

誘導結合によるチップ間ワイヤレス接続技術は,製造後にチップを重ねて実装することで,三次元積層が可能であり,その高い柔軟性と転送性能が注目されている.この三次元転送技術を有効に利用するためには,積層されたチップのコア間で容易にデータを転送を行う方式を確立する必要がある.本論文では,ワイヤレス誘導結合を用いてチップ間でコミュニケーションを行う手法として,垂直バブルフローを利用したリング型 NoC を提案し,仮想チャネルを用いたリング型 NoC,および,垂直バス方式と比較する.さらに,これらの通信方式を搭載したプロトタイプチップを実装し,それぞれの手法による性能,および,面積の違いを測定する.シミュレーションによる評価の結果,プロトタイプチップは 200MHz で動作し,誘導結合部分は 4GHz 超のクロック伝送によるダブルデータレート伝送を実現,平均消費電力は最大は 33.8mW となった.垂直バブルフローおよび仮想チャネルを用いたリング型 NoC は,垂直バス方式と比べ高いスループット性能を実現した.さらに,垂直バブルフローは既存の仮想チャネルを用いる方式よりも面積性能比で優れることが分かった.