出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.515, pp.45-49, 2011-03-14

道路の除雪の主な担い手である地場建設会社の経営が悪化して、収益の低い除雪作業から撤退する動きが相次いでいる。老朽化した除雪機械の更新ができない会社も多い。2010年末から11年初めに日本海側の広い範囲を襲った記録的な大雪は、こうした除雪体制の不備を直撃した。地域の交通が長期間にわたってまひしたり、民家の雪下ろしが遅れたりした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.343, pp.52-55, 2004-01-09

2014年,首都圏では大深度地下の開発が活発になった。高速道路の施工を通してトンネル技術が大きく進歩。シールド機の高速・長距離掘進などの技術は確立した。大深度地下に建設するライフラインに着目して掘削土砂を搬出する計画も出た。 2014年3月,大深度地下使用法を日本で初めて適用した東京環状ハイウエーの約16kmの区間は,当初の工程より2年遅れて山場を乗り越えた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.545, pp.10-13, 2012-06-11

道路を除く大部分の公共施設で事業運営権(コンセッション)の民間への譲渡が可能となり、同制度の導入に向けた具体的な動きが活発化してきた。とりわけ議論が先行しているは空港分野だ。 国土交通省は、今年7月に関西国際空港(関空)と大阪国際(伊丹)空港の経営を統合し、2014年度をめどに両空港の運営権を民間に売却する計画を立てている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.550, pp.12-13, 2012-08-27

2014年4月に8%、15年10月に10%へと段階的に税率を引き上げる消費税増税法が8月10日に成立した。大和総研の試算では、増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」の家計への影響は、年収500万円の「40歳以上、片働き4人世帯」で年間約33万円の負担増。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.343, pp.48-51, 2004-01-09

2014年ごろには,構造物の設計データや補修履歴を整理したデータベースが,劣化予測や補修工法の選定に利用されているだろう。構造物の異状を自動で知らせるシステムや,画像解析による塩化物イオンの測定といった技術の導入も進む。 2014年1月のある日,入社4年目の宮地孝太郎(25歳)はパソコンのモニターに見入っていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.226, pp.82-83, 1999-02-26

パソコンを再起動して作業を再開した。元のデータは残っていたが,修正した作業の結果は保存されなかったパソコンにはWindows95やMacOSなど,パソコンを動かすためのOS(基本ソフト)が入っている。OSが進歩したことで,MS-DOS時代のパソコンに比べ,初心者でも簡単に使えるようになった。一方,OSに起因するトラブルもある。その一つがパソコンが"凍った"状態になること。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.369, pp.80-84, 2005-02-11

「古い建物が残る横浜が好きで,ときどき散歩に来る。馬車道は,地下駅から地上の道路までレンガで統一されているのがいい」。そう話した東京都大田区に住む25歳の女性は,正月明けの遅い冬休みを横浜散策で楽しんでいた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.387, 2005-11-11

日本建設コンサルタント(本社,東京都港区)は,立命館大学理工学部の江頭進治教授の指導を受けて,「流域土砂動態解析システム」を開発した。河川の流域では降雨によって,河床が掘削される部分と土砂がたい積する部分が生じる。こうした土砂の移動を予測するシステムだ。 予測に必要な最低限のデータは,流域内の観測雨量と流域の地形図,河床を構成する材料の粒径などの資料。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.464, pp.13-14, 2009-01-23

国土交通省は2008年12月19日、下請け取引などの2008年度の実態調査結果を発表。工事を下請け会社に発注したことがある建設会社のうち、97.4%が建設業法になんらかの形で違反していることがわかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.400, pp.38-50, 2006-05-26

土木技術の将来を考える前に,これまで約15年の技術開発の流れを,本誌が掲載してきた写真で振り返ってみよう。1990年代前半までは,ビッグプロジェクトが技術開発をけん引していた。それ以降は,自然環境の改善や構造物の補修・補強など,より身近な技術開発に軸足が移ってきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.390, pp.22-25, 2005-12-23

三重県志摩町の伊勢志摩国立公園内に志摩大橋(通称:志摩パールブリッジ)が完成。10月に開通した。志摩大橋は延長582m,幅員12.5m。中央部分はニールセンローゼ橋,両端部分は連続ばん桁橋となっている。ニールセンローゼ橋部分は橋長234mで,同構造としては全国で四番目に長い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.249, pp.50-53, 2000-02-11

99年12月10日,全国建設業協会や日本土木工業協会など主な業界団体あてに,建設省関東地方建設局長から異例の要請が出された。 事故の防止に向けた対策を徹底するよう緊急に求めるもので,「このような要請を出すのは局として初めて。目を覚ましてもらいたい」。同局企画部技術調査課の荻原光躬課長はこう語り,増加傾向にある事故への危機感をあらわにする。
著者
片山 善博 高橋 秀典
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.484, pp.32-35, 2009-11-27

知事に当選する前に鳥取県政を勉強し、当選後は財政改革が重要だと考えていました。当選後に大型事業を精査し、大型の箱もの事業をいくつかやめました。 中止した中部ダムも、精査した事業の一つです。中部ダムの機能は大きくは利水と治水。このうち利水は、地域の状況を考えると要らないのではないかとすぐに判断できた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.368, pp.64-65, 2005-01-28

2004年10月23日に発生した新潟県中越地震では,道路の盛り土が至るところで崩壊し,国道などの主要な道路も寸断された。 なかでも復旧活動や住民の生活に大きな影響を与えたのが,国道17号の天納地区で起こった道路崩壊だ。川口町と小千谷市との境界に位置する同地区では,2車線の道路が長さ56mにわたって崩れ落ち,交通が寸断された。道路に沿って走るJR上越線の線路も流された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.459, pp.34-35, 2008-11-14

東海旅客鉄道(JR東海)は10月22日、東京都から大阪市に至るリニア中央新幹線のルートを示した地形・地質調査報告書を国土交通省に提出した。南アルプス(赤石山脈)の直下を土かぶり1400mのトンネルで貫くルートも建設可能と結論付けた。 JR東海が約5兆1000億円を投じて首都圏〜中京圏間のリニア中央新幹線を自己負担で建設すると発表したのは2007年12月のこと。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.483, 2009-11-13

政権交代によって政府の建設投資が大幅に削減される見通しのなか、建設業界では景気の先行きに対して厳しい見方が強まっている。 北海道建設業信用保証、東日本建設業保証、西日本建設業保証の3社は10月22日、建設業界の2009年10月〜12月の景気見通しが、7月〜9月の実績と比べて大幅に悪化しているとの調査結果を公表した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.395, pp.42-43, 2006-03-10

静岡県が道路の幅を11mから17mへと拡幅する都市計画の変更を決定したことに対し,東京高等裁判所は2005年10月20日,「交通量などの現状や将来の見通しは合理性を欠く」とし,決定は違法との判決を下した。 訴えを起こした住民側の代理人の飯田豊浩弁護士は,「調べた限りでは,高裁レベルで都市計画決定を違法とした判決は初めて」と言う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.319, pp.16-17, 2003-01-10

国土交通省は同省の直轄工事を受注した建設会社に対し,生コンの単位水量の測定などを義務付けた。10月2日付で同省技術調査課が各地方整備局,北海道開発局,沖縄総合事務局に通達した。 この通達によると,単位水量の測定,現場の荷卸し時点でのスランプ管理,生コン工場の適切な選定——の3点を受注者に義務付ける。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.364, pp.28-33, 2004-11-26

台風18号の高波によって桁が落下した国道229号の大森大橋を応急復旧する工事。落下した桁の長さは159mで,全体で10径間あるうちの4径間分だ。交通の不便を早く解消するため,既製のトラス形式の仮橋を,残った橋脚に架ける。台風でひび割れが生じた3基の橋脚は,仮橋を架ける前に補強した。架設にはクレーン工法と送り出し工法を使い分ける。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.456, pp.35-36, 2008-09-26

三重県四日市市で9月7日、工業用水の配水管を補強する工事の最中に、管内で作業していた作業員2人が一酸化炭素中毒で死亡した。 死亡したのは、二次下請け会社の池田組(三重県津市)の作業員2人。同社は一次下請け会社である安城組(四日市市)の下で工事に加わっていた。