出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.300, pp.112-114, 2002-03-22

仮囲いに沿って,ゴミを分別するためのパレットが六つ整然と並ぶ。底版コンクリートを施工し始めた貯留池の現場内に目を向けても,ごみらしきものはほとんど見られない。「施工が始まって2〜3カ月間は口うるさく注意したが,きれいに片付くようになってから,現場はいつもこんな感じ」と,清水建設・フジタ・イワキ工業・保土ケ谷工業JV所長の山中庸彦さん(46歳)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.214, pp.58-61, 1998-08-28

ちょっとくたびれた歩道や古ぼけたコンリート擁壁。あまりぱっとしなかった風景が,ほんの数十分でピカピカのカラー舗装,デザインされた擁壁に生まれ変わる…。 どこにでもあるような風景を,あっという間に変身させてしまうソフトはタスデータの「リアリム」(Realim)だ。もともとDOS版として発売していたものを,ウィンドウズ版にして値下げした。
著者
ぴろり、
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.429, pp.94-95, 2007-08-10

ワゴン車は,緩やかに傾斜した作業トンネルをゆっくりと下りていく。石油天然ガス・金属鉱物資源機構の波方国家石油ガス備蓄基地事業所長の小嶋健治さんと,大成建設・戸田建設・三井住友建設JVの工事課長,上村佳司さんが同乗している。 トンネルの内部は,照明はあるもののやや暗く,まるでサンダーバードやバットマンの秘密基地のようだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.391, 2006-01-13

北海道東部の建設会社66社で構成する釧路建設業協会は2004年4月から,地元産の農産物のPRを通じた地域活性化に取り組み始めている。若手経営者8人が組織した地域貢献推進委員会が旗振り役だ。 北海道東部は元々,酪農を中心に農業が盛んな土地柄だ。地元の建設会社も,農業土木関連の工事に力を入れてきた会社が少なくない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.520, pp.44-45, 2011-05-23

東日本大震災の復旧を困難にしている要因の一つが、これまでの地震と比べて飛び抜けて多い余震だ。気象庁の観測によると、5月6日までに発生したマグニチュード(M)5.0以上の余震は444回に上る。それまで観測史上最多だった1994年の北海道東方沖地震の約4倍だ。 そのうち、M7.0以上の余震は5回。本震がM9.0と大きかっただけに、余震も強い。
著者
松谷 孝広
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.448, 2008-05-23

まつたに・たかひろ●2004年に建設会社を退社して、DOSUCO技術士事務所を設立。経営体質や業務効率の改善など、マネジメントシステムを通じて中小建設会社の支援に努める第二次試験の申し込みが終わり、約半月が経過した。5月の連休は、試験勉強の時間に有意義に使えただろうか。もし有意義に使えなかった人がいても、気を落とさないでほしい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.293, pp.86-87, 2001-12-14

首都高速道路3号渋谷線が国道246号と同じ地上レベルで並走する渋谷駅の西側。この長さ350mほどの区間では,これまで横断歩道はもちろん,歩道橋や地下横断歩道なども設置されなかった。国道下り線の歩道下にある共同溝が歩道橋の橋脚や地下横断歩道の建設を困難にしていたからだ。しかし,横断施設の設置を希望する地元住民は多かった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.510, pp.56-57, 2010-12-24

多くの土木技術者は、自らの意思でキャリアアップする必要性を感じている。とはいえ、何から始めればいいか迷っている人も少なくないだろう。ここでは、識者への取材をもとに、自分を成長させるためのヒントを年代別にまとめてみよう。20歳代まずは目の前のことをがむしゃらに 「仕事に全力で取り組むと、いろいろな意味で後から返ってくる」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.289, pp.70-75, 2001-10-12

第二東名・名神高速道路では,2001年度から2002年度にかけて,複数の区間が部分的に開通する。 愛知県の湾岸弥富やとみインターチェンジ(IC)から三重県の四日市ICまでの14.4kmのうち,まずは川越ICまでの8.2kmが2001年度中に開通。愛知県側ですでに供用している伊勢湾岸自動車道とつながる。 さらに,2002年度には川越IC-四日市IC間の6.2kmが開通。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.466, pp.70-75, 2009-02-27

浮かぶ"はらっぱ"で憩いの広場をつくり、隣接する大階段と連動したにぎわいの場にする──。最優秀賞を獲得した内藤俊彦さんのコンペ案のコンセプトは明快だ。 橋桁が浮いているように見せるために吊り橋形式を採用。橋桁の上だけでなく、側面も緑化する提案で"はらっぱ"を表現した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.392, pp.65-67, 2006-01-27

2005年3月に結果が出たJR岩見沢駅の駅舎建築デザインコンペには,376点の応募が殺到した。著名な建築家をはじめ,並み居る強敵を押しのけ当選したのは,東京都品川区に事務所を構えるワークヴィジョンズ。代表を務める西村浩氏(38歳)は,大学の土木工学科出身だ。 同氏のオフィスには,岩見沢駅や住宅などの建築模型のほか,橋や遊歩道といった土木の模型が所狭しと並ぶ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.242, pp.34-38, 1999-10-22

東海道新幹線の品川駅を新設するため,軌道を高架から地上に移す。9月18日の第1回目の切り替えでは,155mの区間にわたり,軌道を最大で2.1m下げ,横方向に4.5m移設した。350人の作業員を動員。終電と始発の間のわずか6時間で実施したが,それまでには1年以上をかけた準備工事があった。 切り替えたのは,東海道新幹線の下り本線で,延長が1.9km。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.578, 2013-10-28

気象庁は、雨量などを基準に重大な災害が発生する恐れが極めて強い場合に発する特別警報の運用を、今年8月30日から始めている。しかし、台風26号に伴う大雨では降水量が基準を満たしたものの、東京都に特別警報を発していなかった。 大雨に対する特別警報の…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.577, 2013-10-14

9月16日に愛知県に上陸し東日本を縦断した大型の台風18号は、各地で河川の氾濫や土砂災害、橋の流失、突風による被害などをもたらした。四国から東北にかけて広い範囲で降った大雨によって、約42万人に避難指示、約83万人に避難勧告が出た。総務省消防庁による…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.513, pp.48-49, 2011-02-14

「エネルギー事業で成功するには、与えられたものを造ることから脱皮して、発注者になる感覚が必要だ」。こう話すのは、長野県駒ケ根市に本社があるネクストエナジー・アンド・リソースの伊藤敦社長だ。 同社は、建設会社である丸福久保田組(長野県駒ケ根市)の関連会社。同社の土木本部長だった伊藤氏が、環境関連の事業を手掛けたいと考え、2003年に立ち上げた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.253, 2000-04-14

単年度会計を前提とした公共工事では,年度内の工期を求められることが多い。年度末には発注される業務が集中し,発注時期の偏りも生じている。発注時期の偏りは,どのくらい業務の遂行に影響を与えているのだろうか。 発注時期の偏りによる業務上の支障は,約9割が「ある」と答えた。年間を通しての繁忙期は「1月〜3月」,閑散期は「7月〜9月」を挙げる人が最も多かった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.278, pp.30-31, 2001-04-27

広島県や山口県などの山間部では,道路沿いの斜面からの土砂崩れや落石によって,道路が通行不能になる被害が発生した。 例えば,広島県河内町の国道432号では,沿道の斜面が高さ約10m,幅約8mにわたって崩れ,路面が崩落した土砂に覆われた。広島県三原市の海岸線を走る国道185号線でも斜面が崩壊し,通行止めが続いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.574, pp.14-15, 2013-08-26

7月28日に山口・島根両県を襲った、同地域での観測史上最大となる大雨によって、鉄道橋が消失したほか、土砂崩れなど多数の被害が発生した。8月5日時点で死者は2人、行方不明者は2人となった。 最大24時間降雨量は、島根県津和野町で381mm、山口県萩市須佐で351m…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.371, pp.76-78, 2005-03-11

予測技術の根幹は解析計算。「津波の伝播(でんぱ)の解析は,どの会社の技術でもほぼ同じ結果が得られる」(五洋建設の関本部長)というように,技術は一定のレベルに達している。 なかには汎用コンピューターで困難だった解析を可能にした技術もある。大成建設が今年1月に開発した「三次元地震波解析システム」だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.253, pp.46-50, 2000-04-14

建設後12年たっている神戸市の高松汚水幹線。内部は防食塗装がはがれ,コンクリートが傷みはじめている。そこで,劣化したコンクリートを除去し,防菌コンクリートを吹き付ける補修工事を実施した。下水道の管きょに防菌コンクリートを使用するのは全国初だ。40N/mm2という固いコンクリートを効果的にはつることが最大の課題だった。