著者
末武 国弘
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.13, no.14, pp.35-42, 1989-03-04

現在, CAIのコースウエアの良いものが各方面で要求されている.しかしながら, これまで開発されてきたものの内容は, 表現技術, 画像提示技術の上で, いま一つ足りないところがある.ここでは, 画像技術, 提示技術に焦点を絞って述べてある.その基本は, コースウエア制作者の学習者に対する[気配り]にある.
著者
曽利 文彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.34, pp.13-18, 1995-06-28
被引用文献数
3

We created many Computer Generated Images for 2-hours drama, RAMPO -mysterious women- in last year ('94). In this paper, allow me to introduce making of Computer Generated Images and special effects for this drama. We have tried to creat effect by Motion Control Camera and Matte Painting by Hollywood's sfx in addition to CGI. Digital images were rare for Japanese TV dramas, but recently, they show an increase trend.
著者
田澤 大輔 大野 豊
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.18, pp.29-35, 1995-03-16

現在, 光ファイバによる情報伝送では, 端末から端末への通信が主体であるが, 光ファイバを無切断で中間系から情報を注入するニーズが強くなってきた.光ファイバ中間系で情報を注入する方法としては, (1)磁界効果, (2)曲げ損失, (3)弾性振動による方法が考えられ, 本稿ではそれぞれの方法の特徴と設計法について述べる.一方, システムがシンプルな端末反射双方向通信を提案し, この一応用例として光ファイバのCATV系において家庭側からのリクエスト信号等を想定し, 実現性についても言及した.
著者
斉藤 良博 加藤 正宣 杉浦 道雄 高木 聡
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.43, pp.23-28, 1995-09-21

電力設備は、発電所からお客さまに供給する配電線まで、供給エリア内に面的に設置されており、大規模な地震や大型台風で電力設備が被害を受けた場合は、早期復旧のため、被災状況を迅速かつ的確に把握し、復旧のための適切な処置を行うことが重要である。東京西支店では、非常災害時における情報集約機能・指示報告機能を支援する「非常災害時対策本部支援システム」を構築した。本稿では、支援システムの概要を述べるとともに、特徴である「様々な目的に使用できる多様性」「使用目的にあわせた制御パターン化による操作の容易性」「既設システムとの連係による低コスト化の実現」について発表する。
著者
川合 勝博
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.41, pp.43-49, 1993-07-09

本原稿はSID'93のセッション4、29、40、45、およびポスター1〜9において報告された直視型AM-LCDの駆動法、あるいはパネルの構造に関する発表のレビューである。駆動法では、表示の多階調化を目指した報告がシャープ、日本電気、三洋電機の3社から行われた。また、日立が低電圧ドライバー用いた新しい駆動方法を提案した。液晶パネル側ではTFTのオン電流をを改善する方法として、東芝は完全自己整合型TFTを、シャープは微結晶Siをコンタクト層に用いたTFTを提案し、またα-Taを用いた新しいバスライン構造を報告した。東芝/IBMは液晶材料として低V_<th>液晶を用い、東芝はシールドCs構造により高開口率を達成した。テクトロニクス社はアクティブ素子としてプラズマ管を採用した。
著者
中嶋 正之 柴 広有
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.42, pp.7-12, 1993-07-15

近年、仮想現実世界を構築するための新しいマンマシンインタフェースとして、手の動きをそのまま入力する研究が行なわれている。中でも機器を装着しないで、画像処理技術だけを使用する手法は関心が高く、また多くの手法が検討されている。筆者らは、指の動きに着目し、実時間でかつインタラクティブな処理が可能な検出法を考察している。本稿では、まず、色テープを指先と指の付け根に貼り、画像中から三次元位置座標の値を検出する処理を簡易にして検出処理時間を短縮する手法を提案する。そして、コンピュータ内に予め指の骨格線モデルと形状決定ルールを作製し、モデルに与える情報を指先と指の付け根の座標値の2つだけにして、余分なデータのやりとりを極力抑えそ手法を考察する。さらに,実世界での指の動きに合わせてコンピュータ内のモデルを逐一動かしていくモデルマッチング手法を検討する。