著者
池下 源一郎 平岩 昭三
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.112-117, 1971-02-01

カラーバーストをパルス化し, サンプルホールドパルスとして, カラーバースト自動利得調整(Color Burst AGC)回路をサンプル値制御系として構成し, 応答速度, 振幅ジッター等を改善することができた。従来, 一般に連続信号系としての概念で構成されていたので, 振幅ジッターを少なくするために応答速度が犠牲になっていた.今回, この系をサンプル値制御系として解析し, また, P変換により振幅ジッターを解析し, 系の応答と振幅ジッターを改善することができ, 設計上有効であった.
著者
吉田 哲雄 青山 憲太郎 坂井 正 弓削田 毅
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.205-213, 1969-03-01

香港地区におけるUHFテレビジョン放送設備につき, その設備概要ならびに, これに採用されたNew PAL方式規格(CCIR Standard system I)につき説明した.
著者
岡田 喜義
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.20, no.12, pp.810-817, 1966-12-01

演色性と色再現の区別を述べ, カラーテレビの色再現と演色性の評価に関し将来の方向を示唆した.CIEが等色差のUVWの色空間を構成して色差を数量化表示する方法を採決したことの解説に始まり, 光源の演色性評価数の定義と計算方法, 自然昼光の実態とCIEの合成昼光標準の計算方法を述べた.現在, 日米両国で製造されているキセノンランプ, 螢光放電灯, 水銀灯の演色評価数の概数を示し, また, 光源の演色挙動を通覧する方法を述べた。
著者
雄山 厚 大山 宏 河本 典之
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.28, no.10, pp.805-810, 1974-10-01
被引用文献数
3

VHFテレビ受信用の小型単指向性アンテナを開発した.このアンテナは2本の放射素子を用い, ハイブリッド回路, 移相回路および整合回路を介して位相給電したものであり, VHFテレビ全帯域にわたって単方向の指向性を示すものである.また小型化しているが, その利得は-5〜+2.5dB程度であり, E面指向性はVHFテレビオールバンド8素子アンテナと同等なので, 強・中電界では従来の八木アンテナに代って使用できる.
著者
中村 孝一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.20, no.10, pp.658-665, 1966-10-01

写真フィルムに関して, その写真的な性質について今日常識化し, 多くの人が知っているが, 写真フィルムの基体をなすフィルムベースについてはあまり知られていない.この解説では, 写真フィルムベースに関して説明すると同時に, その問題点および日本における現状についての筆者の考えをのべた.写真乳剤とベースとは車の両輪の関係にあり, いずれか一方の性質が劣っても, 良い写真フィルムはできない.
著者
村橋 秀雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.351-355, 1963-06-01

最近, 投写形受像装置の研究が進み, 実用段階に至っているが, 現在考えられている種々の方式について, その概要をのべる.