著者
荒木 茂 中村 晴亘 井上 彬 真柄 佐俊 稲葉 雅男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.24, no.11, pp.877-887, 1970-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9

放送用4ヘッドVTRにおける色むらの発生要因について説明し, 現在実用化されている色むら補正器の補正精度の比較を行ない, さらに1ライン遅延線を用いたVTRの色むら補正器のシステムとその概略性能を述べる.1ライン遅延線を用いれば, ラインごとに色むらを補正することができ, 最も精度の高い補正が得られる.また, 性能の良好な1ライン遅延線が容易に得られることを紹介する.
著者
岡部 豊比古
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.485-493, 1972-06-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
28
著者
安藤 健二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.18, no.6, pp.322-332, 1964-06-01 (Released:2011-03-14)

テレビ事業の発展に伴い, プログラムを全国に伝送する電電公社のマイクロウェーブテレビ中継線は大きく発展し, 北は稚内から南は沖縄まで3,000kmにおよぶ世界第二の長大な中継線となった.また, わが国のテレビネットワークの特殊な形態より, プログラム交換業務も世界に例のない複雑な業務であり, この業務を遂行するため電電公社としては2力年の歳月と9億の金を投じて, テレビリレーセンターを建設した.その内容について概説した.
著者
隠岐 恒夫 笹田 雅昭 楠 好次
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.540-544, 1977-07-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9

中波放送機の固体化技術について, 半導体の利点を生かしたD級増幅器, スイッチング型高能率変調方式および耐雷設計などの概要を紹介している.
著者
阿部 俊雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.71-77, 1964

写真のプロセスを利用するためには, 露光や現像と, 得られる画像の関係を知っておく必要がある.このような写真プロセスの入出力特性を求める操作を写真のセンシトメトリとよび, 製造者にとっても, 需要家にとっても重要な作業となっている.ここでは現在行なわれている白黒フィルムのセンシトメトリをJIS規格を中心にして説明し, テレビジョンの分野で写真を利用する場合の参考に供したい.
著者
佐藤 源貞 野口 泰一郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.155-163, 1964-03-01

筆者らはわが国におけるVHF帯テレビ放送の受像用空中線として, ch.1よりch.12までの全チャネルをカバーする, いわゆる複合オールウェーブ空中線を開発した.本稿はこの空中線開発の経緯, ならびにその諸特性について記したものである.
著者
飯島 泰蔵
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, pp.596-602, 1973-08-01

情報量の定量的表現法はシャノンによって確立され, すでに広く用いられている。しかしこの情報量なる概念は, 本来の情報のひとつの側面を定量化しているに過ぎないものであって, 他の側面から見た情報の定量化問題が未解決のまま残されてきた。本文は個々のパターンがそれ自体として持つ情報を定量的に表現する方法として, 空間情報量と呼ぶ新しい概念を定式化し, この問題を解決するひとつの糸口を示そうと試みたものである。
著者
長田 昌次郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.31, no.8, pp.649-655, 1977-08-01
被引用文献数
28 13

本論文は奥行知覚をもたらす多くの視覚要因の効果を定量的に評価することを目的とする.まず, 評価量として各視距離とその距離における奥行弁別閾との比を奥行感度と定めた.つぎに静止状態での観察および体を左右に動かした状態での観察を4種の視距離について行い, 奥行弁別閾を測定した.その結果より各要因の奥行感度を求め, 距離10m以内では両眼視差がもっとも有効であり, 遠距離では運動速度が最適であれば運動視差が有効であることを確かめた.
著者
杉原 康正 伊藤 富夫 洞口 祐
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.270-279, 1965

色切換格子つきの単電子銃カラー受像管カラーネトロンを開発し, 色再生方式に線順次式のカラーネットシステムを用いた新しいカラー受像機を実用化した.回路はすべてトランジスタ化し, ポータブルカラーテレビとしてまとめた.ここにその動作原理, 各回路の設計概要, 構造, 特長について紹介する.
著者
松山 喜八郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.11, no.11, pp.499-505, 1957-11-01

去る7月2日から6日まで, パリで開催されたカラーTVの物理的諸問題に関する国際シンポジウムに出席し, ついで欧州各国のカラーTVの実情, 白黒TVの模様および撮像管製作会社等を多数見学調査してきたので, ここにその概略を報告する.見学した箇所は第1表の通りである.
著者
樋渡 涓二 藤村 安志 鈴木 清興 三井 信雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.12, no.11, pp.502-508, 1958-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
12

NHK技術研究所で試作し, 放送に使用中のウォーキー・ルッキーについて, 研究経過・性能と回路構成, 興味ある回路の解説に分けて記述した.トランジスタ化により真空管方式では得られない高い安定度と信頼度が実現され, こんごTV 送像装置のトランジスタ化に対し有力な確信を得た.