著者
小柳 智一
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集 (ISSN:24238910)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.1-12, 2021-09-15

Article信州大学人文科学論集 9(1) : 1-12(2021)
著者
茅野 恒秀
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集 (ISSN:13422790)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.99-123, 2020-03-15

日本各地に再生可能エネルギーが急拡大するとともに「メガソーラー」の存在が定着しつつある。しかし、とりわけ山林開発を伴う事業をめぐって社会紛争が増え、推進側と反対側、そして土地所有者との間での社会的亀裂を生じさせている事業も少なくない。 本稿は、全国のメガソーラー問題の多くが、共有地の性格を有してきた土地に外来型開発として計画・建設されていることに着目し、地租改正や農地改革など近代的土地所有制度の確立過程、そして高度成長期・バブル経済期の国土開発など、土地問題を規定する政策や動向の連続線上にメガソーラー問題を位置づける。そのための方法として、まず立地地域における人と自然との関係を規定してきた環境史・開発史を明らかにし、その知見をもとに問題を分析した。 長野県諏訪市四賀に計画されている長野県下最大級のメガソーラー事業は、近世以来の入会林野・牧野を戦後に分割解放した土地に計画された。この事業を事例に、土地所有者である地元牧野農業協同組合を取り巻く社会的状況の分析を行い、牧野から林野へ、そして観光開発へと資源利用の転換が起こる中で旧来より山元として有していた地位がことごとく裏目に出た結果として、メガソーラー事業への土地売却が企図されたことが推論できた。
著者
長谷川 孝治 小向 佳乃
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集 (ISSN:13422790)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.71-82, 2019-03-15

本研究は,Twitter のフォロワーに対する類似性認知が他者への不寛容性を促進させるのかを検討することを目的として行われた。インターネット調査会社のモニター127名に対するWeb 調査の結果,フォロワーに対する類似性認知が高いほど,彼/彼女らに対する不寛容性も高いことが示された。また,この傾向は,孤独感の高さや自己肯定感の低さによって,調整されていた。すなわち,孤独感が高い人や自己肯定感が低い人は,フォロワーに対する類似性を高く認知するほど,それらの人々と意見の食い違いが生じた際に,不寛容性が高くなることが示された。さらに,そのような際に,フォローを解除したり,ミュートしたりする拒否行動をとるのは,不寛容性が高い人であることも示された。これらのことから,SNSを通してコミュニケーションが円滑になる反面,そこでの同質性の追求が,他者に対する寛容性を下げることにつながることが示唆された。
著者
長谷川 孝治 小向 佳乃
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集
巻号頁・発行日
no.6, pp.71-82, 2019-03-15

本研究は,Twitter のフォロワーに対する類似性認知が他者への不寛容性を促進させるのかを検討することを目的として行われた。インターネット調査会社のモニター127名に対するWeb 調査の結果,フォロワーに対する類似性認知が高いほど,彼/彼女らに対する不寛容性も高いことが示された。また,この傾向は,孤独感の高さや自己肯定感の低さによって,調整されていた。すなわち,孤独感が高い人や自己肯定感が低い人は,フォロワーに対する類似性を高く認知するほど,それらの人々と意見の食い違いが生じた際に,不寛容性が高くなることが示された。さらに,そのような際に,フォローを解除したり,ミュートしたりする拒否行動をとるのは,不寛容性が高い人であることも示された。これらのことから,SNSを通してコミュニケーションが円滑になる反面,そこでの同質性の追求が,他者に対する寛容性を下げることにつながることが示唆された。
著者
佐藤 全敏
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.207-214, 2018-03-15
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.45-58, 2020-03-15

本稿は、2019年5月31日(金)に「信州大学の人文学部今昔」と題して開催された「懇談会」記録である。信州大学人文学部ホーム・カミングデー懇談会『信州大学の人文学部今昔』開催日時:2019年5月31日(金)14:40-16:10開催場所:人文ホール(信州大学人文学部棟1階)ファシリテータ:速水香織(信州大学人文学部准教授)ゲスト・スピーカー:中島 森利 氏(昭和44年卒業 国文学)、中山 洋子 氏(昭和53年入学 国文学)、唐澤 達志 氏(昭和62年入学 英米文学)、小口 房子 氏(昭和31年卒業 国文学)、五十嵐 譲介 氏(昭和46年入学 国文学)
著者
護山 真也
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集
巻号頁・発行日
vol.2, pp.43-56, 2015-03-15
著者
沖 裕子
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集 (ISSN:13422790)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.1-32, 2020-09-15

1 本稿は、2020年2月8日(土)、信州大学人文学部棟4番教室で行った最終講義のすべてである。本稿の読み上げで行ったため、文体はです・ます体のままにしてある。当日は、109名の参加者があった。2 最終講義の時点では、信州大学学術研究院人文科学系教授。紀要掲載時は、信州大学名誉教授・特任教授。
著者
高瀬 弘樹 植田 奈那美 今井 章
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集
巻号頁・発行日
vol.3, pp.77-81, 2016-03-15

本論文では,面白いアニメ動画を見る際に,表情操作を行うことで動画に対する評価,感情状態,顔面皮膚温に変化が認められるか否かについて検討した。その結果,笑顔条件が抑制条件よりも動画を面白かったと評価し,ポジティブ感情が高いことが認められた。また,実験内容を知らない2名が動画の面白い箇所を評定し,抽出した5場面について,表情操作の条件間で顔面の皮膚温変化に差が認められるか検討したところ,額部皮膚温は抑制条件の方が笑顔条件よりも有意に低下することが認められた。さらに,動画について面白いと高く評価した者の方が低く評価した者よりも額部皮膚温は有意に高くなることが示された。
著者
辻 竜平
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集
巻号頁・発行日
vol.3, pp.29-44, 2016-03-15

「集団的自衛権」を容認したのは,どのような人だろうか.これについて,ナショナリズムと寛容・信頼の側面から検討した.そのために,2014年12月のいわゆる「アベノミクス解散」以前の2014年9月に松本市で収集された調査票調査のデータに対して,潜在変数を用いたパスモデルで共分散構造分析を行った.その結果,全体効果として,自民党支持者,愛国主義者,排外主義者,男性が「集団的自衛権」を容認し,共産党支持者が容認しないことがわかった.異なる価値観を持つ人を許容しない人も「集団的自衛権」を容認するという直接効果が認められたが,全体効果はなかった.
著者
髙瀬 弘樹 根本 正和
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集 (ISSN:13422790)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.53-65, 2021-03-15

本実験は,弓道動作における姿勢の安定性,姿勢と呼吸,動作と呼吸がどのように協調しているのかを検討したものである。熟練者と初心者の弓道動作を比較した結果,発射直前の2000ms間の矢状面方向の身体重心COGᴀᴘ(的と参加者を結ぶ線と垂直方向)の動揺は,熟練者の方が初心者よりも小さく,姿勢の安定性が高いことが示された。また,弓を持つ左手の動揺についても,熟練者の方が初心者よりも小さく,左手の安定性が高いことが示された。熟練者は手の安定性が姿勢の安定性に支えられて実現され得ること,手の動揺は身体各部の補償によって減少させられている可能性が示唆された。呼吸については,"離れ"動作時に,熟練者において呼吸を停止させる比率が高いことが示された。熟練者は呼吸を停止させることによって呼吸によるノイズに抵抗して的中率を上昇させていると考えられた。動作と呼吸の協調的関係は,"大三"動作において熟練者の方が協調的関係の現れる比率が高くなった。"打ち起こし"動作では,熟練者では吸気,初心者では呼気の比率が高くなった。"打ち起こし"動作は前に姿勢が傾くが,熟練者では吸気と協調させることで抑制させていると推測された。本実験の結果から,弓道においては,姿勢の安定性と呼吸による動揺をどのように克服するか,動作と呼吸の協調がどのように組織化されるのかが鍵であり,熟達に大きな影響を及ぼしていることが示唆された。
著者
山田 健三
出版者
信州大学人文学部
雑誌
信州大学人文科学論集
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.229-245, 2020-03-15