著者
桐山 勉
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.190-193, 2010-05-01

パテントドクメンテーション部会は小人数ではあるが,自由闊達な家庭的な雰囲気の下で毎月1回開催している。INFOSTAシンポジウムには2002年から2009年にわたり過去8年間,連続して発表している。今年の活動は,INFOPRO2010に発表できそうなテーマを中心に研究活動をしている。主な研究テーマは,1)特許情報検索システムの利用研究,2)検索技術の伝承・教育の研究,3)専門雑誌World Patent Informationのトピックス記事の輪講形式による紹介,4)海外の特許情報研究の国際会議のウォッチング,5)各メンバーが入手した最新情報の交換がメインとなっている。運営には,遠隔地のメンバーも参加できるようにSkypeのビデオ通話を利用して,東京会場と大阪会場を結び,研究活動を行っている。
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.443-444, 1988-08-01

去る5月28日出第31回情報科学技術協会通常総会において,第13回情報科学技術協会賞の表彰がとりおこなわれ,本年は,情報業務功労賞が妹尾哲男,渡壁正両氏に,教育・訓練功労賞は荻昌朗,土岐尚子両氏に,優秀ドクメンテーション機関賞に(株)国際医学情報センターに,そして論文賞に板橋慶造,峯尾幸信,米澤稔3氏に授与された。表彰式では,木津誠表彰者選考委員長より,選考の経過報告,表彰者および表彰理由の紹介があった後,中村幸雄会長より表彰状と記念品が授与された。
著者
筑木 一郎
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.428-432, 2005-10-01
被引用文献数
3

英国では, 学術機関における知的資源の効果的な発信・共有を図るFAIRプログラムが, 情報システム合同委員会(JISC)の助成を受けて実施された。本稿では, その中から, 電子学位論文に関して実施された3プロジェクト(Theses Alive!, Electronic Theses, Daedalus)について紹介する。これらのプロジェクトでは, 学位論文に適したリポジトリ・システムの構築, メタデータ・コア・セットの設計, 収集・提供モデルの調査などが行われた。重要な成果としては, 教育・研究プロセス, 研究指導の過程にリポジトリを連携させた点などがあり, 機関リポジトリおよびオープンアクセスの可能性が示唆される。
著者
木野 修造
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.42, no.12, pp.1126-1135, 1992-12-01

図書館施設の最近のトレンドから近未来の図書館施設を類推するもので,トレンドとして"開架の大規模化","閉架の再評価","さらに進む機械化","集中処理から分散処理へ""進むセルフサービス化"をとりあげている。近未来に図書館は最盛期をむかえる。さらに巨大になる図書館の空間を,各種のサービスを分散処理することによってヒューマンスケールの範囲の中に保つ。