出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.26, pp.31-33, 2001-08

「いよいよトヨタが、ハイブリッドシステムの外販に乗り出す」——。こんな見方がハイブリッド関連の部品メーカーに広がっている。部品メーカーとの打ち合わせに訪れたトヨタ自動車の担当者のなかには、すでに「外販に向けた営業戦略を練り始めている」ともらすケースもあるという。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.33, pp.34-37, 2002-03

NTTドコモから郵送されてくる携帯電話料金の請求書用封筒、カネボウ合繊(大阪市)が販売するタオルやTシャツ、富士通が工場で使う電子部品のケース——。生活に身近なものから産業用資材まで、さまざまな用途で植物由来のプラスチックの活用が進んでいる。これまで農業用フィルムや文具などにとどまっていた用途が急速に広がりそうだ。
著者
北川 正恭 安井 義博
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.56, pp.142-145, 2004-02

北川 私が三重県知事に在職していたとき、安井さんが中部地域の経営者の有志たちとEPOC(環境パートナーシップ・CLUB=安井会長)を立ち上げられました(2000年2月)。大変なインパクトだと、当時思いましたよ。安井 あのときは、私こそ北川さんの行動力に驚いたんです。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.61, pp.10-12, 2004-07

5月21日、プーチン・ロシア大統領は、モスクワで行ったロシアと欧州連合(EU)両首脳会談後の記者会見で、「議定書批准への取り組みを加速する」と表明した。その発言の評価を小池百合子・環境大臣に聞いた。——今回のプーチン大統領の発言をどう評価しますか。小池 予想以上に踏み込んだ発言で、ロシアは批准に向けて前進したと言えます。
著者
大賀 典雄 深尾 典男
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.23, pp.84-87, 2001-05

——ソニーでは「地球環境委員会」を1990年に設置されました。大賀さんはその直前、環境保全に関する社長方針を社員に伝えるため、社内報の号外をお出しになったと聞いています。環境問題に積極的に取り組むきっかけは何でしたか。大賀 環境問題については、それ以前から、個人的に危機感をもっていました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.41, pp.27-29, 2002-11

スキーのジャンプ団体や女子モーグルの金メダルに沸いた長野オリンピック——。しかし、その高揚感は、長野県では遠い過去のようだ。 長野オリンピックでは、公共事業を中心に関連事業全体で1兆6500億円が長野県に投資され、2兆4500億円の経済効果を生み出したと試算されている。競技施設の建設、新幹線の開通などの準備のために集中した公共事業により、建設業は活気に満ちた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.152, pp.46-48, 2012-02

2011年10月、九州最大規模の環境技術展「エコテクノ2011」が開かれた。会場入り口には複数の小型風力発電機が並んだ。なかでも、微風でも力強く回り続ける小型風力発電機「TOMOの風(YG-4000)」が注目を集めた。ビルメンテナンスのビルメン鹿児島(鹿児島市)が開発した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.157, pp.38-41, 2012-07

復興の施策として国や自治体が掲げているスマートコミュニティ(環境配慮型都市)。経済産業省が昨年から、横浜市や豊田市など4地域で実証事業を実施しているが、緊急事態に直面し、早期の導入に向けて東北地方でマスタープラン(事業計画)を策定する地域を8つ採択した。ほかにも、多くの自治体が企業などと連携し、スマートコミュニティの導入を検討している。
著者
中田 宏 神保 重紀
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.75, pp.110-113, 2005-09

なかだ・ひろし氏:1964年、横浜市生まれの40歳。89年に青山学院大学経済学部を卒業後、財団法人・松下政経塾に入塾。参議院議員秘書を経て、92年に日本新党の結党に参画。93年7月、衆議院議員に当選し、3期務める。2002年4月、政令指定都市では史上最年少の37歳で横浜市長に就任。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.128, pp.37-39, 2010-02

太陽熱利用は"眠れる巨人"といわれながら、太陽光発電に押され停滞していた。だが、ガスと連動した高機能機器が登場、ガス業界が本腰で後押しし始めた。ベランダ設置や冷房など、新技術も実用化された。 埼玉県越谷市にあるJR武蔵野線の新駅、越谷レイクタウン。2008年3月の開業以来、駅前には商業施設やマンションが立ち並び始め、ニュータウンらしくなってきた。
著者
山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.101, pp.84-86, 2007-11

「何も難しいことをお願いしているつもりはないのだが」─。大阪府の担当者はこうつぶやく。大阪府が環境省から受託したバイオエタノール実証事業の開始時期が、石油元売り会社の協力が得られないために、当初予定していた8月上旬から10月以降にずれ込んでいるのだ。
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.108, pp.82-85, 2008-06

4月16日、自民、公明両党はアスベスト被害者を「救済」する石綿健康被害救済法(石綿新法)を巡り、与党アスベスト対策プロジェクトチーム(以下、与党PT、座長・佐田玄一郎衆議院議員)の会合を開き、改正案の検討を開始した。その会合の2時間ほど前、東京・霞ヶ関の環境省記者クラブで、アスベスト被害者の遺族による記者会見が開かれていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.87, pp.35-37, 2006-09

「金の芽がある金芽米」。トリノオリンピックで優勝した荒川静香選手が登場するテレビCMとともに、今年1月から全国販売を開始した無洗米の新商品「金芽米」が好調に売り上げを伸ばしている。 発売元のトーヨーライス(東京都中央区)は、今年度の販売目標を当初の2倍の60億円(市場価格)に引き上げたほどだ。
著者
金子 憲治
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.123, pp.102-105, 2009-09

総選挙の投票日が8月30日に決まった。2大政党間の政策論争は、短期的に影響の大きい少子化や中小企業対策に目が向きがちだ。しかし、環境政策の違いも大きく、その選択は将来のこの国のカタチを左右する。 「民主党の掲げる政策では、子供手当などの財源をどうするのか、その不確かさが指摘されるが、それより気になるのが、温暖化ガスの中期削減目標。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.117, pp.38-41, 2009-03

電動バイクでは大手に先駆け、ベンチャーが商品化に取り組み、販売台数を増やしている。鉛電池を使い、中国への生産委託で低コスト化を実現。独自技術で走行性も高めガソリンバイクの牙城に挑んでいる。 九州の中央に位置する熊本県和水町。もともとはJAの支所だった2階建てビルに電動バイクを開発・製造するベンチャー、オーシャンエナジーテクニカ(熊本市)の工場がある。
著者
菅原 由依子
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.108, pp.93-96, 2008-06

スーパーのレジを通過した女性が、丸めて縛ったレジ袋を何枚もバッグから出した。「これはまだ無料の時にもらったレジ袋。今までの袋は使いやすかったけれど、環境配慮も大事だから」と話しながら、事も無げに買った商品を他社の袋に詰めていく。 東京都杉並区では、4月1日に全国初となる「杉並区レジ袋有料化等の取組の推進に関する条例」が施行された。
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.106, pp.108-111, 2008-04

「海上の2つの訴訟では、全国で初めてというのが1つ、全国2件目というのが1つあり、全国から注目されています」 これらの訴訟は同県の旧海上町(旭市)と銚子市、東庄町の1市2町にまたがる場所に建設を予定している産業廃棄物の管理型処分場を巡って起こされたものだ。2つの訴訟とは、事業者のエコテック(千葉市)に対する処分場の建設差し止め訴訟と、設置許可を出した千…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.47, pp.34-37, 2003-05

1月22日、スズキの新車発表会。「軽自動車で初のハイブリッド車を商品化し、超低燃費を実現した」。あいさつに立った鈴木修会長は、「ツイン」をこう得意げに紹介した。 ツインは、2人乗り軽乗用車。ハイブリッドシステムを採用することで、34km/oの超低燃費を達成した。これは、自動変速機(AT)車としては最高の低燃費となる。
著者
藤田 香
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.103, pp.91-95, 2008-01

午前7時半。鹿児島県奄美大島の穏やかな入り江を、大量のイワシを積んだボートが進んでいく。沖合いのいけすに到着すると、作業員がイワシにビタミン剤を振りかけ、スコップでいけすに投げ入れる。黒い魚影が浮かび上がったかと思うと、水しぶきを立ててイワシに食らいつく。魚影の正体はヨコワと呼ばれる1歳になるクロマグロの子供。