出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.145, pp.32-34, 2011-07

東日本大震災は、日本の電力システムに内在していた2つのリスクを顕在化させた。原子力発電で事故が起こった場合の放射性物質による環境汚染リスク、そして大規模発電所の集中立地による災害リスクだ。 3月に東京電力が実施した計画停電は、原発の停止が原因だと思いがちだが、正確ではない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.55, pp.29-31, 2004-01

2003年11月10日、東京ディズニーランドにほど近い千葉県市川市の浜辺に、70隻の薄汚れたプレジャーボートなどが雑然と並べられていた。 バリバリバリ!。鉄製の巨大な"手"を付けた重機が2台。次々とボートをわしづかみにして粉砕していく。ボートはすべてFRP(繊維強化プラスチック)製。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.158, pp.32-35, 2012-08

利根川水系のホルムアルデヒド検出事件は、企業に化学物質リスクの大きさを改めて突きつけた。 日本化学工業協会の庄野文章常務理事は、「水俣病やイタイイタイ病は国の管理責任も問われた。これから先は、もし化学物質で健康被害が起きれば、企業の責任だとして民事訴訟に持ち込まれる可能性が高い」と警鐘を鳴らす。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.104, pp.33-35, 2008-02

排出権が消費者向けのマーケティング・ツールとして活用され始めた。カーボンオフセット年賀状をはじめとする消費者向けの排出権関連商品が次々に登場。環境価値が商品の魅力を高める時代が到来した。 電気はこまめに消しているし、多少寒くてもエアコンの温度は下げている。スーパーに行くときはマイバッグを欠かさない。
著者
荒川 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.115, pp.59-61, 2009-01

今から14年前の「あの夏」を覚えているだろうか。1994年の日本列島は、春先から夏にかけて記録的な高温と少雨に見舞われた。夏の平均気温(6〜8月)は、平年に比べて東日本で1.8℃、西日本で1.5℃高く、戦前戦後を通じて最も暑い夏となった。
著者
山村 紳一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.136, pp.55-57, 2010-10

近年、都市近郊のごく限られた場所にごく短時間、1時間当たりの降水量が数10〜100mmという猛烈な豪雨がしばしば発生している。局所的な大雨、あるいは都市型集中豪雨などとも呼ばれる、いわゆる「ゲリラ豪雨」だ。発生の予測が非常に難しいことが「ゲリラ」の由来である。2008年8月には豊島区の下水管工事現場で5人が亡くなるなど、大きな被害をもたらす新しい都市型災害とされる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.45, pp.41-44, 2003-03

残業中の空調は、1時間で1500円の"罰金"——。日本アイ・ビー・エムの大和事業所では、平日の午後5時半以降や休日など正規の就業時間以外に空調を利用する場合、1時間で1500円を負担する仕組みを作っている。利用料との名目だが、実際にかかった電気代の割り振りとは別の、一種の課徴金制度だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.114, pp.30-33, 2008-12

人の波でごった返す東京・有楽町駅前の家電量販店「ビックカメラ」。人気の家電コーナーに10月24日、「オール電化相談カウンター」が新設され、IHクッキングヒーターなどのオール電化設備や太陽光発電システムの販売・工事を受け付けるようになった。 カウンターに常駐しているのは、業務提携先の木下工務店(東京都新宿区)の社員。
著者
馬場 未希
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.95, pp.68-71, 2007-05

開始から3年目を迎えた、環境省の国内排出権取引。参加者の数は延べ100事業所を超えたが、取引実績は1件にとどまる。 昨年10月18日、日本で200tのCO2排出権が取引された。排出権を売ったのは、ブラウン管や液晶基板大手の日本電気硝子。買い手はコンサルタントの船井総合研究所だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.94, pp.125-127, 2007-04

「最高気温が35℃を超える日を『猛暑日』と呼ぶ」─。今年2月、気象庁は約10年ぶりに気象予報用語を改定し、新たに「猛暑日」という用語を設ける方針を打ち出した。同庁はこれまで最高気温30℃以上の日を「真夏日」と呼んできたが、群馬県前橋市や埼玉県熊谷市で35℃を超える日がここ10年急増。予報解説に新たな用語が必要になった。 確かに首都圏は暑くなった。
著者
辻尾 敏明 斎藤 正一
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.158, pp.79-81, 2012-08

辻尾敏明(つじお・としあき)氏:1951年生まれ。74年近畿大学商経学部卒業。81年大阪佐川急便に入社。98年6月、佐川急便取締役総務部長、2012年3月から現職兼SGホールディングス取締役—佐川急便は、安全輸送とエコドライブを関係付けた活動をしています。どのような背景から、こうした取り組みが生まれたのでしょうか。
著者
二宮 康司
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.158, pp.62-64, 2012-08

(二宮 康司・公益財団法人地球環境戦略研究機関・市場メカニズムグループ・ディレクター) 今年5月、ゴールデンウイークの真っ最中に重要なニュースが外電で飛び込んできた。韓国の国会で国内排出量取引制度導入法案が可決されたのである。日本の主要メディアは報じなかったが、環境に関心のある者にとっては重大なニュースである。
著者
松田 裕之 戎谷 徹也 半沢 智
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.159, pp.58-61, 2012-09

今年4月に一般食品中に含まれる放射性物質の規制値が、1kg当たり500Bqから100Bqに厳格化された。消費者の安全性を確保するという一方で、厳しすぎる規制は被災した生産者に追い討ちをかけるという声がある。厳しい規制値の設定に警鐘を鳴らす松田裕之氏と、独自の基準値を定める大地を守る会の戎谷徹也氏に議論してもらった。
著者
中村 敦夫 金子 憲治
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.66, pp.136-139, 2004-12

なかむら・あつお氏:1940年生まれの64歳。63年東京外国語大学を中退後、俳優座に入団。「木枯らし紋次郎」に主演など俳優業のほか小説家、情報番組キャスターとして活躍。98年参議院議員に当選。2000年「公共事業チェック議員の会」会長。2002年「みどりの会議」代表——代表を務めた「みどりの会議」は、7月の参議院選挙で議席を無くし、10月に解散しました。