著者
宮崎 龍二 山本 真 金高 靖典
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.381-382, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

本報では,高密度なMMS計測点群から,道路面の境界となる縁石を検出しモデル化することを目的として,線分群処理を用いた平面構造検出手法を提案する.点群をスキャンライン点列に分割し,点列をポリライン近似して得られる線分群に対して,Segment treeによるグループ化と線分を対象としたRANSAC法により平面構造を検出する.本手法により縁石のような比較的小さな平面領域の検出が可能となる.
著者
王 俊貞 大月 翔平 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司 神崎 務 大野 泰史
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.611-612, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

蚊の穿刺動作を模倣した低侵襲性の微細針を開発するため,蚊の針の穿刺行動及び吸血行動を観察した.本研究では蚊の口針が皮膚内部へ侵入していく様子と吸血動作をより詳細に観察するため,側面方向から穿刺動作を観察可能な特殊な人工皮膚を開発した.この人工皮膚は食用寒天を主材料とし,内部に人間の血液が仕込まれている.結果,蚊の口針がこの人工皮膚へ侵入し,血液を吸引する様子を観察することに成功した.
著者
荒谷 和慶 嶋田 敏 太田 順 原 辰徳
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.411-412, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

観光ツアーは,ツアー企画者の経験や勘という暗黙知に基づき設計されており,複数事業者による共同設計や,設計知識の継承において課題がある.従って本研究では,観光ツアーは,観光資源間の意味性や近接性に基づき観光資源の組み合わせが決められツアーが構成されるという観光ツアー構成論理の仮説を立て,その仮説を検証する.検証においては,仮説に基づき構築した観光情報基板上で複数の既存ツアーを表現し比較する.
著者
畝田 道雄 今村 友貴 後藤 道治 増渕 佳子 石川 憲一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.277-278, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

本研究では河川礫が河川中で擦過作用を受ける自然現象に着目し,河口からの距離を礫の幾何的特性の変化から推定することを通じて,超精密研磨の起源やメカニズム,さらには別視点で地層体積環境を推定することを試みている.本報告では,2つの一級河川の礫による表面粗さ,硬さ,形状,比重の測定評価を行うとともに,多変量解析でデータ分析した結果を述べる.
著者
梶原 優介
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.619-620, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

あらゆる物質は分子の局所挙動にともなう極微弱な電磁場を放出しており,その主なスペクトルはTHz領域に存在する.そのようなTHz波を直接的に検出可能であれば,生体分子挙動や化学反応などの物質現象を実時間スケールで計測できるはずである.物質自身が放出する極微弱な電磁場を検出するためには,照射光源を使用しないパッシブな計測をナノスケールでおこなう必要があるが,それを実現する顕微鏡について紹介する.