著者
藤原 和弘 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. [音楽情報科学]
巻号頁・発行日
vol.2014, no.16, pp.1-6, 2014-08-18

楽曲から抽出した遷移確率を用いて旋律部分と伴奏部分を自動作曲する方法を提案する.遷移確率とは,音高,音長について,ある音高 (音長) のつぎに,どのような音高 (音長) が続くかの確率である.本稿では,実際の楽曲 (アーティスト:バンプオブチキン,ラルクアンシエル) から遷移確率を抽出した.アンケート調査の結果,音楽的に悪くなく,アーティストらしい曲が作曲できている事が確認できた.
著者
仇 時雨 神谷 好承 青柳 誠司 岡部 佐規一 牧野 洋
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.57, no.542, pp.3240-3246, 1991-10-25 (Released:2008-02-21)
参考文献数
9

When a robot is used for doing work such as laser processing or water-jet processing, not only the trajectory of the end-effector but also its velocity is very important from the viewpoint of the processing accuracy. On the other hand, several curve-interpolation methods have been suggested, but it is cannot be said with certainty that the correct velocity control of the trajectory is possible. In this study, in order to solve this problem, a method using the clothoidal curve is introduced, and this method enables the velocity control with high accuracy for any trajectory.
著者
青柳 誠司
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.697-702, 2013 (Released:2013-11-09)
参考文献数
7

人間は蚊に刺されて吸血されてもほとんど痛みを感じない.高速度カメラを用いて透明なポリマー製の人工皮膚への蚊の穿刺の様子を詳細に観察し,その結果に基づいて蚊の穿刺メカニズムを推測した.蚊の口器のうち,穿刺に重要な役割を果たしている大顎と,その両側の小顎2本の合計3本の針について,それらと同様の形状・寸法を持つ3本の針をマイクロマシニングの技術を用いて工学的に実現した.これらの針を蚊と同様に互いに位相差を持たせて協調動作させ,人工皮膚への穿刺実験を行った結果,穿刺抵抗力が1/3~1/4に低減されることが確認できた.痛みと穿刺抵抗力には相関があるため,痛みの低減が期待できる.
著者
北田 博之 山本 晴輝 山本 峻己 鈴木 昌人 青柳 誠司 高橋 智一 福永 健治 細見 亮太 高澤 智規 歌 大介 川尻 由美 中山 幸治 引土 知幸
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.897-898, 2017-09-05 (Released:2018-03-05)

蚊の針は細いが穿刺時に折れず,皮膚にたわみが生じない.本研究では,麻酔したマウスの皮膚に対する蚊の穿刺を倒立顕微鏡で観察し,蚊の針が皮膚を貫いて吸血する仕組み,ならびに口針を包む鞘である下唇の役割を解明しようと試みた.その結果,蚊の針の挿入時の下唇の動きや,蚊の血管を探す様子や吸血する様子,そして穿刺時に皮膚がほとんどたわまず,上唇を血管に挿し入れる時に血管が変形しないことが観察できた.
著者
王 俊貞 大月 翔平 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司 大野 泰史 川尻 由美 神崎 務
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.113-114, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

蚊を模倣した低侵襲性のマイクロニードルを開発するため,蚊の穿刺行動および吸血動作を観察した.本研究では蚊の穿刺対象として、マイクロ流路を有する透明な人工皮膚の開発を行った.この人工皮膚はアガロースとグルコマンナンを主材料とする.
著者
藤岡 潤 青柳 誠司 石井 一久 関 啓明 神谷 好承
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.676-682, 2001-04-05
被引用文献数
1 5

A 6-DOF articuiated robot (PUMA 560) is calibrated by using a taser tracking system according to the multiple positioning method and the effectiveness of this system is certified. A method which calibrates only angle parameters is newly proposed, since there is a possibility that true values of length parameters are directly measured by some other methods. The relationship between sensibility index and the number of measurement are simulated and it is inferred that 10 random measurements with fixed orientation is enough in case of calibrating only angle parameters and 20 random measurements with random orientation is enough in case of calibrating both angle and length parameters. The combination method which obtains length parameters by the joint axis estimating method and calibrates angle parameters by the multiple positioning method is experimentally developed. The accuracy of the combination method and that of the normal multiple positioning method are experimentally investigated. From the results, the effectiveness of the strategy of how to select parameters, number and pose (position and orientation) of measurement, which is mentioned above, is experimentally confirmed. The accuracy of 0.12mm is achieved in wide area and this value is better than already reported ones about PUMA 560.
著者
王 俊貞 大月 翔平 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司 神崎 務 大野 泰史
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.611-612, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

蚊の穿刺動作を模倣した低侵襲性の微細針を開発するため,蚊の針の穿刺行動及び吸血行動を観察した.本研究では蚊の口針が皮膚内部へ侵入していく様子と吸血動作をより詳細に観察するため,側面方向から穿刺動作を観察可能な特殊な人工皮膚を開発した.この人工皮膚は食用寒天を主材料とし,内部に人間の血液が仕込まれている.結果,蚊の口針がこの人工皮膚へ侵入し,血液を吸引する様子を観察することに成功した.
著者
青柳 誠司
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 = Journal of the Visualization Society of Japan (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.33, no.131, pp.145-148, 2013-10-01
参考文献数
18
被引用文献数
4

無痛針の手本として蚊の針に着目し,高速度カメラと長作動距離拡大レンズを組み合わせたシステムを用い,蚊の穿刺動作の詳細観察を行った.その結果,針が複数本の針が束ねられてできており,そのうちの2本(小顎)の先端部分に独特のギザギザ形状の突起があること,穿刺時に血液を吸引する主要な針である上唇とその左右の小顎の合計3本が,互いに時間的位相差を持って協調動作をしながら穿刺が行われていることを解明した.上唇と,小顎2本の合計3本の針について,それらと同様の形状・寸法を持つ3本の針をマイクロマシニングの技術を用いて工学的に実現した.これらの針を蚊と同様に互いに位相差を持たせて協調動作させ,人工皮膚への穿刺実験を行った結果,穿刺抵抗力が1/3~1/4に低減されることが確認できた.
著者
青柳 誠司 藤岡 潤 石井 一久 関 啓明 神谷 好承
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌 = Journal of the Japan Society of Precision Engineering (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.65, no.7, pp.1035-1040, 1999-07
参考文献数
12
被引用文献数
1

Aiming at realizing off-line programming, many researches of improving robot's accuracy by calibrating the kinematic parameters of a robot are being carried out now. For an effective calibration it is necessary to measure the position of the tip of a robot arm precisely in a comparatively wide area. Although a laser tracking system is regarded as the most practical measuring system for this purpose in ISO 9283, there is no report yet which actually applies this system to the robot calibration. In this paper a 6-DOF articulated robot is calibrated by using a laser tracking system according to the joint axis estimating method and the effectiveness of this system is certified. A method of estimating the accuracy which refers to the robot base coordinate system is proposed. It is proved experimentally that the accuracy of the robot before calibration is worse than 3mm. The robot after calibration is positioned to the limited grid which is in the area near the initial pose of the calibration and to the wide grid. The accuracy in the limited grid is improved to be 0.27mm by the calibration, however the accuracy in the wide grid is worse compared with that in the limited grid. From this result it is proved that the joint axis estimating method is not so effective except for the neighborhood of the initial pose.
著者
北田 博之 酒井 裕也 駒走 仁哉 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司 細見 亮太 福永 健治 歌 大介 高澤 知規 引土 知幸 川尻 由美 中山 幸治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2018年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.742-743, 2018-08-20 (Released:2019-02-20)

蚊の針は細いが穿刺時に折れず,皮膚にたわみが生じない.本研究では,麻酔したマウスの皮膚に対する蚊の穿刺を顕微鏡で観察し,蚊の針が皮膚を貫く仕組み,ならびに口針を包む鞘である下唇の役割を解明しようと試みた.その結果,皮膚表面における蚊の針の挿入時の下唇の動きを観察できた.
著者
鶴田 隆祥 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司 山本 晃久
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.109-110, 2014

注射針の細径化が求められているが,細径化は座屈を容易に招来する.鍼灸治療では刺手で針を側方から支え,押手で針を皮膚直上にて支えるとともに皮膚に張力を与えることで,座屈を防止している.本研究ではこれにヒントを得て,針を筒内に保持し,筒を皮膚に押し付け,針を少しずつ繰り出す機構を提案する.支えが無い皮膚から上の針の長さを実質ゼロにすることで座屈荷重を高め,座屈を防止する.
著者
青柳 誠司
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.82, no.12, pp.999-1004, 2016
被引用文献数
7
著者
青柳 誠司
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
1994

報告番号: 乙11595 ; 学位授与年月日: 1993-02-10 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(工学) ; 学位記番号: 第11595号 ; 研究科・専攻: 工学系研究科精密機械工学専攻