著者
鈴木 一成
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.623-636, 1981-10-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
37
被引用文献数
2 2
著者
峯村 伸哉
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.239-248, 1983-04-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
39
著者
山本 洋一
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.500-504, 1962-11-30 (Released:2012-11-20)
被引用文献数
1 1
著者
柴田 俊夫
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.87, no.8, pp.292-298, 2014-08-20 (Released:2014-11-20)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

鉄鋼材料の腐食を理解するために,電気化学に基づく熱力学平衡と電極速度論の考え方の基礎を述べた。中性溶液中の酸素還元反応による腐食と表面に生成する腐食皮膜による腐食抑制機能は日常観察される腐食現象の理解にとって重要である。大気汚染と鉄鋼腐食の密接な関係を実例で紹介した。表面腐食皮膜によって耐候性を向上させた耐候性鋼の例を紹介し,さらに不働態皮膜によって耐食性を格段に向上させたステンレス鋼についても述べた。

1 0 0 0 OA 可塑剤

著者
塩谷 啓一 廣瀬 拓治
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.48-53, 1993-01-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
19
著者
桂 宏光
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.742-757, 1982-10-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
86

1 0 0 0 OA 顔料概論

著者
伊藤 征司郎
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.83, no.7, pp.308-316, 2010-07-20 (Released:2010-10-20)
参考文献数
34
被引用文献数
1

この概論では,顔料の発色メカニズム,一般的性質(隠ぺい力と透明性,着色力,吸油量と顔料体積濃度),表面の物理化学特性(界面電荷発生原因,表面極性)と分散との関連などについて述べた。
著者
鈴木 友里亜 久光 一誠 伊澤 千尋 柴田 雅史
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.94, no.8, pp.219-224, 2021-08-20 (Released:2021-08-27)
参考文献数
10

保湿剤水溶液の感触評価方法として,官能評価用語を用いない群分類法を考案し,その群分類結果と物性測定による群分類との対応を調べた。大学生を評価者として,10種の保湿剤間でその感触の差異を識別する三点識別比較試験を行った。二種類の保湿剤の感触が類似していれば識別しにくくなり,正答率が低くなることから,正答率によって保湿剤間の類似性が定量化されると考えられる。そこで主座標分析を用いて識別正答率の高低に基づく群分類を行ったところ,保湿剤は感触の類似性の高い三つの群といずれの群にも含まれない2種に分類された。各保湿剤水溶液について,肌に塗布した際の摩擦抵抗値・引き離し応力の測定と法線応力測定を行い,その大きさならびに経時変化の特徴に基づいて群分類を試みたところ,上記の感触評価による分類と対応する群分類が可能であった。
著者
大藪 泰 阿佐見 徹
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.94-99, 1987-02-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
20
被引用文献数
2 3

現場における漆塗りの見地にたち, 漆膜の透明性におよぼす硬化条件の影響を明らかにする目的で実験を行った。つまりスグロメ漆を試料とし, 種々の硬化条件 (温度 : 20℃・30℃, 湿度 : 60-98%RH) で24時間硬化させ・その後硬化膜を北窓自然光に90日間放置した。以上の経時変化についてIR分析や分光透過率測定を中心に行った。結果をまとめると次のようである。(1) 高湿条件下で硬化した漆膜は低湿のそれに比べ, ウルシオールキノンやキノン重合物が多く生成されたため, 透明性の悪い膜となった。(2) 北窓自然光に放置した漆膜はウルシオールキノンが徐々に消費され, そのため次第に透明性は向上した・しかし透明性の向上が落ち着く90日後においても硬化条件の違いによる透明性の差は残った。(3) 乾燥時間 (RCI型乾燥時間測定機による) と透明性の関係において, 乾燥時間の増加にともない透明性は上昇し, そしてある乾燥時間を越えるとほぼ一定となった

1 0 0 0 OA 接着と酸塩基

著者
前田 重義
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.8, pp.526-537, 1997-08-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
56
被引用文献数
1 1
著者
門脇 徹治
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.84, no.7, pp.242-245, 2011-07-20 (Released:2011-10-20)
参考文献数
5

最近,顔料や分散剤などの原材料の開発,微細可能な分散機の出現があり,分散技術は飛躍的に進歩を遂げている。この分散技術は,地味な技術分野ではあるが,さまざまな工業分野での基盤技術となっている。さらにナノテクノロジー,環境,エネルギーなどのこれからの時代を先導する科学技術の重要な要素技術である。本解説は顔料の分散の入門書とし,顔料の分散の考え方のイメージをつかんでもらうことを目的とし,概念的なモデルを用いて簡潔にまとめた。
著者
河村 英司 岩崎 浩
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.85, no.5, pp.208-214, 2012-05-20 (Released:2012-08-20)
参考文献数
27
被引用文献数
1

紙幣をはじめとした有価証券類は,多かれ少なかれ偽造の脅威にさらされている。偽造手法は,時代とともに技術環境が変化していく中で,偽造防止策も常に変化していく必要がある。とくに,近年のデジタル印刷技術の進化は,偽造・模造に特別なスキルが必要なくなり,偽造のハードルが低くなったとも言える。ある程度の品質の偽造・模造は,身近なデジタル機器を使用して,なし得る新たな時代の到来である。ここでは,銀行券を中心にパスポートなどに採用されている最新偽造防止技術の概要について解説する。

1 0 0 0 OA 染料の色

著者
北尾 悌次郎
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.220-233, 1985-04-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
29
著者
佐々木 洋 大庭 敏之 岩崎 光伸
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.8, pp.258-263, 2016-08-20 (Released:2016-11-20)
参考文献数
10

混成硫酸複塩を水溶液から成長させる方法において前駆材料の組成によって結晶形状と色調を選択することができる結晶育成教材を開発した。薄桃色(L*=83.64,a*=0.26,b*=-0.57)の菊花状結晶は前駆材料([K2Mg(SO4)2-6H2O]:[K2Mn(SO4)2-4H2O]=50:50)から成長する。また薄紅色(L*=76.54,a*=13.38,b*=0.39)の菊花状結晶は前駆材料([K2Mn(SO4)2-4H2O]:[K2Co(SO4)2-6H2O]=75:25)から成長する。他方,淡赤色(L*=84.77,a*=1.61,b*=-0.47)の塊状結晶は前駆材料([K2Mg(SO4)2-6H2O]:[K2Co(SO4)2-6H2O]=99:1)から,淡緑色(L*=87.34,a*=-0.64,b*=-1.00)の塊状結晶は前駆材料([K2Mg(SO4)2-6H2O]:[K2Ni(SO4)2-6H2O]=99:1)から,そして淡青色(L*=86.21,a*=-0.27,b*=-0.95)の塊状結晶は前駆材料([K2Mg(SO4)2-6H2O]:[K2Cu(SO4)2-6H2O]=99:1)から成長する。

1 0 0 0 OA 合成MIO顔料

著者
平岡 延元
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.95-98, 1992-02-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
15
著者
石橋 正安 丸山 英治
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.690-696, 1981-11-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1
著者
鶴田 榮一
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.6, pp.375-382, 1998-06-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
8
著者
服部 剛
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.83, no.9, pp.387-393, 2010-09-20 (Released:2010-12-20)
参考文献数
9
被引用文献数
3 4

カーボンナノチューブやフラレーンの発見以降,炭素はこの20年間で最も研究された材料であり,ナノテクノロジーを牽引してきた。これらの研究に端を発してカーボンブラックにおいても新規表面モデルの提唱や生成メカニズムの解析が進んだ。一方で,カーボンブラックは本質的にナノ構造をもった炭素そのものであり,そのことが認知される遙か昔から使われてきた。そのため,その歴史の中で市場の要求に合わせて無意識のうちにナノ構造を制御することで各用途に適応してきた。これらの成果は,ゴム,塗料,印刷インキ等の各分野の協会誌や専門書で確認することができる。ここでは,これらを踏まえ,カーボンブラックの製造方法,物理的&化学的特性,用途について解説した。また,できるだけカーボンブラック選択の指針についても加えた。このわずかな内容でカーボンブラックのすべてを紹介できるとは思ってもいないが,少しでも理解の一助となれば幸いである。