著者
植本 誠一郎
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.8, pp.401-407, 2002-08-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1
著者
菅野 翔 国友 絢 香西 博明
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.1, pp.2-5, 2016-01-20 (Released:2016-04-20)
参考文献数
11

本研究では,光応答性部位として知られるアゾベンゼンを導入した,新規置換アセチレンモノマーを合成し,Rh錯体触媒([Rh(nbd)B(C6H5)4]2)を用いて重合を行い,収率63.3%黒色粉末であった。生成ポリマーは,重量平均分子量(Mw)1.5×104,分子量分布(Mw/Mn)1.3であり,トルエンやクロロホルム,THFなどの有機溶媒に可溶であった。得られたポリマーの光異性化挙動について検討したところ,紫外光照射前後のUV-visスペクトルより可逆的なトランス体からシス体への異性化を確認した。また,TG測定の結果,ポリマーの熱重量損失開始温度は,228℃と良好な熱安定性を示した。
著者
大谷 拓馬 香西 博明
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.93, no.1, pp.9-13, 2020-01-20 (Released:2020-01-28)
参考文献数
15

ポリウレタンCU-LTIはクルクミンとリジントリイソシアナートによって合成した。得られたCU-LTIの構造解析はFT-IRスペクトルによって測定した。N-H基およびC=O基に起因するピークがそれぞれ確認できた。CU-LTIの紫外-可視吸収スペクトルからは450 nmの吸収ピークが確認できた。また,CU-LTIの蛍光スペクトルにおいては520 nmに発光ピークを確認できた。TG測定の結果から,CU-LTIの10%熱重量損失温度は約200℃であった。CU-LTIのガラス転移温度は70℃を示した。応力-ひずみ曲線はCU-LTIが比較的軟らかく伸びる性質であることを示した。

3 0 0 0 OA アクリル絵具

著者
荒木 豊
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.11, pp.544-549, 2002-11-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
11
著者
佐藤 文孝
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.9, pp.397-403, 2006-09-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
32
被引用文献数
2
著者
本同 宏成 上野 聡
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.91, no.2, pp.58-62, 2018-02-20 (Released:2018-03-01)
参考文献数
35

チョコレートは,カカオ脂(ココアバター)にカカオマス・砂糖・乳粉末などの固体粒子が分散した固体コロイドである。チョコレート独特の物性はすべてチョコレート中のココアバターの物性が担っている。ココアバターには,六種類(I ~VI型)の異なる結晶(多形)があらわれ,多形によりテクスチャー(口溶け感や舌触り感)が異なる。すなわち,結晶多形制御が,チョコレートの美味しさと密接に関係している。結晶多形のうち,V型多形が,美味しいチョコレートを作り,したがってV型多形への結晶化法が重要である。この結晶化法は,テンパリングと呼ばれる温度制御法としてよく知られている。ところで,ココアバターは温度変化や時間経過により,結晶状態が変化し,粗大な結晶が出現しチョコレート表面が白くなる,ブルームと呼ばれる劣化現象があらわれる。この白くなる程度を計測し,ブルームの進み具合を調べるのに白色度計が用いられている。
著者
福井 寛
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.633-639, 1999-10-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
33
被引用文献数
2 2
著者
植木 憲二
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.239-249, 1970-05-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
24
被引用文献数
1
著者
森本 元
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.184-190, 2016-06-20 (Released:2016-09-20)
参考文献数
42
被引用文献数
1

地球上に生息する生物は,さまざまな色彩を有する。中でも鳥類は,色が多様な生物群と考えられている。地球の自然環境で,生物は互いに相互関係の中で生きており,そこには色が社会的信号として機能している。例として,捕食-被食関係における隠蔽色や,雄の鮮やかさに対する雌の選り好みといった性選択がこれにあたる。いずれも,生物における進化のメカニズムがその背景にある。本稿では,鳥類の羽毛の発色様式の違いや,生態における機能とその背景,鳥類の視覚,さらにそれらを応用したバイオミメティクスといった,鳥学において色にまつわるテーマを包括的に概説する。
著者
鶴田 榮一
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.74, no.8, pp.395-400, 2001-08-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
39
被引用文献数
2 2
著者
大倉 研
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.829-837, 1982-11-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
29
著者
遠藤 真遊 前野 隆司 森川 利哉 野々村 美宗
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.85, no.11, pp.449-452, 2012-11-20 (Released:2013-02-20)
参考文献数
14

石鹸で洗った皮膚の手触りとその摩擦物性を評価する方法を開発した。被験者に石鹸を塗布し硬水ですすいだウレタン製人工皮膚の手触りを評価して貰った。このとき,指の動きと皮膚と人工皮膚の間に加わる摩擦に基づいて各石鹸の手触りの違いを説明した。本研究の成果は新しい身体洗浄料を設計・開発するうえで有用である。
著者
木下 修一 吉岡 伸也 藤井 康裕
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.10, pp.493-499, 2002-10-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
34
被引用文献数
2 2
著者
森川 和則
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.1, pp.11-16, 2016-01-20 (Released:2016-04-20)
参考文献数
7

人間の視覚により知覚される主観的現実が物理的現実とは異なる場合がある。この現象は錯視と呼ばれる。この論文では日常生活に潜む錯視を視覚心理学の観点から論じる。錯視を積極的に活用している文化の代表格は化粧と服装(ファッション)であり,この分野での実証的・定量的研究を解説する。また,服装におけるバイカラー錯視,大きさ対比の錯視,アモーダル補完の錯視など,および服装以外の商品・製品における同化のデルブーフ錯視の例を紹介する。
著者
坂本 正志 奥田 晴夫 二又 秀雄 坂井 章人 飯田 正紀
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.203-210, 1995-04-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
6
被引用文献数
5 10

酸化チタン粒子の紫外線遮蔽に関し, 粒子径 (0.019~0.24μm) の及ぼす影響について検討した。紫外線遮蔽能については, 波長により異なった挙動を示した。すなわちUV-B領域である300nm付近では, 一次粒子径が小さくなるほど一方的に大きな遮蔽能を示し, UV-A領域である350nm付近では, 遮蔽能が最大となる最適粒子径が存在することが判った。また, その最適粒子径は, 分散状態によりシフトすることも判った。
著者
小川 俊夫
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.71-76, 1990-02-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

中国産の生漆から透ろいろ漆, 透つや漆, 黒ろいろ漆及び黒つや漆の4種の漆を製漆し, 漆膜を作成した。これらについて熱機械分析, 熱重量分析及び示差走査熱量分析を行った。その結果, 120℃以下においては数パーセントの重量減少とともに吸熱現象が認められたが, これは漆中の残存水分によるものであった。また100~200℃では, 逆に発熱現象が認められると同時に線膨張係数の低下を示すことから, 網目構造の形成が行われていると考えられる。なお, 上記4種の漆の間には熱的に本質的な差異は認められなかったが, 透漆の方が黒漆よりも若干低温側から収縮現象が始まることが認められた。

2 0 0 0 OA 蒸発乾燥

著者
吉田 豊彦
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.68-74, 1967-02-28 (Released:2012-11-20)
参考文献数
12
著者
泉 良次
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.243-250, 2006-06-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
4