著者
岡 福一
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.269-275, 1964-07-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
22
著者
佐藤 達雄
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.167-175, 1987-03-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
55
被引用文献数
1 2
著者
広田 勝也 信岡 聰一郎
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.623-629, 1982-09-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
6

油彩画の重ね塗りによる上塗り塗膜の割れ, および塗膜の劣化原因を究明することを目的として, キャンバス上に鉛白, 亜鉛華, およびチタン白を主成分とする油絵具を塗布し, 塗膜の経時変化について, 生成物の分析を行ない, 重ね塗り塗膜との関係を調べた。その結果, 次のような新しい事実を認めた。(1) 活性顔料である鉛白と亜鉛華は, ビヒクルと反応して金属セッケンを生成するとされているが, その量的説明は不明であった。今回の実験でその両者において, 金属セッケンの生成量に相違のあることが認められた。(2) 亜鉛華塗膜では, 亜鉛セッケンの生成が著しく, その亜鉛セッケンが上塗り塗膜の割れを生起させる主原因であると推定された。(3) 従来, ビヒクルと反応し金属セッケンを生成する顔料は白亜化が少ないとされてきたが, 今回の実験では通説と異なり, 金属セッケンの生成とともに白亜化が促進された。一方, 不活性顔料のチタン白塗膜では, 金属セッケンの生成は認められず, また白亜化も認められなかった。
著者
矢部 信良 佐藤 次雄
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.12, pp.615-623, 2000-12-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
35
被引用文献数
2 3
著者
中澄 博行
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.677-684, 1990-11-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
53
被引用文献数
2 4
著者
太田 恵三
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.26-34, 1975-01-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
3
被引用文献数
4

1 0 0 0 OA 木材の染色性

著者
基太村 洋子
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.7, pp.389-398, 1979-06-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
39
被引用文献数
1 1

1 0 0 0 OA 印刷と色彩

著者
一見 敏男
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.293-301, 1985-05-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
4
著者
伊藤 高廣
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.10, pp.345-349, 2016

<p>インクジェットプリントは,電子技術の革新的進歩とともに大いなる発展を遂げた。それにともない,テキスタイル業界でも,従来捺染機からインクジェット捺染機への置き換えに拍車がかかるものと期待されている。インクジェットに関する技術情報はその製造メーカーから頻繁に発信されているものの,インクジェット機の使用者である捺染業からはわずかである。ここでは,捺染に携わった技術者の立場から,セルロース,とりわけ,綿素材の加工に焦点を当てて,インクジェットプリントに及ぼす影響について概説した。まず,各加工工程,すなわち,前工程,前処理,捺染,固着,洗浄,仕上の基本的役割を説明した。いずれの工程もインクジェットの品質,色濃度と再現性に大きくかかわり,従来捺染以上に各工程の品質を安定させることは重要である。色素に関しては,インクジェット用の基本色CMYKのうちシアン色であるTurquoise染料は固着が遅いなど,取り扱いに留意しなければならない。この対策の決めては,プリント前後工程の前処理とスチーム処理である。</p>
著者
佐藤 弘三
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.46-53, 1973-01-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
20
被引用文献数
1
著者
木嶋 彰
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.5, pp.243-248, 2002-05-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
6
著者
蓮 精
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.12, pp.523-528, 1965-12-30 (Released:2012-11-20)
著者
清水 太基 平野 諒 韓 力 山之内 智 柴田 雅史
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.90, no.8, pp.268-274, 2017-08-20 (Released:2017-09-27)
参考文献数
9

高度精製オレンジラフィー油(Orange roughy oil)は高級脂肪酸と高級アルコールのエステルからなる海洋性天然ワックスエステルであり,性状としては化粧品の代表的な植物性天然ワックスエステルであるホホバ油(Jojoba oil)ときわめて類似していることが知られている。今回,オレンジラフィー油とホホバ油との化粧品素材としての性能差を検討した。基本的な物理的性質として,オレンジラフィー油は,ホホバ油よりも粘度が低く,極性が高く,表面張力が低かった。しかし,それらの違いは,皮膚に適用したときの感触の違いが検出できない程度であった。一方,化粧品に配合すると,製品の特性の差がより顕著になった。ミツロウを用いた油性ゲルは,オレンジラフィー油のほうがより柔らかい質感をもたらし,またオレンジラフィー油を含むリポソーム分散液は,唇からの水分蒸散をより効率的に抑制した。さらに,O/W型乳液では,皮膚への広がり性に優れており,軽くて滑らかな塗布感触の乳液が得られた。

1 0 0 0 OA 有機顔料の色

著者
黒須 収之 石森 元和
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.89-101, 1985-02-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
36

1 0 0 0 OA ブロンズ現象

著者
鰐淵 武雄
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.231-235, 1965-05-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
20
著者
大島 広行
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.7, pp.328-332, 2004-07-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
4
被引用文献数
3
著者
西條 博之
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.280-287, 1984-05-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
18
著者
長谷川 謙三
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.427-436, 1968-09-30 (Released:2012-11-20)

国鉄車両用のフタル酸樹脂エナメルの耐候性について, その実用特性と代用特性との関連性を把握するために, 使用顔料を変えていくつかのグレードを与え, 12カ月の屋外耐候試験と300時間までの促進耐候試験を行なった。耐候性の特性値としては色差 (ΔE値) と光沢 (60°鏡面反射率) を取り上げた。結論として, 色差については屋外耐候試験と促進耐候試験の間に高い相関性のあることがわかり, これによって屋外使用に適さない顔料を用いた塗料を促進試験機でふるい分けることが可能なことがわかった。促進耐候試験機は4種類を取り上げたが, 色差と光沢の両方を同時に調べるのに有用なものはなかった。結局はどの特性値に重点をおいてみるかによって, 目的にかなった試験機を選ぶべきであろう。また耐候試験には, 屋外・促進とも適当な清掃剤で適時洗浄する方が, 耐久性の劣る色を選別するには有利であり, 相関性も良くなる。変退色の評価には, ΔE値のようにその大きさによるだけでなく, 変色の方向をa・b色度図上に書いて検討することが可能なことがわかった。
著者
宇津木 弘 遠藤 敦 鈴木 昇 高崎 完二
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.707-715, 1983-11-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
6

遠心式液体クロマトグラフによる色素のトルエン溶液からの色素の流動及び分離機構を検討した。充テン剤を通しての色素の流動は同心円を描いて流動するが, 半径方向成分のみが関与し, 回転方向成分は関与していない。充テン剤は等容積の同心円状に配列した微小円環要素群から成るとし, 各要素がカラムクロマトグラフィーでの有効段と同じ作用をすると仮定すれば, 遠心クロマトグラフでの色素の分離もカラムクロマトグラフィーでのプレート理論に準じた取扱いで説明可能であることが認められた。この取扱いで求められる分配係数は, 吸着平衡測定結果から求められる分配係数と良い一致を示すことが認められた。