著者
若松 信爾
出版者
九州女子大学
雑誌
九州女子大学紀要 (ISSN:18840159)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.183-200, 2016
著者
石橋 源次 石松 成子
出版者
九州女子大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

目的:イシクラゲは地表に自生する。新しいタンパク質源,食物繊維源として有望な藍藻類である。食用として利用することを目的とし,調理科学的性質を知ることと,イシクラゲ食物繊維の血中コレステロール低下作用とそのメカニズム及び血液ー肝臓系の脂質代謝に及ぼす影響について調べた。方法:イシクラゲと比較するために,同じ種類である川茸を実験材料として用いた。調理科学的性質を検討するために,粘度,吸水量,色調について測定した。一方,動脈硬化食にイシクラゲ,川茸を5%添加及びイシクラゲより抽出したペクチン様成分(1.65%),NDF(0.93%),ADF(0.2%)を含む飼料で3週間飼育した後,血清,肝臓及び糞中の脂質濃度を測定した。結果:イシクラゲは血清・肝臓コレステロールなどの脂質代謝を改善させることができたが,川茸にはそのような効果は認められなかった。この有効成分を食物繊維と考え、イシクラゲのペクチン様成分,NDFを与えるといずれも血清・肝臓コレステロールを低下させた。特に、HDL-コレステロールがイシクラゲ及び食物繊維添加で高濃度となった。しかし,トリグリセライドとリン脂質濃度は変化がなかった。一方、ADF部分を添加した飼料では,血清コレステロールが上昇した。この理由は,排せつされる胆汁酸量がイシクラゲの食物繊維を与えることにより,多くなっていることによると考えられる。イシクラゲの粘度は,ペクチン・川茸のおおよそ1/2で,吸水量は24時間で150%となった。結論:イシクラゲに血清中及び肝臓コレステロール濃度を低下させる機能があり,イシクラゲの広い利用は栄養改善に有益であり,将来,他の藍藻類の研究に役立つと考える。
著者
矢崎 美香
出版者
九州女子大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

1. 研究目的現在大学図書館がレファレンス・サービス(参考調査)の際に使用している記録用紙は、学生の質問に対し一問一答に対応する単発的なものである。そのため長期的学習環境にいる学生が満足できる情報支援サービスではない。本研究では、学生の「課題探求能力」育成を重視すべく、レファレンス・サービスの記録を学生の学習効果がわかるポートフォリオ型のレファレンス・カルテ(学生個人別記録)として構築し、教育的にサポート(支援)できるツールとして、その効果と有効性を明らかにすることを目的とした。2. 研究方法(1)図書館情報リテラシー教育(初年次教育、キャリアデザイン授業、図書館活用等)の実施状況及び実施後のレファレンス・カウンターでの学習支援効果を調査。調査結果については、「図書館情報リテラシー教育実施後の学習支援体制について一質問紙調査に基づく考察」(『図書館学』104号2014.4)に発表。(2)レファレンス・カウンターに来た学生の質問・回答を個人別に記録。レファレンス・カルテのモデル様式の項目を抽出。他大学図書館の記録用紙を分析、項目抽出。(3)抽出した項目からレファレンス・カルテのモデル様式の構築。(4)構築したレファレンス・カルテを他大学図書館において試行、効果と有効性を調査した。3. 研究成果本学においては、レファレンス・カルテの導入により、継続的にレファレンス・カウンターを利用する学生に効率良い学習支援が行えた。また、学生はその記録を見ることにより、学習の躓きを自覚する事ができた。さらに、レファレンス・カルテは、教員と図書館の相互指導のコミュニケーションツールとなり、連携(連絡)体制を取ることができた。検証を依頼した大学、短大図書館においても同様の効果を見ることができた。なお、本研究についての成果報告は2014年日本図書館情報学会春季研究集会(2014.5.24)において発表を予定している。
著者
松本 禎明 高倉 咲季
出版者
九州女子大学
雑誌
九州女子大学紀要 = Bulletin of Kyushu women's university (ISSN:18840159)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.181-195, 2019-03-18

Sports agency awakened to school carefully about an accident prevention by groupgymnastics in a physical education-like event in 2016, but occurrence of an accidentstill continues. So we did an attitude survey about group gymnastics to an elementaryschool teachers and the victim family of an accident. The results of the attitude survey were as follows. There were "when safety wassecured, introduction agreement" and "even if safety was secured, the introductionopposite" for an answer of elementary school teachers about group gymnastics. Butboth teachers recognized danger hard in common. Teachers have to confer carefully because a judgement of group gymnasticsimplementation is trusted to school finally. When performing group gymnastics, allteachers emphasize the purpose and educational value, and consider in the movementability of the school children individual and the special quality of the boys and girlsat the top with risk management consciousness, usually, implementation of safetytraining is needed. An important thing is to have sense of impending crisis hard, learn an accident casein the past and argue sufficiently at school. In particular, the victim family insists,we're never supposed to forget the opinion by which we assume "If teachers feeldanger, they have to stop introduction once and reconsider."
著者
城 佳世
出版者
九州女子大学
雑誌
九州女子大学紀要 (ISSN:18840159)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.105-118, 2013