著者
工藤 祥子
出版者
大谷大学
巻号頁・発行日
2017-03-17
著者
老泉 量
出版者
大谷大学
巻号頁・発行日
2020

元資料の権利情報 : CC BY
著者
DASH Shobha
出版者
大谷大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究は、愛媛県宇和島市津島町に残る「津島貝葉」(17世紀初期ごろ書写されたと思われるオリヤー語版『マハーバーラタ』(=サーララー・マハーバーラタ)の「森林章・第一部」の貝葉写本)の校訂テキスト作成に関する研究である。インド国内外の様々な所蔵先から入手した9本の異本を用い校訂作業を進めた。正確な文字解読・入力のために「津島貝葉」に使用されている書体の文字表及びそのローマナイズ転写記号の決定版も作成した。『サーララー・マハーバーラタ』は二つの系統を持ち伝承されて来たことが明白になったことが本研究の著しい研究成果と言える。
著者
秦野 貴生
出版者
大谷大学
巻号頁・発行日
2020

元資料の権利情報 : CC BY
著者
ROBERT F.RHODES SARAH J.HORTON
出版者
大谷大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2004

平安時代中期から後期にかけて、仏教が民衆の間に広まったことは、従来より指摘されている。しかし、仏教の拡大において、比叡山などで行われた「講」が大きな役割を果たしたことは、あまり注目されてこなかったように思われる。本研究では仏像の宗教的・社会的役割を解明するために、平安時代から鎌倉時代に行われた各種の講に焦点を当て、仏教儀礼の研究を行った。その結果、平安・鎌倉時代における仏像の宗教的・社会的役割がごある程度把握できたと考える。この研究を進める上で、二つの方法を採用した。一つは文献的研究である。この一年間をかけて研究分担者のホートン教授とともに、いくつかの講式(仏教儀式の時に用いられる式次第)や説話集に散見する仏像や仏教儀礼の記述をに関する解読作業をおこなった。取り上げた文献の主なものは『日本霊異記』、『法華験記』、『今昔物語集』、永観の『往生講式』などであったが、それに加えて『源氏物語』や『枕草子』に見られる仏像に関する記述や『矢田寺縁起絵巻』なども検討した。第二の方法として、平安時代・鎌倉時代の仏像を安置する寺院で行われている儀式に参加し、調査を行った。特にホートン教授は、ほぼ毎週近畿圏で行われている各種仏教儀礼に参加し、その様子を写真やビデオに納めた。また、その際には住職や一般信者に聞き取り調査も行った。特に興味深かったのは、奈良の薬師寺や京都の知恩院と清浄華院で行われる仏像の身拭い式であったが、その他にも奈良の伝香寺の有名な年中儀礼である裸地蔵の着替え式や京都の本能寺で行われる放生会にも参加することができた。
著者
堀田 和義
出版者
大谷大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

2年目は、ジャイナ教文献における断食死儀礼についての記述の解読作業を行った。まずは、断食死儀礼の実践が認められる条件について分析し、災難、飢饉、老齢、不治の病が中核的な条件であり、これら4つは必要に応じて減らされ、最少の場合にはそれらすべてを含む「死期が近付いた時」という表現になることを明らかにした。この分析のもとになった訳注研究は、詳細なクロスリファレンスを付して将来的に公開する予定である。また、ジャイナ教の綱要書Tattvarthadhigamasutraの注釈文献の記述に基づいて、断食死儀礼を行う者の心理に関する分析も行い、ジャイナ教徒から見た断食死と自死との相違を解明した。上記の作業と並行して、5種類のシュラーヴァカ・アーチャーラ文献、および、その理論的基礎を考察するための3種類の哲学文献の電子テキストの入力を行った。この検索可能な電子テキストは、インターネット上での公開を予定している。2年目の経過報告としては、2017年9月に花園大学で行われた日本印度学仏教学会において「地水火風は生きているか?―「ジャイナ教=アニミズム」説の再検討」という題目で、ジャイナ教徒の生命観を再考する報告を行った(発表内容は、2018年3月発行の『印度学仏教学研究』第66巻第2号に論文として投稿)。その他にも、2017年11月には、イギリスの雑誌International Journal of Jaina Studiesの第13巻第2号に"On Corresponding Sanskrit Words for the Prakrit Term Posaha: With Special Reference to Sravakacara Texts"と題する論文を投稿したほか、ジャイナ教在家信者の行動規範を考察するうえで比較が必要となる、ヒンドゥー教の格言詩と聖者伝の訳注も発表した。
著者
村山 保史 三浦 節夫 柴田 隆行 シュルツァ ライナ 岩井 昌悟 西尾 浩二 Conway Michael 味村 考祐 東 真行
出版者
大谷大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

本研究は、井上円了と清沢満之の遺稿(複数のノート)から発見された東京大学在学時の外国人哲学教師による西洋哲学関係の未公開講義録とそれに関連する学習録の公開作業を通じて日本における西洋哲学の初期受容の一形態を解明し、あわせて、その後の井上と清沢の思想発展過程の一端を解明することを目的としている。そしてこの目的を果たすために以下の3つの課題を設定している。研究課題1a:東洋大学が所蔵する井上の哲学関係ノートを公開すること。研究課題1b:大谷大学真宗総合研究所が所蔵する清沢の哲学関係ノートを公開すること。研究課題2:東京大学の最初期の哲学教育が私立大学の教育にどのように継承されたのかを初期の哲学館と真宗大学における教育内容の確認を通じて解明すること。平成30(2018)年度は研究課題1aと1bを重点課題とした。より詳細には、研究課題1aと1bに関して平成30年度は以下の作業を行った。(A)編集:ノートの翻刻・翻訳作業。この作業については、井上ノートを翻刻(翻訳)するメンバー(3名)と清沢ノートを翻刻・翻訳するメンバー(6名)を選出し、井上ノートについては「古代哲学 明治十七年六月 井上円了」「最近世哲学史」等の9冊のノートの翻刻に当たり、「古代哲学 明治十七年六月 井上円了」ノートの前半部分と「東洋哲学史 巻一(井上哲次郎口述)」ノートの全体の翻刻を公開した。清沢ノートについては、先行する科研研究(平成25〔2013〕年度~平成27〔2015〕年度)「日本における西洋哲学の初期受容―フェノロサの東大時代未公開講義録の翻刻・翻訳―」において翻刻・翻訳したフェノロサの「哲学(史)」講義の部分(カントまで)に続くフィヒテからシェリング部分の仮の翻刻・翻訳を作成するとともに、これまで日本では講義録の公開例がなかったブッセの「古代哲学史」講義の仮の翻刻・翻訳を作成した。
著者
森山 結希
出版者
大谷大学
巻号頁・発行日
2019

元資料の権利情報 : CC BY
出版者
大谷大学
巻号頁・発行日
2015

元資料の権利情報 : CC BY
著者
桂華 淳祥 浅見 直一郎 松川 節 松浦 典弘 藤原 崇人 井黒 忍 加藤 一寧 清水 智樹 福島 重
出版者
大谷大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

仏教関係碑刻を詳細に検討するため定期的に研究会を行った。また現地調査を実施し、碑刻の実物を検証して研究会で問題となった事柄を補足するとともに新たな史料の入手に努めた。これらの活動の成果を纏めたものが、27の碑刻の全文を正確に録文・読解し、そこに記される重要な語句に注を付した「金元代石刻史料集-華北地域仏教関係碑刻(一)-」である。
著者
渡部 洋 松川 節 古松 崇志
出版者
大谷大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

元代から明代初期までの多言語史料(碑文華夷訳語)を解読分析し、史料の1つ達魯花赤竹公神道碑銘の注釈書(「漢文・モンゴル文対訳「達魯花赤竹君之碑」(1338 年)訳注稿」2012 pp107-238)を『大谷大学真宗総合研究所研究紀要』第29号に掲載した。
著者
稲葉 維摩
出版者
大谷大学
巻号頁・発行日
2014

元資料の権利情報 : CC BY
著者
老泉 量
出版者
大谷大学
巻号頁・発行日
2020-03-18