著者
宮下 郁男
出版者
旭川大学
雑誌
旭川大学紀要 (ISSN:02863863)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.1-14, 2007-12

The problem in this paper is the elucidation of the different trend of the trade cycles between the British economy and the world economy which is affected by not only the British economy but also the industrial accumulations in the other capitalist economies that started lately. In the trade cycle that the central point was the economic crisis in 1873 which was the last one in the industrial capital stage, the different trend of the trade cycles between British economy and world economy, especially U. S. and Germany which were industrializing rapidly, already appeared. The trade cycles of the national economies had the different trends during the great depression in the late 19th century, especially the trade cycles in Britain influenced those one in the countries that bad started lately. The integrated development of each capitalist country did not exist during the great depression in the late 19th century.
著者
宮崎 剛司
出版者
旭川大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究目的は、仮想現実を用いてヘッドマウントディスプレイを装着し臨地に近い看護体験を提案する新しい教育方法を開発して、この教材の安全性と学習効果を自律神経測定器と脳波測定器で分析することである。また、視聴後には、質問紙にて新しい教材の有用性を検証した。分析方法は、学習者をこれまでの視聴覚教材と本研究で開発した教材との2群に分けて比較した。この結果、これまでの学習方法より、本研究による教材では容易に多重課題を繰り返し学習できることを可能としながら安全性と学習効果があると示唆された。この成果は、今後さらにこのような教材の発展や応用の教育効果を確かめるひとつの指標となるだろう。
著者
鎌田 とし子 鎌田 哲宏 大野 剛志 栗田 克実 羽原 美奈子 高波 澄子 信木 晴雄 佐々木 悟 豊島 琴恵 嶋崎 東子 松浦 智和 松岡 昌則 北島 滋 山下 由紀夫 中澤 香織 石川 紀子 菅原 千鶴子
出版者
旭川大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、北海道北部地域にある集落を3か所(北海道中川郡音威子府村、増毛郡増毛町、上川郡東川町)選び、①限界集落、②維持集落、③再生・発展集落とし、3者の比較を行うことで、集落の限界化が進行する社会的要因を探求する実態調査を行った。その結果、人口流出を阻止する要因は5万円程度の雇用機会であり、最低生活を維持できる自給経済と、無償の相互援助関係の存在であった。生産性の高い農地は、借り手と買い手がいるため、農業企業が出現し、周辺地域に雇用市場が発生した。また、子育て支援策と団地造成で人口流入が進むことが明らかになった。