著者
対馬 勝年
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.45, no.190, pp.56-59, 2006 (Released:2010-12-16)
参考文献数
5

1 0 0 0 OA 氷表面の滑り

著者
対馬 勝年
出版者
The Surface Science Society of Japan
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.10, no.11, pp.941-943, 1989-12-20 (Released:2009-08-07)
参考文献数
13

氷の滑りの関与する身辺の問題と,各種の氷の摩擦説を紹介し,最後に氷の摩擦に関する最新の話題について述べた。
著者
対馬 勝年 藤井 俊茂
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.33-43, 1973-03-25
著者
対馬 勝年
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.202-203, 1999-06-30 (Released:2010-09-30)
著者
対馬 勝年 木内 敏裕
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.349-356, 1998-09-15 (Released:2009-08-07)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

氷の摩擦が結晶面によって変わり,(0001)面が摩擦最小になることに着目し,氷の結晶面をコントロールすることによって,より滑る高速スケートリンクの開発を試みた.天然の氷筍が巨大単結晶になることに注目し,4800個の点滴装置をもつ氷筍育成装置が試作された.単結晶の氷筍1200本から(0001)面を切り出した.その氷片3.6万枚を,ショートトラックリンクに張り付けた.テストスケートによる滑走テストを行った.動摩擦係数は張り付け前のリンクに比べ22%も減少したことから,高速スケートリンクになったことが確認された.
著者
対馬 勝年 木内 敏裕
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.349-356, 1998-09-15
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

氷の摩擦が結晶面によって変わり,(0001)面が摩擦最小になることに着目し,氷の結晶面をコントロールすることによって,より滑る高速スケートリンクの開発を試みた.天然の氷筍が巨大単結晶になることに注目し,4800個の点滴装置をもつ氷筍育成装置が試作された.単結晶の氷筍1200本から(0001)面を切り出した.その氷片3.6万枚を,ショートトラックリンクに張り付けた.テストスケートによる滑走テストを行った.動摩擦係数は張り付け前のリンクに比べ22%も減少したことから,高速スケートリンクになったことが確認された.
著者
秋田谷 英次 成田 英器 小林 俊一 和泉 薫 対馬 勝年 石坂 雅昭 楽 鵬飛
出版者
北海道大学
雑誌
低温科学. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.51-61, 1994-03
被引用文献数
2

中国黒竜江省は冬期の降水は少なく寒冷な気候帯にある。現地で冬期間の気象観測,さらに3月には積雪調査と道路状況を視察した。その結果次の事が明かとなった。積雪が少なく寒冷なため,積雪はしもざらめ雪の発達が著しい。また,しもざらめ雪は結合力が弱いため,いったん堆積した雪が強風下で大陸性地吹雪と呼ばれる吹雪となる。この吹雪が堆積すると寒冷な気象の下で硬しもざらめ雪を形成する。近年,中国では道路交通の重要性が増したが,道路の維持管理や車の性能が冬道には不十分である。そのため,道路上の吹き溜りは量が少なくて大きな交通障害となったり,大事故の恐れがある。その対策には吹き溜り防止工,道路の維持管理および車の冬期装備を考慮しなければならない。
著者
秋田谷 英次 石井 吉之 成田 英器 石川 信敬 小林 俊一 鈴木 哲 早川 典生 対馬 勝年 石坂 雅昭 楽 鵬飛 張 森
出版者
北海道大学
雑誌
低温科学. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.35-50, 1995-02

1994年3月上旬,中国黒竜江省の 1500km を車で走破し積雪と道路状況を調査し,道路雪害の実態を明らかにした。北海道と比べて寒冷ではあるが雪は極端に少なく,吹雪と吹溜の発生頻度と規模は小さい。しかし,除雪作業や車の冬期用装備がされていないため,交通量が増加すれば深刻な道路雪害となることが予想される。平地の農耕地内の道路は農地からの土砂で著しく汚れた圧雪た氷板からなり,そのため滑りの危険は小さいが,凹凸がはげしい。山地森林内の道路は汚れのすくない圧雪と氷板からなり,滑りの危険が大きい。この地方の特徴である道路に沿った並木は配置が不適当なため,吹雪の面から見ると,むしろマイナスの効果が大きい。吹雪対策としては側溝と盛り土された道路,および効果的な並木の配置がある。さらに,簡単な除雪機による吹雪直後の除雪が効果的である。山地の坂道やカーブでは滑り止めの土砂散布も必要である。