著者
村上 陽一郎 浅島 誠 白川 英樹 相澤 益男 大隅 典子
出版者
日本科学技術ジャーナリスト会議
雑誌
日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 (ISSN:24364525)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.100, pp.8, 2021 (Released:2021-09-28)

科学ジャーナリスト賞2021の受賞作品、受賞者の声を前号で紹介しました。今号は審査してくださった有識者委員の講評を紹介します。新しい事態の衝撃 東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授 村上 陽一郎「サクラエビ異変」講評公的資料の重要性と科学的調査 東京大学名誉教授、帝京大学特任教授 浅島 誠書籍「理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!」8 割おじさん奮闘記 筑波大名誉教授、ノーベル化学賞受賞者 白川 英樹テレビ番組「恐るべきデジタルネイテイブ」世界のメデイアに革新 科学技術振興機構顧問、東京工業大学名誉教授・元学長 相澤 益男書籍「理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!」コロナ3件 東日本大震災1件 東北大学副学長 大隅 典子
著者
村上 陽一郎
出版者
国際基督教大学キリスト教と文化研究所
雑誌
人文科学研究 (キリスト教と文化) = Humanities: Christianity and Culture (ISSN:00733938)
巻号頁・発行日
no.46, pp.149-167, 2015-03-31

医療技術の高度化に伴い、〈死への道程〉(death ではなくdying)は人為的にかなりな程度引き延ばされるようになった。そこで起る諸問題に対して、倫理的にも、法制上も、正面から向き合う時間のないままに、突出した事例(意図的と偶発的とを問わず)がしばしば起るようになり、対応も後追いの状態が続いている。しかしここ十年ほどの間に、先進圏では、国民的な議論を踏まえて、ラディカルな法整備に舵を切る例が見られるようになってきた。本稿では、そうした諸例に学びながら、日本社会として、どのような選択を行うべきかを考える。
著者
村上 陽一郎 YOICHIRO MURAKAMI
巻号頁・発行日
vol.12, pp.1-24, 2011-07-01
著者
村上 陽一
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱学会論文集 (ISSN:09189963)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.15-26, 2012 (Released:2012-08-10)
参考文献数
46

Photon upconversion based on triplet-triplet annihilation (TTA) of excited triplet molecules is drawing attention due to its applicability for weak incident light, possessing a potential for improving efficiencies of solar energy conversion devices. Since energy transfer between triplet levels of different molecules and TTA are based on the Dexter mechanism, inter-molecular collision is necessary and hence the majority of previous studies have been done with organic solvents, which are volatile and flammable. This paper presents the development and characterization of phase-stable photon upconverters fabricated with ionic liquids, which are room temperature molten salts with negligible vapor pressure and high thermal stability. The employed aromatic molecules, which are carrier of photo-created energies and are non-polar (or weakly polar) molecules, are found to be stable in the polar environment of ionic liquids, contrary to expectation. The mechanism of the stable solvation is proposed. The upconversion quantum yields are found to rapidly saturate as the excitation light power increases. An analytical model was developed and compared with the experimental data. It is shown that ionic liquids are not viscous media for the purpose of TTA-based upconversion.

3 0 0 0 科学と社会

著者
長倉 三郎 高久 文麿 大島 泰郎 及川 昭文 常石 敬一 村上 陽一郎
出版者
(財)神奈川科学技術アカデミー
雑誌
創成的基礎研究費
巻号頁・発行日
2000

本研究は,平成8〜10年度に実施された文部科学省科学研究費補助金(創成的基礎研究費)「科学と社会-フィージビリティ・スタディー」に基づき,より具体的な調査研究を遂行するために企画,実施されたものである。具体的には,ほぼ月1回の頻度で開催した全体の班会議,研究テーマごとの分科会,アンケート調査,海外研究機関の実態調査,および報告書の作成などを行った。●全体班会議全体の班会議においては,「科学と社会」に関連したテーマで,1〜2名の分担者からの話題提供,学識者による講演を行い,それらに基づいて討議した。その内容は以下のようになる。「英国における科学と社会研究」松本三和夫(東京大学)「ヒトゲノム研究に関する基本原則」高久史麿(自治医科大学)「成立基盤から観る科学と社会」市川惇信(人事院)「私にとっての科学」小松左京(SF作家)「タスキーギ梅毒研究について」金森修(東京水産大学)「学校教育における科学教育と科学を教える教師の問題」木村捨雄(鳴門教育大学)●分科会次の4つの分科会に分かれ,それぞれのテーマについて調査研究を行った。(1)わが国における「科学と社会」研究の推進方策に関する調査研究・(2)力としての科学の知の発展と集積が人類社会に及ぼす影響(3)ゲノム科学革命の構造:その人間社会に及ぼす影響(4)矛盾容認社会における「科学と社会」(1)においては,(1)国内の大学などにおける「科学と社会」に関する教育・研究の実態を把握するためのアンケート調査,(2)米国大学における「社会と科学教育プログラム」の実態調査を行い,その結果を報告書としてまとめた。(2)においては,「知は力の基になる」という観点から,「科学とは何が」「知の持つ力とは何を意味するのか」「科学における光と影」「科学の将来」などについて討議し,その内容を報告書としてまとめた。(3)においては,「科学と社会」の今日的課題として「ゲノム問題」を取り上げ,「ゲノム科学革命の歴史的背景」「社会に直面する生命科学および科学者」「クローン問題」,および将来の課題としての「科学と社会センター構想」等について討議し,その内容を報告書としてまとめた。(4)においては,「科学という知の形式」「科学の知と無矛盾生」「矛盾に関する世界観」「矛盾否定社会における社会の維持と科学」「矛盾容認社会における知の形態と科学」などについて討議し,その内容を報告書としてまとめた。
著者
村上陽一郎責任編集
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
1980
著者
村上 陽一郎
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.1984, no.34, pp.31-45, 1984-05-01 (Released:2009-07-23)
著者
村上 陽一 池田 寛
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.91, no.12, pp.755-758, 2022-12-01 (Released:2022-12-01)
参考文献数
27

世の中には冷却により取り除かなければならない熱が多く存在する.エンジンなどの熱機関,データセンターのCPU群,パワー半導体,バッテリなどの運転に伴い生じてしまう排熱がそれである.これらの熱には冷却の義務が伴う.従来の固体ベースの熱電変換は,発生場所から外に出たあとでまだ利用価値が残存している廃熱についてエネルギー回収を行う試みが大半であった.他方,積極除去の義務が伴う「発生場所から発生しつつある熱」については,その冷却と熱電発電を統合した技術は未開拓であった.筆者らは2015年より強制対流冷却と「液体側で行う熱電発電」とを統合する新技術を開発してきた.2019年には発電密度が0.5W/m2以下だったが,改良によって2021年には10W/m2と急増させている.本稿では本技術のコンセプトと成果の概要を紹介する.
著者
村上 陽一郎
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.6-7, 1998-01-15 (Released:2010-08-25)
被引用文献数
2
著者
村上陽一郎編
出版者
新書館
巻号頁・発行日
2010