著者
中村 元 福江 高志 小泉 雄大 石塚 勝
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.76, no.768, pp.1184-1190, 2010-08-25 (Released:2017-06-09)
参考文献数
8
被引用文献数
4 2

A compact air-cooling device often encounters high-density mounting environment, which may reduce a flow-rate of a cooling fan. In this work, the PQ characteristics of a cooling fan was investigated which varied by placing an obstacle in close proximity of a fan. Small axial-flow fans of 30-80mm in side length and small centrifugal fans of 35-52mm in side length were tested here. As a result, it was found that the maximum flow rate for the free air-flow begin to decrease when the opening area of the gap-flow between the fan and the obstacle becomes smaller than twice the fan flow area, and decreases suddenly if it becomes smaller than the fan flow area. This relation was almost independent of type and size of a fan, rotation speed of impeller, and shape and position of an obstacle.
著者
福田 哲士 増田 幸男 福江 高志 畠山 友行 石塚 勝 小泉 雄大
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱学会論文集 (ISSN:09189963)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.1-12, 2022 (Released:2022-02-22)
参考文献数
21

This study describes the 40 mm scale small axial fan P - Q curves mounted in high-density packaging electronic equipment. An accurate prediction of supply flow rate by fans strongly affects the reliability of the cooling design. However, in high-density packaging electronic equipment, the fan performance is affected by the mounting components around the fans, and the accurate prediction of the supply flow rate becomes difficult. In this paper, by a CFD analysis, visualization around the fan impellers with the obstructions was conducted. By comparing the predicted result of the P- Q curves by the proposed analytical method and experiment, the proposed analysis's effectiveness was evaluated.
著者
福江 高志 義基 貴史 石塚 勝 中川 慎二
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱学会論文集 (ISSN:09189963)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.147-156, 2008 (Released:2009-04-23)
参考文献数
14
被引用文献数
2

This paper describes the effects of frame and inlet sizes of an electronic casing on the cooling fan performance. The performance of air-cooling fans is defined by their P-Q characteristics. Recent studies report that P-Q curves of cooling fans depend considerably on their operational environments. It is impossible for accurate CFD (Computational Fluid Dynamics) analyses to be performed on the thermal design of electronic equipments, including fans. In this study, we measured a fan performance in some frames and explored effects of environment for their P-Q characteristics, especially effects from area of frame and cooling air inlet sizes. From experimental results, it was found that the fan P-Q characteristics, especially flow rate were affected strongly by inlet sizes.
著者
石塚 勝己
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
no.219, 2009-01-10
著者
石塚 勝美 Katsumi Ishizuka
巻号頁・発行日
no.5, pp.11-30, 2007-03-31

この論文は、1978 年以来南レバノンに駐留してきた国連レバノン暫定軍(United Nations Interim Force in Lebanon: UNIFIL)の設立初期の活動状況について論じている。UNIFILは、その活動の基準となった国連安全保障理事会決議425 に記された3つのマンデートを遂行することはできなかった。それは、国連PKOを行うために本来備わっているべき諸条件が満たされていなかったからである。イスラエルは、その後も4度にわたりUNIFILを無視した形で、PLOやヒズボラ等、南レバノン駐留の武装勢力に軍事侵攻を行っている。UNIFIL初期の活動状況の未熟さがそれ以降のイスラエルの横暴振りを許している結果になってしまっていると考えられる。UNIFILの事例をとっても、今後の国連PKO は、さらに強健なものになっていくべきであろう。
著者
三宅 義和 牟田 哲也 石塚 勝也 白石 智之 岩崎 仁 森 康維
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.929-935, 1995-09-10 (Released:2009-11-12)
参考文献数
12

水溶液中でのテトラクロロ金 (III) 酸のアセトンジカルボン酸による還元反応を紫外・可視分光光度計で測定した.金イオン濃度の減少速度は, 210nmでの吸光度の時間変化から得られ, その反応速度は金イオンとアセトンジカルボン酸濃度に比例した.その速度定数の活性化エネルギーの値が-21.2kJ/molと得られ, この過程が金コロイドの核生成過程に対応していると推論された.一方, 生成した金コロイドは530nm付近に最大吸収波長があり, その波長での吸光度の時間変化は誘導時間を有し, シグモイダル曲線で表された.誘導時間は金イオン濃度, アセトンジカルボン酸濃度及び温度の増大につれ減少した.この過程の活性化エネルギーの値は85kJ/molであり, この誘導期間中に金コロイドの成長が進行することが示唆された.
著者
石塚 勝美 Katsumi Ishizuka
巻号頁・発行日
vol.8, pp.37-55, 2010-03-31

国連平和維持活動(PKO)は、第二次世界大戦以降の国際紛争解決において重要な役割を果たしてきた。中国のPKO への参加は、その設立創成期から始まったとは言えない。中国は国連安全保障理事会の常任理事国であるために、東西冷戦期においてミドルパワー主体であったPKO には必然的に消極的であった。中国は、また伝統的に国家主権や内政不干渉の政策を採っていたのもその一因である。しかし東西冷戦終了後、中国は、それまでのPKO 政策を見直し、PKO に積極的な姿勢を打ち出している。その結果中国はカンボジアや東ティモールにおけるPKO に参加を果たし、現在の中国は世界有数のPKO 派遣大国となり、主にアフリカ諸国への派遣が目覚しい。そのような中国のPKO 参加への柔軟的な姿勢は、政治的な現実主義や理想主義、あるいは国際的あるいは国内的な視野のバランスの取れた政策によることができよう。そして昨今のPKO 派遣における様々な統計を考慮した場合、中国はアジアを中心とした国際安全保障体制に更なる注目を寄せるべきである。たとえば中国は、アジア地域の平和構築体系の設立において中心的な役割を果たすことが期待される。
著者
石塚 勝十志 佐々木 一彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.95, no.95, pp.1-8, 1995-06-17

昨今の就職状況は学生にとって非常に厳しいといえる。そのような状況の中で、学生は自分自身にあった企業をより良く選択するためには、明確に自分自身を知る必要があり、その手助けとなるべきものを考案できれば良いと思われる。本研究では、現在、社会で最も広い範囲で使われている心理学の性格テストである「矢田部-ギルフォード性格テスト(以後「Y-G検査」と略す)の結果と、就職の職業適性(特にソフトウエア業種)および就職意思決定とに相関があるかどうかを研究する。また、Y-G検査の結果より就職適性をファジイ推論により推定することを試みた結果、これらには相関があることが判明した。