著者
日野 資成
出版者
福岡女学院大学
雑誌
人文学研究 : 福岡女学院大学人文学研究所紀要
巻号頁・発行日
vol.5, pp.255_a-227_a, 2002-03-31

2 0 0 0 IR うどんの歴史

著者
岡 玲子
出版者
福岡女学院大学
雑誌
福岡女学院大学紀要. 人間関係学部編 (ISSN:13473743)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.29-34, 2006-03-31
著者
篠原 しのぶ 原崎 聖子
出版者
福岡女学院大学
雑誌
臨床心理学 (ISSN:13499858)
巻号頁・発行日
no.1, pp.9-20, 2004-03

「甘え」という概念の中には多くの要素が含まれているが、今回は過去の研究結果(篠原・1998)で抽出した6個の甘え因子を用いて女子の大学生に対して調査を実施し、その背景との関わりを検討した。その概要は次のとおりである。1.幼少期に両親から受けた養育と「甘え」との関係 大学生の幼少期は、「家族全員が集まって食事」をし、「寝るときに本を読んで」もらっており、「大切に育てられ」ているが「養育の中心は母親」であったことがわかる。更に「自分でできることは自分でする」ように言われて育った者は、『引っ込み思案』『責任回避』『非自立』『追従』の各甘えがいずれも低い。また、「両親から大切に育てられた」者たちは『引っ込み思案』『屈折』等の甘えが低い。即ち、幼少期の適切な育て方が甘えの低減に大いに役立っていることがわかる。2.「経済観念」と「甘え」との関係 全ての「甘え」因子が経済観念と深く関わっている。 殊に「甘え」得点の高いものは『親のすねをかじる』傾向が高いが中でも『非自立の甘え』においてこの傾向が顕著である。また、「家庭の経済状態」を熟知しているものや、倹約的、計画的金銭使用を心がけている者たちは、いずれも各甘え因子の低群に多いということが明らかである。3.生活意識と「甘え」との関係 『親の厳格性』『親との親和性』等が全般的に高く、幼少期の親の養育態度をよく反映している。しかし、男性のほうが「度胸がある」「職務に忠実である」「リーダーシップがある」等の項目が軒並み下位に位置している。即ち男性に対する信頼感が非常に低いということである。 これを「甘え」との関係で見てみると、『自己主張』『親の厳格性』『親との親和性』等は全て、甘え得点が低い者たちに多いことがわかる。即ち、親との関係が良いものは甘えが少なく、自己主張ができるものは甘えの低い者たちである。殊に『責任回避』『非自立』『追従』等の甘えはいずれも甘えの少ない者たちが望ましい生活意識を持っていることがわかる。ただ、『受容承認を求める甘え』のみは他の甘え因子とは異なる様相を呈している。いずれにしても「生活意識」の持ち方は「甘え」と大きく関わっている。4.愛他行動と「甘え」との関係 『協調的愛他行動』、『積極的愛他行動』、『許容的行動』の因子で見てみると、女子大学生は『協調的愛他行動』はかなりよくできているのに対して、『積極的』『許容的』愛他行動をとることはあまり育っていないことがわかる。 次に各項目を「甘え因子」との関係で見てみると、『受容承認を求める甘え』以外の各甘え因子ではいずれも低得点群、即ち甘えの少ないものの方が愛他行動をよくとっている。ここでも『受容承認を求める甘え』のみは他と異なる様相であることは興味深い。5.将来の配偶者に対する役割期待と「甘え」との関係 28項目中18項目において、4.0を超えて配偶者に家事分担を期待している。卒業後キャリアを持ち続けたいと望む女子大学生が多いことから、結婚後の家庭生活において夫に分担を期待しているのであろう。しかし、「掃除・洗濯」「食事の用意」「食事の後片付け」「食料の買出し」等、従来から女性の役割とされてきたものに対しては、夫への期待が他の項目より少なくなっている。「甘え」との関係では、『引っ込み思案』『屈折』『責任回避』の甘え群は、そのような甘えの傾向が少ないものの方が夫への期待が大きく『受容承認』ではその甘えが強いもののほうが期待が大きい。しかし、伝統的女性役割とされてきた項目は一項目も甘えとの関係が見られていない。即ち甘えの高低に関わらず、女性的役割は夫へ期待していないということがわかる。6.日本人的価値観と「甘え」との関係 昭和初期から総理府が調査し続けてきた項目の中から3問を抜き出して調査した。 (1)蟻とキリギリスについて 1991年の結果と比較してみると、いずれも"諭した上で食べものを分け与える"という回答が多いが、この10年余りの間にこの回答、即ち「日本人的回答」が有意に減少している。「甘え」との関係で見てみると、『受容承認』『屈折』『責任回避』の甘えに関しては、"追い返す"と回答したものの方が甘え得点が高い。 (2)課長のタイプ選択について この項目では10年間に変化無く「日本人的回答」である"人情課長"を選択するものが多く、外国の回答と大きく異なっている。上司に対する受け止め方の違いを如実に表している。「甘え」との関係で見ると、『責任回避』の甘え以外では甘えの得点に有意な差が認められなかった。 (3)将来の暮らし方について この質問項目では、1991年の結果とかなりの変化がみられ、特に、"社会のためになるようなことをして暮らしたい"と、"清く正しく暮らしたい"という回答が増えていることは興味深い。しかも殆どの甘え項目において"社会のために"を選択したものの甘え得点が低くなっている。 以上で見てきたとおり、現代若者(今回は女子大学生)の甘えの背景には、幼少期に受けた親の養育や、日本人的価値観等が大きくかかわっており、ひいては、生活意識、経済観念、愛他行動、夫婦の役割に対する期待等が甘えと強く関連していることが明らかとなったと言える。
著者
牧 正興
出版者
福岡女学院大学
雑誌
福岡女学院大学大学院紀要 : 臨床心理学 (ISSN:13499858)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.59-64, 2007-03

そのほかの軽度発達障害との判別が困難な、小学生の反応性愛着障害(抑制型inhibition type)の1事例をもとに、その診断基準や成育要因、行動特性について検討した。教育現場では反応性愛着障害についての認識は皆無に等しく、そのほとんどがより一般化し、認知度の高いADHDやアスペルガー症候群等の範疇で対応している場合が多い。本ケースにおいてもその範囲での対応からか、学年を重ねるごとに緩快に向かうどころか、より深刻さを増していた。反応性愛着障害、特に抑制型の子どもに対するその場限りの対応はかえってネガティブな行動を刺激しやすく、その問題行動を増強させることも少なくない。その理由もよく分かる。DSM-IVの診断基準Cにも挙げている通り、その根底には基本的な情緒的欲求の持続的無視や、基本的な身体的欲求の無視、安定した愛着形成の阻害があるからである。ほとんどの対人的相互反応を、発達的にみても適切なやり方で開始したり、反応したりできないことが持続している状態でもある。それだけに、特別支援教育等におけるその支援のあり方は、本障害への相当の理解と適切な関係性への十分な検討が重要であることが確認された。
著者
本田 テル子 坂元 明子 原 絵美
出版者
福岡女学院大学
雑誌
福岡女学院大学紀要. 人間関係学部編 (ISSN:13473743)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.15-21, 2006-03-31

学生の身体状況、生活行動等の実態を把握し生活活動強度別に検討したところ次の結果が得られた。1.生活活動強度は低い、やや低いが90%であり、体脂肪率は、21%以上35%未満の標準が81.5%であった。BMIは、18.5以上25未満の標準にある者が72.3%であった。2.生活時間調査では、4年間の平均で睡眠時間は430.5分、授業時間は218.9分、テレビを見る時間137.3分であり、睡眠時間は1日の約30%、授業・通学時間はおよそ25%であった。2004年では睡眠時間の減少が見られたがそれは授業と勉強時間が影響していた。3.静的時間では、生活活動強度4群間に差は見られなかったが、動的時間では有意差が見られIV群でアルバイト時間、自由時間が長かった。4.起床時刻は、7時〜7時30分が最も多く6時から8時30分までに全体の87%の学生が起床していた。また就寝時刻は、1時から1時30分が最も多く、0時から2時30分までに74%の学生が就寝していた。5.生活活動強度別起床時刻では、I群とII群は早い人と遅い人に分かれていたが、III群とIV群は早く起床しており4群間に有意差が見られた。6.アルバイトをしていない学生は全体の80%であり、残り20%は長時間アルバイトをしており、生活活動強度が高かった。7.生活リズムと健康調査では、1日3回食事をとっている人は74%、強いストレスを感じる人は58%、毎日お通じがある人は51%でI群に多く見られた。8.燃えやすい体をつくる生活活動チェックでは「電車やバスで空席があれば必ず座る」が68%で最も多く、I群、II群に「階段よりもエスカレーターをよく使う」、「電車やバスで空席があれば必ず座る」が多く、4群間に有意差が見られた。9.生活行動タイプ判定により動かない人と、疲れやすい人を合わせると88.1%で、このことからも生活活動強度が低く、燃えやすい体を作っていないことが分かった。