著者
竹尾 治一郎
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1-2, pp.14-18, 1982-12-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
10
著者
吉田 夏彦
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1-2, pp.19-22, 1982-12-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
2
被引用文献数
1
著者
北川 敏男
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.163-169, 1982-03-30 (Released:2009-07-23)
参考文献数
18
著者
山本 新
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.179-186, 1982-03-30 (Released:2010-01-20)
参考文献数
5
著者
木原 弘二
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.95-102, 1981-12-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
24
著者
中島 義道
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.137-141, 1981-12-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
12

カントは『純粋理性批判』第2版 (1787年) において「先験的原則論4.経験的思惟一般の要請」の中に, 「観念論論駁」という一節を付け加えている。ここにカントの意図するのは, デカルトの2元論 (rescogitans, resextensa) に由来する「外界の存在証明」という難問を解決することである。その位置は「現実性」についての説明の最後のところである。カントは第2版に次の一文を挿入することにより, 「現実性」と「観念論論駁」との橋渡しをしている。「現存在 (Dasein) を間接的に証明しようとするこれらの規則に, だが観念論は強く反対する。ここで観念論論駁を行なうのが適当であろう。 (B274) 」「観念論論駁」のこの位置は, カントにおいては「外界の存在証明」が「現実性 (Wirklichkeit) 」という様相のレベルで問題になっているということを示している。現存在 (Dasein) は現実性 (Wirklichkeit) と同義である。この橋渡しの上で, 私の現存在 (MeinDasein) の意識から私の外の物の現存在 (Dasein einesDingesauBermir) を証明することが, カソトの目標である。その場合, カントの視点は一貫して「時間規定 (Zeitbestimmung) 」である。ここに「感性論」における「主観の形式」としての時間とは異なった時間理解が現われている。一口で言えば, それは物理学的測定可能な時間である。本稿の目的は「時間規定を通じての外界の存在証明」というカントの試みを再検討し, それによリカントの時間理解の一端をうかがうことである。 (1)

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著者
大江 精三
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.143-144, 1981-12-25 (Released:2009-07-23)