著者
有田 正規
出版者
国立研究開発法人科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.353-360, 2015 (Released:2015-08-01)
被引用数
2 or 0

先進諸国は科学研究のオープンデータ化とアクセスの拡大を進めている。その背景には商業学術雑誌の価格高騰によるクローズ化と,先端研究の大規模化・高度化による追試の難しさがある。しかし,学術情報を無償公開すべきというのは非現実的である。情報の維持管理には大きなコストがかかり,そのライフサイクルを見通す必要がある。例として,学術論文を無償公開するオープンアクセス運動は低レベルの商業誌を生む結果に終わり,研究環境を悪化させた。有償も考慮した学術知識のオープン化を通して社会経済に役立つ仕組みづくりを真剣に考える必要がある。国際連携も視野に入れながら,学術情報のライフサイクルを維持できる施策が望まれる。

言及状況

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[大学図書館][RDM][OA] "研究のリソースは量も膨大,かつ使い方や背景情報(メタデータ)がなければ意味をなさない””現実的には,データをもつ人が進んでそれを提供してくれるインセンティブを設計できないかぎり,リポジトリも機能しない"
[science][university][エレクトリック][オープンアクセス]
編集が甘い。/「学術論文を無償公開するオープンアクセス運動は低レベルの商業誌を生む結果に終わり,研究環境を悪化させた」
[open access][science][あとで] “情報管理 Vol. 58 (2015) No. 5”

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林氏が一般の方にもわかりやすいようにオープンサイエンスの「ホワイト」面を、有田氏が「ブラック」面を語る。オープン化を否定しているのではなく、考えるべき事を提示。 配布資料は http://t.co/Z7tzu9vYcs https://t.co/rs0DjRdCFY
科学はどこまでオープンにできるか 有田 正規 (国立遺伝学研究所 ) https://t.co/juizw01TSf 「海外有名誌への掲載を最終目標にしているようでは,日本の科学はいつまでたっても,欧米の枠組みに「見せてもらう」国側である。」
“科学はどこまでオープンにできるか” http://t.co/hJ562ICk2X #science #university #エレクトリック #オープンアクセス
オープンアクセスのシステムのデザインを再考する必要があるなぁ。 "科学はどこまでオープンにできるか" http://t.co/sO2Ca0w61D #feedly
“情報管理 Vol. 58 (2015) No. 5” / “科学はどこまでオープンにできるか” http://t.co/xxORYngYF8 #open_access #science #あとで
JST「情報管理」8月号 科学はどこまでオープンにできるか 公的資金による研究成果は無償で公開すべきというのは現実的か。長い目でみて公的資金を無駄にしないオープン化とは。有田正規氏が問題提起します http://t.co/rhZt3G8QRk

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