著者
宮入 暢子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.19-31, 2016-04-01 (Released:2016-04-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1

世界中の研究者への一意の識別子付与を目的とする国際非営利組織ORCID Inc.が,2012年10月にサービスを開始してから3年余りが経過した。2014年11月にアジアで初のORCIDアウトリーチ・ミーティングが東京で開催された直後に100万人を超えたORCID のID登録者数は,その後1年余りで180万人を超え,研究者識別子の業界標準として急速に浸透している。本稿では,研究者およびメンバー機関にとってのORCIDの意義を再確認するとともに,2015年末までのORCID Inc.の活動状況を概観する。特に,国や地域レベルで導入を進めるORCIDコンソーシアムの動向や,DOI発行機関によるORCIDレジストリの自動アップデートなど,加速度的に進展するORCIDの原動力となったイニシアチブを紹介し,今後ORCIDの活用を目指す日本の研究機関,出版社,研究助成機関などに参考情報を提供する。

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ちなみにORCIDも旧氏の登録や、氏名変更は可能みたいだけどw 『アルファベット表記や漢字表記,旧姓など氏名のバ リエーションも入力可能である。』 https://t.co/l5PRuMQRN6
@Rockhearts737 @neko_de_ne 理にかなってますね。既に論文ID(DOI)を発行する機関とORCIDの連携は確立してるようなので、あとはそれをどう活用していくかってのが主になりますよね。 国レベルで推奨してる所もあるので、相当に有用なシステムだと思われてるでしょうね。 https://t.co/lO0o4yaKf8 https://t.co/PUM4ElYXeO
@hershamboyz 実際に、Orcidという研究者が個別に獲得する識別子が既にあります 2012年からなので、もう10年近くなります 個別の12桁の番号を獲得して、それが個人に紐づけられますね 去年の時点で900万人以上が登録しています 研究者識別子ORCID(https://t.co/LhxDAqLwkm)
使えそうな資料をば これとこれの参考資料1~9が使えそうな雰囲気 J-STAGE Articles - 研究者識別子ORCID:活動状況と今後の展望 https://t.co/BaSdcr0Ify
@su2ukichi ORCIDとISNIは同じ16桁のフォーマットを取り、相互に整合性をとっています。違いは本人によるオプト・イン(ORCID)か、第三者による典拠作成(ISNI)か。詳しくはこちらの第5節を参照のこと。https://t.co/WIVSUrOyjh
日本語での説明資料は「ごめんなさい、ないので」これを読んでと。https://t.co/UfxQufl1Jt #ORCIDKyushu2016
ORCID : Status updates and future plans https://t.co/fXY9JDC2ac
“ORCID : Status updates and future plans” https://t.co/l1CKwtaUJG #science #university #エレクトリック #図書館
研究者識別子Orcid:活動状況と今後の展望 https://t.co/r83l2RQ4CR #情報管理web
【はてブ新着学問】 研究者識別子ORCID:活動状況と今後の展望 https://t.co/ceCzMZ47kD
「情報管理」2016年4月号 研究者識別子ORCID:活動状況と今後の展望 国際非営利組織ORCID(オーキッド)Inc.の宮入暢子氏が、サービス開始から3年半となる研究者識別子ORCIDについて意義も含め解説します https://t.co/rT6PINNSGh

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