著者
細川 聖二 平田 義郎 齊藤 泰雄 内藤 裕美子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.442-447, 2008-09-01 (Released:2017-04-28)
参考文献数
12

国立情報学研究所では,目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の今後の在り方について,中長期的な視点で検討することを使命として,「学術コンテンツ運営・連携本部図書館連携作業部会」の下に「次世代目録ワーキンググループ」を設置した。ワーキンググループでの検討結果を「次世代目録所在情報サービスの在り方について(中間報告)」として取りまとめ,2008年3月末に公開した。本稿では,「中間報告」に至る検討の経緯および「中間報告」についてその概要を紹介する。
著者
佐々木 光子
出版者
情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.128-135, 1996-03

学術情報センター目録所在情報サービス(NACSIS-CAT)の利用開始から10年を経て、総合目録データベースの書誌レコード数は、和図書 1,104,623件、洋図書 1,556,801件、Recon 736,766('95.12.8)と膨大な書誌ユーティリティーに発展してきた。これは、NACSIS-CAT に参加している全国420('96.1.10)の利用機関の目録業務に携わるカタロガーの協力、共同分担目録システム(Shared Cataloging)の成果でもあろう。NACSIS-CATによる目録業務データを言語別・出版年別のコピーカタロギング、オリジナルカタロギング率から検討して言語の問題を指摘し、書誌調整記録データの分析からその効率的軽減・軽量化について述べる。
著者
佐藤 康之
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.167-171, 1998-03-01 (Released:2017-05-25)
参考文献数
5
被引用文献数
1

丸善はZ39.50 Origin機能を採用した書誌調達・簡易目録作成サービス「MARUZEN Z39.50 Gateway-CAT」を開発し運用を開始した。このサービスではZ39.50の書誌情報交換機能に着目し, 書誌ユーティリティを資源としたコピーカタロギングへの応用をはかった。Z39.50は様々な書誌ユーティリティを利用する環境においてその検索手法を統一化するとともに, 高品質のMARCレコードの転送を可能とした。Z39.50のOrigin機能と目録作成システムを統合する事により効率の良い目録作成環境を構築できる。このサービスの機能を紹介すると共にZ39.50の機能がどのように利用されるかを解説する。