著者
坂元 昴 大西 文行 大橋 功 小田桐 忍 カレイラ松崎 順子 岸本 肇 光野 公司郎 近藤 俊明 末藤 美津子 出口 保行 藤後 悦子 馬場 伊美子 伴 浩美 福崎 淳子 益井 洋子 坂元 章 堀田 博史 松田 稔樹 磯 友輝子 岩崎 智史 高田 隆 高梨 珪子 坪井 寿子 鈴木 光男 田中 真奈美 竹内 貞一 山村 雅宏 齋藤 長行
出版者
東京未来大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、21世紀に生き、開拓する21世紀型能力を中核に、幼児・児童における未来型能力、幼児・児童における未来型能力の育成、未来型能力を指導できる指導者の育成の3段階にわたる研究を、既存研究の検討整理、独自の調査、研究を踏まえて、社会貢献する成果としてまとめた。初年度から2年度にかけて21世紀型の幼児像を様々な能力領域で明らかにし、2年度から3年度にかけて、各領域で、これらの能力を育成するシステムを設計試行評価し、さらに、能力育成を指導する指導者の教育システムを検討、整理、設計、試行実施した。
著者
カレイラ松崎 順子
出版者
公益財団法人 アジア成長研究所
雑誌
東アジアへの視点 (ISSN:1348091X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.17-25, 2014 (Released:2020-04-03)
参考文献数
19

韓国は日本以上の学歴社会であり,親の子どもに対する教育熱は高く,教育費の増大が社会問題となっている。英語教育に関しては,1997 年に英語が小学校に導入され,それに伴い早期英語教育が過熱化し,所得による教育格差,即ち所得が多い家庭の児童は英語塾に通い,また,早期留学に行くことができるなど親の所得が子どもたちの学校以外での英語学習への参与,さらには英語力に影響を与えるなどの問題が生じてきた。そのため韓国政府では,所得による格差から生まれる英語力の格差を軽減するために,様々な政策を行っており,近年ではその格 差も徐々に軽減されつつある。 一方,日本においても,近年不景気が続き,子どもの教育に十分投資できない家庭も増えており(小林,2008),教育格差ということが徐々に問題になりつつある。ゆえに教育格差を軽減するために様々な対策を講じている韓国の事例から日本は多くのことを学ぶことができると思われる。よって,本稿では最初に韓国の英語教育を所得による格差の観点から考察し,次に韓国政府や自治体がそのような格差をなくすためにどのような対策を行ってきたのかを論じていく。
著者
カレイラ松崎 順子
出版者
映画英語教育学会
雑誌
映画英語教育研究 : 紀要 (ISSN:13429914)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.33-42, 2012

It is said that motivation can be enhanced through satisfaction of the basic psychological needs for autonomy, competence, and relatedness, as proposed by Deci and Ryan (1985, 2002). This study introduced three motivational strategies suggested by Dornyei (2001) to satisfy students' basic psychological needs for autonomy, competence, and relatedness: handing over various teaching roles and functions to learners, providing learners with multiple opportunities for success, and working together to meet a common goal. The participants were 31 second-year university students at a private college. In all, 15 lessons were conducted during three months. The participants, who had been divided into several groups, created a quiz based on the Wizard of Oz. They later gave a lesson using the quiz which they created. The research was conducted by analyzing the students' responses to questionnaires. Results show that creating a quiz based on the Wizard of Oz was enjoyable, challenging, and rewarding for the participating students. Moreover, the English lessons using the Wizard of Oz were enjoyable, challenging, confidence-building, and otherwise rewarding for them. Results of this study revealed that students learned English more positively and were satisfied with lessons using the Wizard of Oz by giving students positions of higher responsibility.