著者
坂元 昴 大西 文行 大橋 功 小田桐 忍 カレイラ松崎 順子 岸本 肇 光野 公司郎 近藤 俊明 末藤 美津子 出口 保行 藤後 悦子 馬場 伊美子 伴 浩美 福崎 淳子 益井 洋子 坂元 章 堀田 博史 松田 稔樹 磯 友輝子 岩崎 智史 高田 隆 高梨 珪子 坪井 寿子 鈴木 光男 田中 真奈美 竹内 貞一 山村 雅宏 齋藤 長行
出版者
東京未来大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、21世紀に生き、開拓する21世紀型能力を中核に、幼児・児童における未来型能力、幼児・児童における未来型能力の育成、未来型能力を指導できる指導者の育成の3段階にわたる研究を、既存研究の検討整理、独自の調査、研究を踏まえて、社会貢献する成果としてまとめた。初年度から2年度にかけて21世紀型の幼児像を様々な能力領域で明らかにし、2年度から3年度にかけて、各領域で、これらの能力を育成するシステムを設計試行評価し、さらに、能力育成を指導する指導者の教育システムを検討、整理、設計、試行実施した。
著者
小田桐 忍 オダギリ シノブ Shinobu Odagiri
雑誌
実践女子短期大学紀要
巻号頁・発行日
vol.32, pp.49-59, 2011-03-20

法哲学者は教育学者の仕事に不案内である。従って、筆者の尾高朝雄をめぐる評価(以下「尾高論」という)も、これまでは法哲学者としての側面のみに注目し、検討を進めてきた観を否めない。ところが、教育学の世界に目を転ずると、そこには、文部省著作教科書『民主主義』の筆者に携わった尾高を取り上げる、もうひとつの尾高論が存在したのである。小論の目的は、そうした理論状況を受けて、一方に与して、他方を排するという方法に陥ることなく、尾高という学究について総合的立体的に考察することの意義を明確にすると同時に、これからの尾高論の進むべき途を開拓することに存する。