著者
臼井 洋輔 馬場 俊介 三好 教夫
出版者
吉備国際大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

わが国では山城から平城への移行という中世末期の社会的要請の中で、新しい大型矢穴による石切技法が劇的に全国に普及した。この大型矢穴技法の導入時期とルート解明を目指したのが本研究である。
著者
藤木 利之 守田 益宗 三好 教夫
出版者
The Tohoku Geographical Association
雑誌
季刊地理学 (ISSN:09167889)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.189-200, 1998-08-31 (Released:2010-04-30)
参考文献数
19
被引用文献数
3 6

岡山県日生町にある頭島で採取された44mボーリングコアの花粉分析を行った。このコアは粘土・砂質粘土・砂・礫・腐植土・火山灰から成る。2,368-2,360cmで21,100±400yrB. P. という14C年代測定結果が得られ, 1,900-1,890cmでアカホヤ火山灰, 2,540-2,360cmで姶良火山灰が確認されている。分析の結果, 9花粉帯と2無化石帯が認められた。サルスベリ属の花粉が出現する層を温暖期, 化石花粉の出現しない層は寒冷期と考えると, このコアは4回の温暖期 (KS-9, 8, 6, 4-1) と3回の寒冷期 (KS-7, 5, BZ-2, 1) に堆積したものである。KS-4~1は後氷期である。
著者
藤木 利之 守田 益宗 三好 教夫
出版者
東北地理学会
雑誌
季刊地理学 = Quarterly journal of geography (ISSN:09167889)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.189-200, 1998-08-31
参考文献数
19
被引用文献数
1 6

岡山県日生町にある頭島で採取された44mボーリングコアの花粉分析を行った。このコアは粘土・砂質粘土・砂・礫・腐植土・火山灰から成る。2,368-2,360cmで21,100±400yrB. P. という<sup>14</sup>C年代測定結果が得られ, 1,900-1,890cmでアカホヤ火山灰, 2,540-2,360cmで姶良火山灰が確認されている。<br>分析の結果, 9花粉帯と2無化石帯が認められた。サルスベリ属の花粉が出現する層を温暖期, 化石花粉の出現しない層は寒冷期と考えると, このコアは4回の温暖期 (KS-9, 8, 6, 4-1) と3回の寒冷期 (KS-7, 5, BZ-2, 1) に堆積したものである。KS-4~1は後氷期である。
著者
中川 毅 奥田 昌明 米延 仁志 三好 教夫 竹村 恵二
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.207-225, 2009-06-01 (Released:2012-03-27)
参考文献数
40
被引用文献数
4 6

過去におけるモンスーン変動のパターンを復元するための代表的な試料として,中国のレス古土壌堆積物と鍾乳石をあげることができる.だが,前者が主としてモンスーンと氷期・間氷期サイクルの密接な結びつきを示唆するのに対し,後者においては太陽放射の直接の影響の方が卓越するなど,両者の間には本質的に解決されない矛盾が存在していた.著者らは,琵琶湖の堆積物コアの化石花粉データを用いて,季節ごとの気候を過去45万年にわたって定量的に復元することで,この矛盾を統合的に説明することを試みた.その結果,シベリアと太平洋の気団の温度はいずれも氷期・間氷期サイクルに応じて変動するが,海陸の温度傾度においてはそのような変動が相殺され,むしろ太陽放射の直接の影響の方が卓越することがわかった.また海陸の温度傾度はモンスーンの直接の駆動力であるため,夏モンスーンの強度も太陽放射の変動周期に同調して(すなわち,主として23,000年の歳差運動周期で)変動していた.ただし,太陽放射の振幅が十分に大きくない時代においては,モンスーンは氷期・間氷期サイクルの方に連動する傾向が見られた.本稿では,これらの事実を総合的に説明することのできる,きわめて単純なモデルについて解説する.またモンスーンが海洋の表面温度の分布に及ぼすかもしれない長期的な影響,ならびにレス古土壌堆積物が内包している,モンスーンの記録計としての問題点についても言及する.
著者
三好 教夫 波田 善夫
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.285-290, 1977-12-30
被引用文献数
1

Makura moor is situated at the place of 720 m above sea level at Geihoku-cho within the Chugoku Mountains, in the northern part of Hiroshima Prefecture. From the results of pollen analysis, four major vegetational changes for approximately the last 10,000 years were recognized in the pollen diagram from the bottom to the surface. 1. Tsuga, Pinus (Haploxylon type), Picea, Betula stage (190-170 cm, 10,000-9,000yr B.P.) (R-I zone). 2. Cyclobalanopsis, Lepidobalanus, Alnus stage (170-80 cm, 9,000-4,000yr B.P.) (R-II zone) 3. Lepidobalanus, Cyclobalanopsis, Alnus stage (80-60cm, 4,000-1,500yr B.P.) (R-IIIa zone) 4. Pinus (Diploxylon type), Cryptomeria, Lepidobalanus stage (60-0 cm, after 1,500yr B.P.) (R-IIIb zone) The vegetational history can be regarded as the common one for the period from the postglacial age to the present time in the Chugoku Mountains, with one exception of Cryptomeria, the number of pollen of which is included in low percentage in the second and third stage compared with the results of another moors, such as Yawata moor, Sugawara moor, Kabosaka moor and etc.