著者
中野 広
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.83-88, 1988-04-15 (Released:2010-03-11)
被引用文献数
1 1
著者
竹口 文博 中野 広文 菅野 義彦
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.49, no.9, pp.561-569, 2016 (Released:2016-09-29)
参考文献数
30
被引用文献数
1

透析医にとって, 透析の見合わせが刑法上許容されるのかは重要な関心事である. 透析の見合わせは, 不作為といえるところ, 医師は患者との診療契約に基づく刑法上の作為義務を負っていることから, 不作為犯に問われる可能性がある. このため, 刑法的許容性の問題は, 生じた作為義務が解除される要件は何かという形で問題となる. 透析見合わせの正当化根拠は, 患者の自己決定権に基づく透析拒否権に求められる. したがって, 患者の透析拒否の意思表示を要件として作為義務が解除され, 透析の見合わせは刑法の規定する「人を殺した」行為に当たらず許容される. 患者本人に意思決定能力がない場合には, もし患者に意思決定能力があれば透析を受け入れないであろう, と他者が代行判断することが許容されるかが問題となるが, 意思決定能力がない患者でも, 患者の現在の推定的意思に基づく透析拒否権を尊重すべきであり, 慎重にされた場合には代行判断を許容すべきである.
著者
中野 広
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.83-88, 1988
被引用文献数
1
著者
濵島 美穂 中野 広美 若杉 明里 潟永 大輔 萱島 涼子 松島 文子
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.250-254, 2019 (Released:2019-11-20)
参考文献数
2

高齢者施設ではどのように栄養管理を行なっているのだろう。地域包括ケアシステム1)の中で住み慣れた地域での生活を目指してリハビリテーション(以下、リハビリと略)を行う場は集中治療室(intensive care unit;ICU)や急性期病棟だけでなく、回復期病棟であったり、介護老人保健施設(以下、老健施設と略)であったり、自宅であったりと必ずしも医療機関だけではない。高齢者施設とひとくちにいっても介護医療院、老健施設といった医師が常駐して医療を提供できる施設もあれば、住居としての性質を持つ有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム、シニア向け分譲マンションなどもあり、制度の異なるいくつもの施設を包含している。本稿では主に老健施設におけるNST活動について述べるが、周知の通り、老健施設は介護報酬で運営するため、提供する医療も栄養管理もすべて“まるめ”で行うことになっている。栄養サポートチーム(nutrition support team;以下、NSTと略)加算のような診療報酬上の裏付けは一切ない。在宅生活、在宅療養に向けた支援を行う上で必ずしも病院から老健施設、在宅生活へとシームレスに移行できない理由がここにある。医療機関とは全く異なる仕組みでNST活動を行うことには様々な制約がある中で、キーとなるのはやはり多職種によるアセスメントとマネジメントである。NSTと摂食機能訓練を合体させたような栄養会議(nutrition congress)を発足させた我々の歩みを紹介する。医療機関のNSTとは若干異なるため上記の英語タイトルとした。
著者
平澤 利美 眞田 敏 柳原 正文 三宅 馨 津島 靖子 加戸 陽子 荻野 竜也 中野 広輔 渡邊 聖子 大塚 頌子
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.421-426, 2010 (Released:2015-11-21)
参考文献数
14

6~14歳のIQを統制した無投薬の注意欠陥/多動性障害児23名と, 年齢および性を一致させた健常児69名を対象に改訂版Stroopテストを行った. 全注意欠陥/多動性障害群は, 干渉効果を評価するIncongruent Color Naming (ICN) およびICN-Color Naming (CN) の課題達成所要時間において対照群との間に有意差を認めた. さらに, サブタイプ別の検討でも, 学習障害併存症例を除外した15名での分析の結果, 不注意優勢型群と多動性-衝動性優勢型および混合型合併群ともに, ICN-CNの課題達成所要時間において対照群との間に有意差を認め, 不注意に関わる要因の干渉課題成績への影響が示唆された.
著者
平澤 利美 眞田 敏 柳原 正文 津島 靖子 加戸 陽子 荻野 竜也 中野 広輔 渡邊 聖子 大塚 頌子
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.426-430, 2009 (Released:2016-05-11)
参考文献数
19

改訂版Stroopテストにおける年齢別の標準値を得るとともに, 干渉効果に関する指標の発達的変化について検討することを目的とし, 6~20歳までの健常児 (者) 281名を対象に検査を行った. Incongruent Color Naming (ICN), ICN - Color Naming (CN), ICN/CNなどの干渉効果に関する各指標の年齢による変化について単回帰分析を行った. その結果, 各指標において年齢による変化を認め, 各指標成績が示す最良値は16~17歳台であることが示され, 干渉課題の遂行には, 発達の完了が遅い脳局在や機能システムが関与していることが示唆された.