著者
丸山 久美子
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.77-86, 1981-03-30 (Released:2009-07-23)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1
著者
丸山 久美子
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.47-60, 2004-03-25

As we approach the latter half of the twentieth century, many social problems have arisen on a sale that affects our world, especially in American society. There is vague anxiety everywhere in modern life, especially in family relationships. Presented here are results obtained from a survey of American university students on actual conditions in the days of 1983, considered in the light of extreme individualism, the base is for the American spirits and ethos. Problems considered include changes in family structure such as the fact that the traditional nuclear family of husband, wife and children is no longer considered to be the basic family structure in the U.S., due to new types of family structure, and such as gay couple families which include adapted children and children are reduced through artificial insemination, which are new beginning to be accepted, and so on. This study highlights aspects that have a bearing on social life in the twenty-first century which are discussed from the viewpoints of clinical social psychology.
著者
丸山 久美子
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.189-218, 2004-03-25
著者
丸山 久美子
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.29-38, 1992-12-20

20世紀末今日、地球は病み、人類はもとより、多くの生態系に歪みが生じ、この時代に青春をむかえる青年の心は、さながら、「アザゼルの山羊」の如くに、荒野を彷徨する孤独な山羊を思わせる。5年前の調査と今回の調査において根本的に異なるのは「死に方の選択」に男女差がみとめられることである。半数は前回と異ならず、男女ともに「自然死、老衰」を選ぶが、第2番目に選択された項目は男子が「自殺・自死」、女子は「殉職(職務執行中の死)」である。ここに従来までにない時代の影響を見ることが出来る。先の見通しもなく、希望もないのに、非現実的な楽感主義(ネアカ志向)をみずからの内にとりこみながら生きつづけなければならないこの時代の青年達の嘆きと潜在的危機感(リスク認知)が濃厚である。
著者
丸山 久美子
雑誌
聖学院大学論叢 = The Journal of Seigakuin University (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.第16巻, no.第2号, pp.189-218, 2004-03
著者
丸山 久美子
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 = The Journal of Seigakuin University (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
no.6, pp.141-162, 1994-01

20世紀末今日、地球規模での社会的病理現象が多発し、「病める青年」が増加していると言われる。特に、日本における現代青年は戦後以来、平和のうちに物質的豊かさを満喫し、安眠を貪り、いつのまにか「飽食の時代」の社会的落とし子となり、彼らの背中に世界が抱える大きな重荷が負わされるまでになった。世界の歴史を繙くとき、文明の成熟は、常にこのような「飽食の時代」を招来し、滅び行くという運命的経過を辿っている。漫然とした危機意識や社会不安の潜在的感情が日本の青年のうちにどのような形で形成され、日常生活の中に浸透しているのであろうか。現代の若者を代表すると思われる20才未満の男女大学生の様々な現代の世相を反映する多くの社会病理現象に関する態度や意見を調査し、彼らの危機意識を分析した。その結果、彼らは様々な社会現象にたいして、「自然環境破壊現象(地球の温暖化、オゾン層の破壊、森林伐採における生態系の破壊、複合汚染の拡大など)」、「人的環境汚染(麻薬公害、核施設の故障による放射能漏れ、エイズの蔓延、ホームレス人口の増加など)」、「時代的流行現象(性別越境社会、男女両性具有時代の到来、アルコール中毒患者の広域化(女性、若年)、新興宗教の氾濫、不法就労外国人の増加など)」の3側面からなる危機意識を持ち、男女差が大きいということが理解された。