著者
田島 中 佐藤 和彦 斉藤 慎一 齋藤 貴保 黄 周軍 程 子学
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.133-134, 1995-03-15

電子会議のグループ分け、及び発言順番の決定など、ネットワーク利用者間で、何らかの順位付けを行なわなけらばならないことが多い。普段の生活で我々がよく使う順位付けの方法を、利用者に対する公平さと許諾性によって次のように、大きく分類することができる。(a)早く決まるが公平ではない方法第三者の独断に委ねる。名前の辞書式順序、生年月日など、既に決まっている何らかの属性を利用する。(b)公平な方法b1.第三者による抽選。(参加者にとっては天下り式)b2.ジャンケンやくじ引き。(全員が決定に直接関わる方法)この中でジャンケンは、参加者にとって最も納得がいく方法であると思われる。しかし、参加人数が多くなると、あいこが起こるケースが増え、非効率的である。そこで、我々は、ネットワーク環境において、ジャンケンのように公平で、許諾性が高く、しかもあいこの起こらない効率的な順位決定法を提案する。
著者
佐藤 和彦
出版者
日本心身健康科学会
雑誌
心身健康科学 (ISSN:18826881)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.93-101, 2009-09-10 (Released:2010-11-19)
参考文献数
17
被引用文献数
1

容易に実施できるリラクセーション手法の一つに呼吸法がある.しかし,どのような呼吸法がリラクセーション効果を生じさせるかについては諸説があって明らかではない.本研究では,特別な修練を行うことなく誰もがその場で実施できる呼吸法として,呼吸パターンに着目する.呼吸法の実施前後における心拍,血圧の測定,及び各呼吸法に関する快適度等の主観評価を行い,呼吸パターンの違いによる効果を考察した.呼吸パターンとして「吸気-止息-呼気」を「呼吸法X-Y-Z」として秒数表記した場合,パターン化した呼吸法自体への不快感がない人においては,「呼吸法2-1-4」がより効果的であることが示唆された.修練不要な簡易な呼吸法であっても一定の効果があり,その呼吸パターンにおけるリラクセーション効果は,呼吸法自体の快適度によって影響を受けることが明らかになった.
著者
佐藤 和彦
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
1981

博士論文
著者
中村 吉治 佐藤 和彦
出版者
校倉書房
雑誌
歴史評論 (ISSN:03868907)
巻号頁・発行日
no.410, pp.p83-101, 1984-06
著者
湯村 寧 菅野 ひとみ 小川 毅彦 斎藤 和男 佐藤 和彦 窪田 吉信 岩崎 晧 沢田 卓人
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.49, no.12, pp.727-734, 2003-12
被引用文献数
1

症例1:42歳男.5年5ヵ月の不妊を主訴として受診し,無精子症を指摘された.全身所見で異常はなく,精液検査所見も無精子症であった.染色体検査では末梢リンパ球培養G band法で細胞20個において検査を行ったところ46,XXと女性の核型であった.また2番染色体短腕p11,長腕q13を切断点とする腕間逆位が認められた.以上の所見よりXX male症例と診断した.さらにPCR法によるsex-determining region Y(SRY)は陽性,deleted in azoospermia(DAZ)は陰性であった.患者は挙児は希望せず,現在も外来で経過観察中である.症例2:29歳男.1年3ヵ月の不妊を主訴として受診した.症例1と同様に無精子症を指摘され,全身所見で異常はなく,精液検査所見も無精子症であった.染色体検査でも症例1と同様に末梢リンパ球培養G band法で,細胞20個において検査を行ったところ46,XXと女性の核型であり,以上の所見より,XX male症例と診断した.また,PCR法による測定を行い,SRYは陽性,DAZは陰性であった.挙児を希望し,非配偶者間人工授精により正常男児がえられたWe report two cases of XX male with chief complaints of infertility. Physical examination of both patients aged 42 and 29 demonstrated normal male habitus except for small testes. Semen analyses demonstrated no spermatozoa. Endocrinological examinations showed hypergonadotrophic hypogonadism. Vesiculograms demonstrated normal seminal tracts. Histological examination of their testes did not reveal germ cells; one case lacked seminiferous tubules and there was hyalinization in the seminiferous tubule in another case. Chromosomal analyses of peripheral blood demonstrated 46,XX. The sex-determining region Y gene was positive and DAZ (deleted in azoospermia) gene was negative in both cases.
著者
渡邉 竜太 森部 絢嗣 矢野 航 佐藤 和彦 小萱 康徳 江尻 貞一
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 = TheJournal of Gifu Dental Society (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.137-140, 2014-11-20

2011年度朝日大学歯学部の解剖実習に用いた84歳女性解剖体において、左椎骨動脈が直接大動脈弓から起始する例を認めた。大動脈弓から起こる左椎骨動脈は大動脈弓の分枝の破格の一つで、その出現率は約5%と報告されている。大動脈弓の枝の由来と破格について、発生学的な考察を加えた。
著者
外園 豊基 錦織 勤 佐藤 和彦 桑山 浩然 松浦 義則 藤木 久志
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2000

本研究は日本中世(12〜16世紀)を主たる対象とするが、時代を広くとって平安期から近世初頭(9〜17世紀前半)までを考察の範囲とした。「戦争と平和」の主たる内容を、戦争および災害とした。政治的な災害としての戦争と、自然的な災害としての飢饉などと異なるものであろうが、前近代においては不可分の関係にあったといえよう。まず、平安期〜近世初頭における戦争および災害に関する資料の網羅的収集を行うことを第一義とし、共同研究作業を通じて、それらのまとめを行った。具体的には、戦争および飢饉などの災害関連記事を収集し、それらを編年にまとめる作業をしたのちに、それを基に年表を作成した。それとともに共同研究作業として、調査を深化させるための報告会・研究会を通じて、いくつかの作業を並行して進めた。その一つとして、平安時代の戦争・災害関連記事について、『平安遺文』を用いてまとめ、年表の作成を行った。それとあわせて、本研究の主題である「日本中世における日損・水損・風損・虫損・飢饉・疫病に関する情報」年表を完成させた。これに研究分担者および研究協力者の研究成果をあわせて、研究成果報告書としてまとめた。また、動乱の時代といわれる南北朝期(14世紀)に関して、『大日本史料』(第6編)を検索し、戦争関連年表の作成を行ってきたが、完成間近の段階であり、かつ紙幅の関係で、研究成果報告書には反映することができなかった。さらに、近世初頭の関ヶ原の戦いにおける禁制を収集し、その内容・分布状況など考察することによって、民衆の戦争への関わり方を究明することに主眼をおいて考察を加えてきたが、これもまとめる段階までには到達できなかった。