著者
日比谷 孟俊 内田 保廣 佐藤 悟 嶋津 恵子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

浮世絵の開板時期を特定することは困難な場合が多い. 描き込まれた様々な描画対象ならびに文字などの属性情報をコンピュータに取り込み,『吉原細見』にある遊女の在任期間と比較することにより,江戸後期に溪斎英泉が画いた花魁を主題とする 21シリーズ,218 枚の美人画について開板時期を特定することに成功した.同じ図柄で妓楼と遊女の名前を変えただけの異板が存在する場合があるが,遊女の紋に注目することにより,初版と後版との関係を明確にできる.
著者
佐藤 悟 八木 正自 藤田 達生
出版者
実践女子大学
雑誌
年報 = Nenpo (ISSN:09100679)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.159-187, 2020-03-28

ページ他に口絵あり
著者
佐藤 悟
出版者
実践女子大学
雑誌
實踐國文學 (ISSN:03899756)
巻号頁・発行日
vol.73, 2008-03
著者
栗原 敦 上野 英子 棚田 輝嘉 西澤 美仁 渡辺 守邦 野村 精一 佐藤 悟
出版者
実践女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1994

最終年度にあたる本年は、これまでの共同研究の集成として『伊東夏子関係田辺家資料』(調査報告)を編集・刊行した。この概要はI短冊の部翻刻(付脚注)II書筒の部翻刻(付脚注・解説)III田辺家資料リスト、の三項目からなる。このうちI・IIIについては本学文芸資料研究所「年報」を通じて報告したものをふまえて,補訂を加えて収録しているので,ここではIIについて概要を記す。ここでは、伊東祐命発信のもの三通・中島歌子発信十九通・三宅花圃発信三通・伊東夏子発信二通の,計二十七通の書筒について,翻刻と注・解説を行った。執筆年が不明であること,私的な内容であること等から分析は困難を極めたが、歌会や吟行・添削等の連絡や,借家や手伝い人の斡旋、裁裁の依頼等の日常的なつきあい,更には中島歌子周辺のごく親しいグループの存在を物語る記述にあふれていた。以上は、萩の舎に学んだ女流作家樋口一葉の日記の背景をなす,萩の舎塾の具体相の理解の一助となることであろう。