- 著者
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大塚 篤司
生駒 晃彦
- 出版者
- 公益社団法人 日本皮膚科学会
- 雑誌
- 日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
- 巻号頁・発行日
- vol.133, no.2, pp.227-241, 2023-02-20 (Released:2023-02-20)
- 参考文献数
- 14
アトピー性皮膚炎(Atopic dermatitis;AD)の影響や治療について,医師と患者の認識を調べるため,医師209名と患者716名を対象にオンラインアンケート調査を実施した.その結果,患者は医師が考えるほどには日常生活の上で制限を受けていると感じておらず,心理・精神的にも困っていない可能性が示された一方で,医師よりも症状を改善させたい思いが強いことが示された.患者の意図を汲んだAD治療の実現のために,ADに対する医師と患者の認識のギャップを解消する必要性が示唆された.