著者
浜 夏樹 黄 炎 兼光 秀泰 大山 裕二郎 馬 強 羅 波 李 果 太田 宜伯 楠 比呂志 川上 博司 Tomas J. ACOSTA 奥田 潔 王 鵬彦 石川 理
出版者
Japanese Society of Zoo and Wildlife Medicine
雑誌
日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.119-123, 2009 (Released:2018-05-04)
参考文献数
13
被引用文献数
1

神戸市立王子動物園のジャイアントパンダにおいて2007年の発情時に新鮮および冷蔵保存した精液を用いて3日間連続で人工授精(AI)を行った。AIの適期は尿中エストロングルクロニド濃度の測定から推測した。人工授精後は尿中プレグナンジオールグルクロニド(PdG)濃度の変化を監視した。PdG濃度は妊娠後期に過去6年間と比べると異常な変動を示した。結果的に最終AI後137日目に破水し,さらにその9日後に死産した。
著者
大山 裕
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1184-1187, 2020-11-15

ITエレクトロニクス産業の業界団体である一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は,初等中等教育の場で簡単に楽しくプログラミングを体験してもらうことを目的に,アルゴリズム体験ゲーム「アルゴロジック」を2010年3月に公開した.一方,この10年間で世の中の状況は一変し,2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されるに至った.JEITAは2020年7月にアルゴロジックをリニューアルしたHTML5版のプログラミング体験ゲームを公開した.この10年間のプログラミングに関する世の中の動きとアルゴロジックの歩みについて解説する.
著者
大山 裕
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.766-769, 2019-07-15

第81回情報処理学会全国大会のプログラムの一環として,初等中等教育委員会主催の「中高生ポスターセッション」が開催された.高校生の共通教科情報科,中学生の技術・家庭科における「情報に関する技術」に沿ったテーマ研究など,日頃の情報分野での学習成果のポスター発表を募集したところ,全国から42グループの応募があり,最終的に最優秀賞1件,優秀賞2件,奨励賞5件を選出した.最優秀賞と優秀賞の計3グループは本会の若手奨励賞に推薦された.今回受賞したチーム,テーマ研究のタイトル,概要および受賞者の感想を紹介する.
著者
大山 裕美子 前田 留美 丸 光惠
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.38-42, 2015-04-03 (Released:2015-05-02)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

自己決定型学習とは,自らの学習ニード把握から適切な学習方法の実施・評価まで個人が学習のイニシアチブを取る一連のプロセスを指し,成人の学習や高等教育の場面で求められる学習姿勢である.自己決定型学習準備性とは,そのために求められる個人特性や態度等をその人がどれだけ持っているのかの程度である.看護学の成人学習者の自己決定型学習準備性の測定にはFisherらが開発したSelf-Directed Learning Readiness Scale for Nursing Education(SDLRSNE)を用いることができ,また様々な国・職種を対象に翻訳がされているため国際的な比較も可能である.本研究の目的は,本尺度を翻訳し日本語版SDLRSNEを開発することである.日本語版SDLRSNEの作成は開発者であるFisher氏の許可を得た上で,順翻訳,逆翻訳,ウェブ調査によるパイロットテストの順で実施した.その結果,表面妥当性のある日本語版SDLRSNEが完成した.本尺度は看護学の成人学習者を対象にした教育の方法の検討やその効果を測定する際に活用することができると考えられる.今後,信頼性・妥当性を検証し結果を報告していく予定である.
著者
大山 裕太 大井川 秀聡 大貫 隆広 指田 涼平 木倉 亮太 井上 雄貴 中里 一郎 廣川 佑 川口 愛 高屋 善德 藤原 廉 朝見 正宏 後藤 芳明 石川 久 宇野 健志 田中 純一 大山 健一 小野田 恵介 山根 文孝 安心院 康彦 三宅 康史 坂本 哲也 松野 彰 辛 正廣
出版者
一般社団法人 日本脳神経外傷学会
雑誌
神経外傷 (ISSN:24343900)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.44-49, 2021-12-20 (Released:2021-12-20)
参考文献数
11

Background: We experienced a case of head pene­trating injury caused by a crossbow that was initially treated in the Hybrid Emergency Room (ER).Case: A 25–year–old male who lost conscious­ness and was collapsed in his room with penetrating crossbow in his head, was transported to our hospital. After routine checkups, the pa­tient was immediately move to the Hybrid ER. A head CT and digital subtraction angio­graphy (DSA) was performed and no obvious injury in the intracranial major vessels was confirmed. The crossbow was safely removed there. The patient was then moved to the central operating room and underwent a relevant sur­gical procedure. Postoperative diffusion–weighted MRI showed a high–signal area in the corpus callosum and disorders of con­sciousness continued for a while. The corpus callosum lesion was determined to be cytotoxic lesion and the patient was followed up. His conscious state gradually improved and the ab­normal signal in the corpus callosum disappeared on the 40th hospital day. On the 91st hospital day, the patient was transferred for additional rehabilitation.Conclusion: A Hybrid ER is one of a surgical unit installing CT and DSA. The ability of multi­modal medical treatment is useful to traumatic brain injury, especially penetrating head injury for which we often need to carry out flexible surgical procedure.