著者
浜 夏樹 黄 炎 兼光 秀泰 大山 裕二郎 馬 強 羅 波 李 果 太田 宜伯 楠 比呂志 川上 博司 Tomas J. ACOSTA 奥田 潔 王 鵬彦 石川 理
出版者
Japanese Society of Zoo and Wildlife Medicine
雑誌
日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.119-123, 2009 (Released:2018-05-04)
参考文献数
13
被引用文献数
1

神戸市立王子動物園のジャイアントパンダにおいて2007年の発情時に新鮮および冷蔵保存した精液を用いて3日間連続で人工授精(AI)を行った。AIの適期は尿中エストロングルクロニド濃度の測定から推測した。人工授精後は尿中プレグナンジオールグルクロニド(PdG)濃度の変化を監視した。PdG濃度は妊娠後期に過去6年間と比べると異常な変動を示した。結果的に最終AI後137日目に破水し,さらにその9日後に死産した。
著者
松本 知弥子 馬 強 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.192, pp.105-112, 2001-07-11

WWWの急激な進歩と普及によって, 多くの一般のユーザが多種多様な情報を受信・発信できるようになり, 情報資源の量は, 日々増加し続けている.ユーザが大量の情報の中から, 情報を検索することは非常に困難な作業である.特に, 地域密着情報のようなローカル的な情報を獲得するには, 従来の検索やフィルタリング手法は不十分である.本稿では, Webページのローカル度という新しい尺度を定義し, それに基づくフィルタリング手法を提案する.ローカル度の定義方法として, 1文書内のローカルさを特徴付ける地理用語や組織名の頻度・詳細度・位置情報と, 他のページとの関係からリンク構造解析や類似しているページの数を用いる.また, ローカル度の定義を評価するための予備実験の結果を示す.
著者
馬 強
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.220-226, 2017-02-15

観光は日本経済を支えるきわめて重要な成長分野である.持続可能な観光立国・地域社会を実現するためには,細分化する観光ニーズに応え,多様な観光資源を発見・開発・プロモーションして,観光の個人化や地域・時期の分散化を実現していく必要がある.本稿では,ブログやSNS(Social Network Services:ソーシャルネットワークサービス)などでユーザ自らが発信・生成されるユーザ生成コンテンツ(UGC:User GeneratedContents)を分析して,ユーザの視点からの“観光知” の分析と利活用に関する情報技術とその課題について紹介する.
著者
鈴木 裕明 青柳 泰介 福田 さよ子 高橋 敦 馬 強
出版者
奈良県立橿原考古学研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

三次元レーザー計測を駆使した木製樹物の調査研究によって、古墳時代王権中枢では中期段階までのコウヤマキ大径木の大量消費によって、後期に入ると中小径木利用が主体となり、そのなかで良質な材は大規模古墳に、質の劣る材は中小規模古墳に供給されていた実態を明らかにした。また古墳時代王権中枢の木材生産・流通の把握を目的として、奈良盆地東山間部の遺跡出土針葉樹残材の調査研究を実施し、針葉樹製品の製作が山間部で行われ、盆地へ供給された状況を確認した。さらに古代中国・朝鮮半島の木材資源と王権との関わりについて関連資料の調査も実施し、中国では漢代には王権中枢周辺地域で有用木材の枯渇が始まっている可能性を指摘した。
著者
馬場 慧 馬 強
出版者
DEIM2016実行委員会
雑誌
DEIM Forum 2016 論文集
巻号頁・発行日
2016-03

[DEIM 2016] 第8回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(第14回日本データベース学会年次大会) 2016年2月29日~3月2日・ヒルトン福岡シーホーク企業間の関係分析は,マーケティングや意思決定において重要である.企業の Web サイトなどで子会社やグループ会社などに関する記述は多いが,スポンサー関係や取引先などの暗黙的に関連する企業に関する情報は少ない.本研究では,関連するニュースイベントに対する株価の動向の類似性を分析して,上場企業間の暗黙的な関係を発見する手法を提案する.提案手法では,まず,株価を市場,業種と企業自身の三つの要因の合成モデルから生成されると仮定し,市場や業種の影響を調整した企業の株価を抽出する.調整済みの株価系列データを正規化した上,関連するニュースイベントの日付を元に実価データの部分系列を抽出し,抽出された部分系列の類似度を計算することで,関連性の強い企業を発見する.東京株式市場の株価データとの財経新聞のニュース記事を用いて提案手法の評価を行う.
著者
馬場 慧 馬 強
出版者
DEIM2016実行委員会
雑誌
DEIM Forum 2016 論文集
巻号頁・発行日
2016-03

[DEIM 2016] 第8回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(第14回日本データベース学会年次大会) 2016年2月29日~3月2日・ヒルトン福岡シーホーク
著者
石井 裕志 馬 強 吉川 正俊
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.72, pp.239-240, 2010-03-08
参考文献数
2
被引用文献数
2
著者
石井 裕志 馬 強 吉川 正俊
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.10, pp.1-8, 2009-11-13
参考文献数
10
被引用文献数
2

人々のより深いニュース理解を支援するシステム作成のために,事象間の因果関係をネットワーク構造を用いて表現する手法を提案する.我々はこれまで,原因事象を始点ノード,結果事象を終点ノードとしたエッジラベル付き有向グラフとして因果関係ネットワークを表す TEC モデルを提案してきた.本稿では,日本語文法の SVO 構造に着目し,ノードの保持するキーワードのうち因果関係を含む文節から得られるキーワード (事象キーワード) について改良し,因果関係を含む文節から得る主語 (Subject),動詞 (Verb),目的語 (Object) の 3 属性を事象キーワードとする手法を提案する.因果関係ネットワークを構築するために類似した事象を表すノード対をマージするが,ノード間の事象キーワードを属性ごとに抽象概念レベルで比較することで,類似した事象のノード対を発見する.また,記事タイトルに含まれる語を利用してトピックの類似する記事集合間だけでマージ計算を行い,計算量を減らす手法を提案する.また,実際の記事から因果関係を抽出してマージを行い,トピックの類似する記事間集合だけでマージ計算を行っても精度や再現率が低下しないことを確かめた.In this paper, we propose a novel Topic-Event Causal relation model (TEC model) and describe a method to construct a Causal Network in a TEC model to support understanding of news. In the TEC model, causal relations are represented by an edge-labeled directed graph. A source vertex represents the cause of an event, and a destination vertex represents the result of that event. In the model, each vertex includes two types of keywords: topic keywords, which describe topics, and event keywords, which describe events. Using the SVO structure of Japanese, we compose event keywords as three words(Subject, Verb, Object). If each concept of event keywords is equal between two vertcies, we merge the verticies, which represent the similar event. In the merging calculation, Using topic keyword decrease computational complexity. A preliminary experiment of vertices merging to assess the validity of the proposed method demonstrated its usefulness.
著者
鹿野 たか嶺 柳川 久 野呂 美紗子 原 文宏 神馬 強志
出版者
「野生生物と社会」学会
雑誌
野生生物保護 : Wildlife conservation Japan (ISSN:13418777)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.39-46, 2010-03-01

We studied the effectiveness of electronic deer whistles in scaring away sika deer that are likely to run onto roads, resulting in accidents. These whistles have been used in the U.S.A. and other countries. In this study, two types of deer whistles were tested: one that has a continuous tone with a fixed frequency (Whistle A) and the other that has an intermittent tone with a modulated frequency (Whistle B). To assess the effectiveness of the whistles in alerting deer, the deer's reactions to the whistles were observed by blowing the whistle from a fixed place that is visible to the deer when they appear by the roadside. For the control sample, deer's behavior when no whistle was blown was observed. When no whistle was blown, 51% of the deer were on alert about the observers. When Whistle A was blown, 67% of the deer were on alert; this figure increased to 95% when Whistle B was blown. The time durations for which the deer were alert when no whistle was blown, Whistle A was blown, and Whistle B was blown were 20%, 42%, and 73%, respectively. These results indicated that the deer whistles are effective in alerting deer, and that Whistle B is more effective than Whistle A. Vehicles can be equipped with deer whistles to alert deer about on-coming vehicles so as to prevent them from crossing roads, and consequently reduce deer-vehicle collisions.
著者
馬 強 角谷 和俊 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.64, pp.29-34, 2002-05-10
被引用文献数
3

本稿ではストリームデータのフィルタリングや関連するストリームを生成する操作を関数と捉え,ストリームデータの統合とフィルタリングの様々な関数的性質を定義し,既存のモデル・システムとの関係を述べる.このフレームワークを用いて,情報統合・フィルタリングシステムの設計・実装においてより効率よい処理手法を選択することが可能となる.また,その応用として,Webとテレビ番組の統合システムおよびそれを実現するための時系列依存型動的ハイパーリンク機構:時間依存リンクTVLink(Time-Varying Link)の提案を行う.
著者
岩井原 瑞穂 吉川 正俊 馬 強 浅野 泰仁
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究はソーシャルネットワークサービス(SNS)やWikiに代表されるソーシャルコンテンツから有用な情報を抽出する技術の開発を目的としている.wiki型コンテンツは多人数が1 つの記事を更新することにより,バージョンが蓄積されるが,その派生過程を正確に求める手法を開発した.またSNSにおいて利用者が行うプライバシー設定の傾向を分析し,適切な設定を推薦する手法を開発した.さらにコンテンツのアクセス制御について効率的な手法の開発を行った.
著者
吉川 正俊 馬 強 浅野 泰仁 清水 敏之 岩井原 瑞穂 鈴木 優
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

Webサーバにおいて高品質な情報を管理するために,情報の注釈データの管理手法を開発すると共に,構造化文書の照応解析技術を開発した.知識資源を表現するRDFデータの格納及び検索システムを構築すると共に,検索エンジンと利用者生成型知識資源Wikipediaの統合利用システムを開発した.また,複数ニュースソースデータの統合利用手法として整合性提示機能提供システムおよび因果関係ネットワーク漸増構築法を開発した.