著者
西村 悟史 大谷 博 畠山 直人 長谷部 希恵子 福田 賢一郎 來村 徳信 溝口 理一郎 西村 拓一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.C-G95_1-15, 2017-07-01 (Released:2017-07-03)
参考文献数
17
被引用文献数
4

The amount of costs for long-term care is increasing because of aging society. It is important to improve quality of care process. We focus on sharing the knowledge of care process in care facility to achieve the goal. There are some issues to share the knowledge. (1) The knowledge is implicit on the care workers. (2) It is difficult to unite the knowledge as world standard because of its variety. We proposed the methodology of "knowledge explication" to overcome these issues. The methodology is (1) to explicate the knowledge of care process by employees in care facility. (2) It is performed on each care facility so they can explicate the facility-specific knowledge of care process. We applied the methodology to two care facilities and evaluate it. The explicated knowledge is 1.8 times more than the knowledge from textbook. We also confirmed the efficiency of the methodology by questionnaire to the participants.
著者
川西 昌弘 松岡 重信 平岡 政隆 小根森 元 高田 耕基 渡辺 哲彦 大谷 博正 梶山 梧朗
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.28-37, 1988-01-30 (Released:2009-11-24)
参考文献数
17
被引用文献数
1 2

今回, 我々は新しいデータ解析の方法論としての exploratory data analysis の基礎的手法である boxplot および robust regression analysis を応用して正常集団におけるアポ蛋白値に及ぼす種々の背景要因の影響について検討し, 以下の結論を得た.1) Apo-AII (40歳代), Apo-B (30歳代), Apo-CII (40歳代), Apo-CIII (30歳代, 40歳代) は男性が女性より有意な高値を示した.2) 男性ではApo-B, Apo-CII, Apo-CIIIに, 女性ではApo-AII, Apo-B, Apo-Eに加齢の影響を認めた.3) 男性においてApo-AI, Apo-AII, Apo-CIIIの値は飲酒者が非飲酒者より高値であった.4) 男性においてApo-CII, Apo-CIIIの値は喫煙者が非喫煙者より高値であった.5) 肥満傾向の者は男性においてはApo-AII, Apo-B, Apo-CII, Apo-CIII, Apo-Eが, 女性においてはApo-AIIが高値であった.このように, 新しい統計的方法論を用いることにより比較的小数のデータでも多数例を用いた解析に劣らない有効な結果を得ることが可能であった.
著者
大谷 博俊
出版者
日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.321-331, 2005-11-30

知的障害養護学校高等部に在籍する、音声表出が認められず、強い他傷行動がみられる自閉性障害の一事例に対し、写真・PCS (picture communication symbols)カード(以下、絵カードとする)・VOCA (Voice Output Communication Aids)などのAAC (Augmentative and Alternative Communication)手段を使用し、個別の指導計画に沿って自立活動の指導を行った。その結果、コミュニケーションが拡大し、問題行動は減少した。本研究の結果は、木工製品作り、数や言葉の学習などの授業の流れを大切にしつつ、写真・絵カード・VOCAなどのAAC手段を使用した自立活動の指導は、有効であることを示唆している。
著者
大谷 博俊
出版者
日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.235-242, 2002-07-31

本研究では知的障害養護学校の高等部の生徒を対象として行われたボランティア体験学習の授業について、授業批評・生徒の学習活動に対する批評・批評者の学習活動に対する社会的妥当性の評価の3点(以下、3つの視点)から分析を試みた。その結果、ボランティアセンターでのテレホンカードの整理は、本研究の対象生徒の活動内容・活動場所として適切であることが3つの視点から明らかにされた。さらに分析対象の授業の改善に3つの視点が影響を与えたことが明らかにされた。