著者
半井 悦朗 釘宮 豊城 稲田 英一
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.49-56, 2008-01-01 (Released:2008-08-15)
参考文献数
12

大気中と血中とのガスの移動は,呼吸生理学において重要な部分を占めている。今回は,主に呼吸管理に必要な理論と重要な数式,およびその誘導法について,臨床に即して解説した。ほとんどの数式は,気体の状態方程式とドルトンの法則を適用すれば誘導できる。本稿では,理解しやすい肺胞気式の新しい誘導法も紹介する。
著者
二宮 豊志
出版者
東海大学
雑誌
東海大學紀要. 政治経済学部 (ISSN:0389200X)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.215-228, 2004-09-20
著者
飛田 隼佑 新宮 豊久 山﨑 雄司 平本 治郎
出版者
一般社団法人 日本塑性加工学会
雑誌
塑性と加工 (ISSN:00381586)
巻号頁・発行日
vol.60, no.701, pp.155-160, 2019 (Released:2019-06-25)
参考文献数
17
被引用文献数
3 5

Dimensional scattering is a severe problem in press forming of ultrahigh-strength steels (UHSS), because of material strength scattering in mass production. In this study, camber back which occurs in longitudinally curved parts was focused on and a new forming method whereby dimensional scattering of camber back can be suppressed by the Bauschinger effect was developed. The new method consists of two processes. In the 1st process, a blank is formed to with a small radius of curvature compared with the 2nd-process radius of curvature. In the 2nd process, the 1st-formed part is formed to a large radius of curvature compared with the 1st-process radius of curvature. Then the Bauschinger effect works to decrease the amount of camber back. The new method was applied to a hat-shaped model of 590, 980, and 1180 MPagrade steels, where the radius of curvature in the longitudinal direction was 1600 mm. The experimental results showed that the difference in the amount of camber back between 590 MPa and 1180 MPa steels formed by the developed method decreased 95 % compared with the case of the conventional method.
著者
合田 麻衣 宮 豊 三重 慧一郎 チェンバーズ ジェームズ 内田 和幸 秋吉 秀保
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.43-47, 2019-01-20 (Released:2019-02-20)
参考文献数
12

Hansen Ⅱ型椎間板ヘルニアと診断し,治療及び経過観察していた避妊雌のシェットランド・シープドッグが進行性運動失調,声のかすれを示した.スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)1遺伝子変異解析は変異型ホモ接合だった.第859病日に呼吸不全で死亡したため,病理解剖を実施し脳と脊髄の組織検査を行った.病理組織学的に脊髄白質のミエリン脱落と軸索変性及び,び漫性の星状膠細胞増殖を認め,腹角の神経細胞の消失や残存する神経細胞の色質融解が認められた.これらの変化は変性性脊髄症(DM)とほぼ一致していた.SOD1遺伝子の変異型ホモ接合を持ち,進行性の運動失調を呈するシェットランド・シープドッグは,DMの可能性を鑑別診断として考慮する必要があると考えられた.
著者
田宮 豊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.111, pp.37-44, 1999-06-11

大規模回路の遅延を改善する新しい手法を提案する。これは、回路に"paddingノード"をクリティカルでないエッジに挿入する。そして、ネットワークフローアルゴリズムで分離集合を求め、回路に適用すべき局所変換の最良の集合を見つける。この手法は、メモリ使用量と計算時間が、それぞれ、回路サイズに対して線形、多項式オーダになるため、大規模回路の遅延最適化に適している。 本手法と"選択関数"を用いるK. J. Singh法との比較実験を行った。本手法は適用した全ての回路について最適化できたのに対し、Singh法は3つの回路についてメモリ不足で最適化できなかった。また、遅延改善能力は両手法で同じ程度であった。
著者
本谷秀堅 中川 宗栄 馬場 一徳 釘宮 豊人 佐藤公春
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.88, pp.71-78, 2003-09-08

本稿では対象をIDタグで同定し,CADデータをネットワークより取得するCAD-based visionシステムを提案する.その例として,円形のIDタグを利用した,visual trackingシステムを示す.円形のIDタグは,内部の白黒パターンがIDを表す.円形タグの画像は楕円形となる.その楕円形状からカメラと対象の相対的な姿勢を推定する.IDの認識と姿勢の推定は,時刻0においてのみおこなう.IDを認識し姿勢を推定するためには,IDタグが画像から頑健に抽出されなければならない.そこで再帰反射板でIDタグを作成し,カメラと同期して明滅する照明を併用する.照明を駆動する信号と画素値の変化の相関を計算することにより,画像から頑健にタグ領域を抽出できる.IDタグにより対象を認識できるため,画像に基づき対象を認識するCAD-based visionシステムと比べて,より多くの対象を処理することが可能となる.We propose a CAD-based vision system that identifies an object using its ID-tag, and downloads the CAD data from the computer network. A visual tracking system that uses a circular ID-tag is shown as an example. A circular ID-tag represents the unique ID number of an object. In an image, the shape of the circular tag is an ellipse. The shape of the ellipse helps to estimate the pose of the object relative to the camera. We designe a tag sensing system that robustly extracts the ID-tag from an image. We make the circular ID-tag with a retroreflector, and mount a lighting system that illuminates objects in sync with the camera. Calculating the correlation between the light and the image, the system extracts the ID-tag from an image, robustly. Because the ID-tag helps to identify objects, our system can process more objects than a system that identifies objects using only their images.