著者
矢萩 幸一 宮地 悟史 春日 正男 山本 英雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.12, pp.19-24, 2002-02-07

近年、長寿化、少子化による社会の高齢化が進んでいる。将来4人に1人が高齢者と言われる超高齢化社会を迎えようとしている今、介護者の減少、介護者の高齢化に伴い、介護者の負担の軽減が一つの重要な課題である。そのような観点から本稿では、遠隔地からの介護支援システムヘの適用を目的とし、対象の肌色情報とブロックマッチング法による対象の動き情報を用いて被介護者の位置を検出し、注目する画像領域を切り出して高解像映像として遠隔地側に提供する"部分領域画質制御"を行う遠隔映像モニタリングシステムを提案し報告する。
著者
矢萩 幸一 宮地 悟史 長谷川 光司 春日 正男 山本 英雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.21, pp.19-24, 2001-03-01
被引用文献数
1

肢体不自由者の多くは生活の大部分を介護者に依存している。また、将来4人に1人といわれる超高齢化社会を迎えようとしている今、介護者の減少、介護者の高齢化に伴い、介護者の負担の軽減が大きな問題となっている。本稿では、被介護者の状態を遠隔地からモニタリングするシステムへの適用を目的として、受信側からの操作により、適応可変解像度符号化(デジタルズーム)を応用し、注目部分の映像を全体シーンから切り出してこれに符号化レートを集中させることにより、その部分映像をより鮮明に伝送表示する映像モニタリングシステムを検討し、特定の状況下であるがその画質評価結果を示す。
著者
宮地 悟史 滝嶋 康弘 羽鳥 好律
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.88, no.7, pp.1114-1125, 2005-07-01

地上ディジタル1セグメント放送への適用を目的としたH.264レート制御方式について提案する.従来のレート制御では, GOP単位に一定量を割り当てる手法が一般的で, 画像品質の面並びにバッファサイズを用途に応じて厳密に設定できないなどの問題があった.これに対し本論文では, H.264の符号化特性をベースにして, 画像性質を最大限に考慮した情報量割当と, HRDバッファ制約への準拠との両立を目的とした方式を提案する.画像性質の反映に関しては, フレームごとの予測誤差を事前に算出し, それに基づき最適な発生情報量を予測する.また, バッファ制約の考慮については, GOPのバッファ遷移状態から得られるスケーリング概念を新たに導入し, 予測された発生情報量に適用して割り当てるべき情報量を得る.このようにして割り当てられた情報量は, 一定のバッファ制約のもとで, 各フレームの性質を相対的に反映させたものとなる.シミュレーション結果により, 本提案レート制御方式が, 画質変動を最小限に抑え, また, バッファ制約に準拠していることが確認された.
著者
高木 幸一 宮地 悟史 滝嶋 康弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.79, pp.13-17, 2006-07-14

本稿では、MP3ビットストリームからAACビットストリームへの効率的な変換方式について提案する。一般に、異コーデック間における変換を実現するためには"トランスコーディング"と呼ばれるデコードおよび再エンコ―ドが必要となる。しかしながら同方式における再エンコードは音質の劣化を伴うばかりでなく、大きく時間を要すると言う問題がある。そこで、本稿では、MP3のフレーム構造と量子化スケールサイズをAACに継承する手法を提案する。同手法により、音質を劣化させることなく、AACの符号化プロセスにおいて最も時間を要する繰り返しプロセスが簡略化でき、結果として高速化が実現可能となる。実験結果により、提案手法が高音質を保持したまま符号化ドメインにおける高速変換が可能であることを検証した。In this paper, we propose an efficient conversion algorithm from an MP3 stream into AAC. Generally, this kind of conversion, "transcoding," requires full-decoding and re-encoding. However, the re-encoding based transcoding process may cause quality degradation and take a longer time. This paper proposes a transcoding method where the AAC encoding process inherits the frame structure and the quantization scale from the MP3 bitstream. This enables a reduction of iterative procedure which requires the most of processing time of AAC encoding without incurring quality degradation. Experimental results show that the proposed method realizes high speed coded domain transcoding while maintaining a higher level of audio quality.
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.494, pp.37-42, 2001-12-06

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する。モバイルマルチメディアが注目される中、そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、製作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.83, pp.37-42, 2001-12-13

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する。モバイルマルチメディアが注目される中、そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、制作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. AVM,[オーディオビジュアル複合情報処理] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.37-42, 2001-12-13

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する。モバイルマルチメディアが注目される中、そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、制作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.496, pp.37-42, 2001-12-06
被引用文献数
1

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する.モバイルマルチメディアが注目される中, そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、制作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
高木 幸一 宮地 悟史 滝嶋 康弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.161, pp.13-17, 2006-07-07

本稿では,MP3ビットストリームからAACビットストリームへの効率的な変換方式について提案する.一般に,異コーデック間における変換を実現するためには"トランスコーディング"と呼ばれるデコードおよび再エンコードが必要となる.しかしながら同方式における再エンコードは音質の劣化を伴うばかりでなく,大きく時間を要すると言う問題がある.そこで,本稿では,MP3のフレーム構造と量子化スケールサイズをAACに継承する手法を提案する.同手法により,音質を劣化させることなく,AACの符号化プロセスにおいて最も時間を要する繰り返しプロセスが簡略化でき,結果として高速化が実現可能となる.実験結果により,提案手法が高音質を保持したまま符号化ドメインにおける高速変換が可能であることを検証した.