著者
坂井 丈泰 武市 昇 福島 荘之介 工藤 正博 藤井 直樹 山本 哲士 行木 宏一 宮津 義廣 福田 豊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.169, pp.7-12, 2008-07-18

航空機の航法には衛星航法システム(GNSS)の導入が進められているが,特に進入着陸フェーズにおいては垂直誘導を伴う精密進入を可能とする誘導システムの研究開発が行われている.GNSSを導入した場合のメリットの一つとして,小規模空港への精密進入方式の設定による欠航やダイバートの減少が考えられるが,定量的に評価した例はない.現実にどの程度の効果があるかを知るため,空港気象情報に基づいて定量的評価を試みた例を報告する.
著者
久保 大輔 張替 正敏 河野 敬 中舘 正顯 宮津 義廣 福田 豊 小瀬木 滋 阪口 晃敏
出版者
一般社団法人日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.291-298, 2014-09-05

著者らは無人航空機運航技術研究会を立ち上げ,"有人航空機の飛行する空域における無人航空機システム(UAS:Unmanned Aircraft System)の運航"を可能にすることを究極の目標として,我が国が取り組むべき技術課題を明らかにし,関係機関のコンセンサスを得て必要な研究開発計画を立案するべく活動を進めている.本解説では,UASの運航技術における多分野に及ぶ技術課題の全体像を明らかにすることを目的とし,本稿(前編)において,UASの通信(C2-Link,周波数帯等),操縦方式(遠隔操縦装置等),衝突回避(Detect and Avoid機能,探知センサ等)における現状と技術課題,将来展望を解説する.後編においては,本稿に引き続き,空域・航空交通管理(ATM:Air Trafric Management)における技術課題と,安全基準等法整備における国際動向等に関して解説する.